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2019.07.04()
石巻専修大学ISU ONLINE研究開放センターTOPICSTOPICSINFORMATIONTOPICS研究

【開放センター】2019年度「石巻専修大学開放講座」第4回講座を開催しました

本年度は本学の創立30周年記念事業企画として、3学部に所属する先生方に退職された先生方を加えた7名の講師が、それぞれの専門分野から多様な視点をもって世界の状況について解説し、参加者のみなさんとともに共生と融和の新時代を生きる道筋を考えるオムニバス講座として開催しています。

第4回は、6月27日(木)15時より、『中国人の価値観』と題し、本学人間学部人間文化学科 輪田直子教授が担当しました。

1997年から2年間上海に留学した経験を持ち、中国文化・文学に関する研究を続ける輪田先生による講義では、まず、中国の伝統的な古典演劇「京劇」の演目「覇王別姫」(はおうべっき)の映像を鑑賞しました。

京劇の特徴は、様式美(優美なしぐさ、きらびやかな衣装、独特な隈取り、賑々しい音楽など)があること。劇中人物の誇張表現や、また観客側も観劇中に盛んに拍手し、役者が見得を切ると客席から大声で「好(ハオ)!」と声をかけるなど、活気溢れる上演の様を紹介しながら、有名な作家・張愛玲(チャン アイリン)の「外国人が京劇およびその他を観ると」を引き合いに、外国人が中国文化やその価値観に接する際の違和感について説明しました。

そして、中国は19世紀以降、列強諸国による侵略や社会主義革命により、儒教的思想に基づいた伝統的な価値観の崩壊を経験した。そして市場経済体制に入ってから拝金主義がはびこるようになって、現代中国において価値観は迷走している、と解説しました。

受講者との質疑応答の中で、「『中国人』の価値観」と一括りに出来るものではない。それぞれの年代、育った環境、住む地域などにより大きく違いがある。中国の文学を読んだり映画を観たりすることで、その一端を知ることからはじめるのが大事であろう。」との話になり、多くの受講者が大きく頷く様子がみられました。

 

IMG_1756

輪田 直子先生

★IMG_1758

講義風景

★0627覇王別姫

『梅蘭芳的舞台芸術』(1955撮影)より「覇王別姫」
次回は7月4日(木)15:00~「アメリカ大陸をめぐる人の移動」丸岡 泰 経営学部教授です。

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