2020.02.13 Thu
人間学部TOPICS
【人間文化学科】多彩な研究テーマ~卒業論文・研究報告会実施
2月5日(水)、4号館で人間学部人間文化学科の卒業論文・研究報告会が行われ、4年次18名が大学の学びの集大成「卒業論文」について発表しました。
▲発表後に4年次生全員で集合写真
発表会では、言語、芸術、文学、健康、地域社会など、4年次生がそれぞれ関心を持つ多彩なテーマについて、これまで取り組んできた研究の成果を披露しました。発表の後には質疑応答が行われ、発表者は、教員や2、3年次生からの質問に緊張しながらも丁寧に答えました。
■卒業論文のテーマは以下の通り
▲発表の様子
▲発表後の質疑応答も活発【発表したる学生のコメント】
■齋藤 己友さん(人間学部人間文化学科4年次・宮城県仙台育英学園高校出身)
祖父母の家に行った時よく目にする第三セクターの「IGRいわて銀河鉄道」。その社名の由来となった宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』について調べてみたくなり、昨年5月頃から作品を読み始めました。
研究は、作品の魅力と疑問点を抽出することから始め、その後、先行研究(参考文献)を収集し調査しました。文献が多く、読むのに時間をかけ過ぎて、なかなか考察に入れず焦った時期もありましたが、指導教員の遠藤郁子先生に丁寧に指導していただいたおかげで、どうにか結論までまとめることができ、ほっとしています。
卒業研究で様々な文献を読み、自分の考えを広げるためには、他者の意見を受け入れることが大切ということを実感しました。この経験を今後、仕事にも活かしていきたいと思います。
■青木 義弥さん(人間学部人間文化学科4年次・宮城県古川黎明高校出身)
昨年の4月になにげなく本屋で目にした1冊。なぜ売れているのか、内容が気になって読み出したら、どこか自分と似ている考え方、共感できる考え方があり、研究してみようと思いました。
著者のスペンサー・ジョンソン氏は、『迷路の外には何がある?』を書かれた後に亡くなられており、遺作となった本書をどのような気持ちで執筆したのか、自分なりに考察しました。
ジョンソン氏の著書は、読むたびに感じ方が違い、その時々で様々な解釈や教訓を与えてくれるので、何かに迷った時に参考になります。これからも何度も読み返したい本です。
石巻で過ごした4年間。港町気質の人の良さに触れ、多くのことを学びました。ここで経験した様々な成功や失敗はすべて自分の成長につながっていると感じています。これからも新たなことに挑戦し、変化を楽しみ、成長を積み重ねていきたいと思います。

発表会では、言語、芸術、文学、健康、地域社会など、4年次生がそれぞれ関心を持つ多彩なテーマについて、これまで取り組んできた研究の成果を披露しました。発表の後には質疑応答が行われ、発表者は、教員や2、3年次生からの質問に緊張しながらも丁寧に答えました。
■卒業論文のテーマは以下の通り
- ビデオゲームは芸術作品と言えるのか
- フランスに於ける移民の現状と問題点
- アーネスト・ヘミングウェイ『ニック・アダムズ物語』―死の観念
- H・P・ラヴクラフトが描くクトゥルー神話の恐怖
- ジョルジュ・バタイユのエロティシズム論
- 太宰治『人間失格』―自己否定の特殊性―
- 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』―銀河鉄道の旅とジョバンニの成長をめぐって―
- 大学生のための健康づくりプログラム
- 大学生のスマートフォンへの依存と睡眠の関係
- 大学生の睡眠の現状
- 大学生の地域に対する愛着形成に関する研究―ボランティア活動経験とコミュニティ知識に着目して―
- 津波被災伝承に関する考察―宮城県石巻市牡鹿地域の事例―
- 地域存続についての住民意識の研究―宮城県石巻市雄勝町の事例―
- 漫画『文豪ストレイドッグス』の文豪と現実に生きた文豪を比較して
- スペンサー・ジョンソンの変化に対する考察について―『チーズはどこへ消えた?』『迷路の外には何がある?』より―
- ウィリアム・ジェイムズのプラグマティズム―『プラグマティズム』を中心にして―
- 東日本大震災で被災した若者の語り部活動による意識変容
- 少子高齢社会における自治会運営―宮城県栗原市黒瀬地区を事例に―


■齋藤 己友さん(人間学部人間文化学科4年次・宮城県仙台育英学園高校出身)
祖父母の家に行った時よく目にする第三セクターの「IGRいわて銀河鉄道」。その社名の由来となった宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』について調べてみたくなり、昨年5月頃から作品を読み始めました。
研究は、作品の魅力と疑問点を抽出することから始め、その後、先行研究(参考文献)を収集し調査しました。文献が多く、読むのに時間をかけ過ぎて、なかなか考察に入れず焦った時期もありましたが、指導教員の遠藤郁子先生に丁寧に指導していただいたおかげで、どうにか結論までまとめることができ、ほっとしています。
卒業研究で様々な文献を読み、自分の考えを広げるためには、他者の意見を受け入れることが大切ということを実感しました。この経験を今後、仕事にも活かしていきたいと思います。
■青木 義弥さん(人間学部人間文化学科4年次・宮城県古川黎明高校出身)
昨年の4月になにげなく本屋で目にした1冊。なぜ売れているのか、内容が気になって読み出したら、どこか自分と似ている考え方、共感できる考え方があり、研究してみようと思いました。
著者のスペンサー・ジョンソン氏は、『迷路の外には何がある?』を書かれた後に亡くなられており、遺作となった本書をどのような気持ちで執筆したのか、自分なりに考察しました。
ジョンソン氏の著書は、読むたびに感じ方が違い、その時々で様々な解釈や教訓を与えてくれるので、何かに迷った時に参考になります。これからも何度も読み返したい本です。
石巻で過ごした4年間。港町気質の人の良さに触れ、多くのことを学びました。ここで経験した様々な成功や失敗はすべて自分の成長につながっていると感じています。これからも新たなことに挑戦し、変化を楽しみ、成長を積み重ねていきたいと思います。