2020.02.19 Wed
理工学部TOPICS
【生物科学科】「卒業研究」ポスター発表会 開催!
―それぞれの視点で研究発表―

生物科学科4年次生は、これまで取り組んできた研究成果を1枚のポスターにまとめ、一般来場者を含めた多くの方々に丁寧に説明。
来場者からは、「自身の研究を、来場者に直接プレゼンする大変素晴らしい機会だと思います。皆さん一生懸命で感心いたしました。(保護者)」、「身近な問題から課題を見つけたり、専門的な視点を持たれていたりと、とてもおもしろかったです。素晴らしかったと思います。(保護者)」等の感想をいただきました。
なお、発表会では来場者による投票により海洋生物・動物・植物それぞれのコースからポスター賞が選出されました。
【ポスター賞受賞者】
海洋生物コース・長沢 楓さん(佐々木研究室)

動物コース・佐々木 みづきさん(奈良研究室)

植物コース・千葉 沙知さん(渡辺研究室)

【ポスター発表会に参加した学生のコメント】
■関 優香さん(理工学部生物科学科4年次・秋田県大館鳳鳴高校出身)指導教員:奈良 英利 准教授
発表タイトル:DNA解析による石巻周辺地域のニホンジカの動向の調査
昔から石巻の牡鹿半島には多くのニホンジカが生息していましたが、近年はその生息地域に変化が見られ、人里に生息するニホンジカも現れるようになりました。
なぜ、生息地域に変化が出たのか疑問に思い、ニホンジカの遺伝子から生息地域の変化を調査する研究をスタートしました。
研究では、猟友会の方々にご協力いただき、猟友会の方が狩猟したニホンジカの一部をサンプルとして提供してもらいました。そのサンプルのDNAの配列を解析し、DNA型が近い個体をグループごとに分類することで、地域によってどのグループの個体が生息しているのか調査しました。
研究の結果、牡鹿半島に生息していたニホンジカが宮城県の内陸に、移ってきていることが分かった他、食料が豊富な地域へ移動してきていることがわかりました。
500以上のニホンジカのサンプルを調査する等、サンプル数が多かったため、解析に苦労しましたが、その分、研究に一区切りとなった今は、充実感でいっぱいです!
卒業後は、第1志望だった市役所(上級職)に内定しているので、自分の意見をしっかり伝えることができる社会人になりたいと思っています。
【自らが研究してきた専門分野を分かりやすく、熱心に説明する姿を写真で紹介します!】



【発表会終了後には、4年次生と教員全員 で記念撮影!】
