学長挨拶

石巻専修大学学長 尾池 守
2023年度当初挨拶 ― 社会知性で「地域に根ざして世界に尖がった大学」を目指す
 
 新型コロナウイルス感染症対策が段階的に緩和されるなかで迎えた新年度でございますが、石巻専修大学は感染拡大防止を図りつつ、令和5年度の入学式は、4年振りに3学部の新入生と2研究科の大学院進学者が本学体育館に一堂に会する形で開催いたします。
 
 大学としての活動を最大限遂行することに努め、学生の皆さんが安心して大学で授業を受講できるよう、昨年同様に適切な対策の下、今年度も対面での授業を中心に行なっていきます。なお、予定通り5月8日に新型コロナの位置付けが季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられた場合、その対策として規制しております警戒レベル・活動レベル等を廃止し、基本的に季節性インフルエンザと同等な取り扱いといたします。その結果、円滑な授業運営だけではなく、サークル活動等の課外活動や様々な地域連携活動の活性化も促進しますので、関連する皆様方のご協力の程よろしくお願い申し上げます。
 
 本学は、地域社会の知的基盤を支える存在として教育研究活動を推進していくため、創立30周年を機に第1次中長期ビジョンを設定しました。「社会の諸課題解決に活用できる知識・技能を修得した人材の育成」を目指し、計画達成に向け、教職員一人ひとりが力を合わせて活動を展開しています。
第1次中長期ビジョン(2020~2024年度)
1 社会の諸課題解決に活用できる知識・技能を修得した人材を育成する
2 教育研究活動を充実させる
3 学習の質を向上させる環境を整備する
   今年度は第1次中長期ビジョンの4年目に当たります。計画目標の達成度を評価し、現状の問題と新たな課題を抽出することで、第2次中長期ビジョンの設定に向けた準備を進めます。今年度は、学部収容定員の充足、学生への学修支援の充実、教育活動の点検を優先課題として設定しました。各区分には、解決すべき課題を5項目ずつ設定し、具体的に取り組む学内個別機関を明確化することで、PDCAサイクルの円滑な運用に努めます。

 第1次中長期ビジョンに基づいて行ってきた学科改組やカリキュラム編成においては、各学科における人材育成目的や教育目標を上位に設定し、専門教育の学びの特色をコース制度や履修モデルに反映させました。その結果、3学部は10コース・5モデルで構成されており、学生一人ひとり夢の実現に向けて実践的な少人数教育で提供しております。

 石巻専修大学は、理工、経営、人間の3学部を基盤とした総合大学であり、多様な学問領域を有しています。その特色を生かし、「地域に根ざして世界に尖がった大学」をブランドスローガンとして掲げ、地域社会の知的基盤を支え、文理横断型の教育研究活動や社会知性を活かし、世界に成果を発信することを目指しています。また、教員の研究活動に基づいた実践的な授業を提供し、学生の皆さんが地域社会の諸課題に取り組み、その成果を世界に向けて発信できるように支援していきます。
 
 今年度も皆様方のご支援・ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

令和5年4月
石巻専修大学長 尾池守
 

学長メッセージ一覧

学長プロフィール