2020.02.13 Thu
理工学部TOPICS

【生物科学科】卒業研究発表会を開催!

2月5日(水)~7日(金)、本学5号館5301教室で理工学部生物科学科4年次生による卒業研究発表会が開催されました。

【生物科学科】卒業研究発表会_01▲研究内容を発表する学生

 5日(水)は海洋生物コース、6日(木)は植物コース、7日(金)には動物コースの学生たちが、プロジェクターを利用して口頭発表を実施しました。
 学生たちは、各コースの先生方の研究室に所属してから、これまで取り組んできた実験や調査・研究の成果をパワーポイントや資料にまとめ、発表。
 発表後には、先生方から様々な質疑を受け、さらに学びを深めた学生たちに成長の様子を見ることができました。

 また、2月15日(土)には「卒業研究ポスター発表会」も開催されます。どなたでも参加可能なポスター発表会では、学生たちが研究内容を1枚のポスターにまとめ、一般の方にも分かりやすく説明します。
 多くの方々のご来場をお待ちしています!

○「卒業研究ポスター発表会」の詳細はこちらから確認できます

【発表した学生のコメント】

■千葉 沙知さん(理工学部生物科学科4年次・岩手県一関第二高校出身)
指導教員 :渡辺 正芳 准教授
研究テーマ:まちぶせるクモの数理モデル:巣の非対称性と頭の向きの最適化
一般的に見るクモは、頭を下向きにして獲物をまちぶせています。それはなぜなのか?
これまで、クモの採餌行動を数理モデル化し、クモは上よりも下に移動する方が速いと仮定することで、頭を下向きにして巣の中心より上でまちぶせる方が良いと証明した研究者がいました。
そこで、私の研究では、その研究者の仮定をより精密化し、上下方向の移動速度の違いによってクモの巣の形がどの程度影響を受けるのか明確にしました。
セミナーでは、論文の英語を和訳して理解するのに苦労しました。
下級生の時に行われたプレゼン発表では、上手くいかず反省点ばかりでしたが、今回の口頭発表に向けて、渡辺先生に付きっきりで発表の指導をしていただいたことで、上手く発表できたと思います。
発表では見ている人が理解しやすいようクモの動きをアニメーションにする工夫もしました。
生物科学科の4年間で、生物に関する専門的知識はもちろん、プレゼン能力の向上も実感することができました!
【生物科学科】卒業研究発表会_02▲海洋生物に関する特徴的な研究!
【生物科学科】卒業研究発表会_03▲これまでの研究成果を堂々と発表!