学長挨拶

石巻専修大学長 阿部 知顕
2026年度当初挨拶 ―地域とともにあり、地域に真に必要とされる大学をめざして―
 

 石巻専修大学は、1989年(平成元年)の開学以来、13,900名を超える学部卒業生、約420名の大学院修士・博士修了生を世に輩出してまいりました。ひとえに本学を支えてくださった皆様方のご厚情の賜物です。深く感謝申し上げます。
 
少子化の影響と若い世代の人口流出が多くの地方都市で加速することが危惧されている昨今、地方私立大学を取り巻く環境には厳しさがありますが、東日本大震災から15年の時を刻んできた石巻にある高等教育機関として、その責務を果たし、真に市民の皆様に必要とされる大学であるよう、教職員一丸となって取り組んでまいります。
 
2025年度よりスタートした第2次中長期ビジョン(2025~2029年度)では、特に地方都市において激変する教育環境に適応しつつ、地域の皆様との連帯を重視した実践的な教育・研究活動を展開する大胆な教育改革に取り組んでおります。令和9年度には理工学部の組織改革として、創造工学科の設置を計画し、現代社会に要求される応用力・適応力をそなえた情報・機械・ものづくりを中心とする高い知識と技能をそなえ、ビジネスに強いエンジニアの育成を進めます。
 
本学の学生と教職員が市民の皆さんと交流できる機会を広げる場として「まちなか交流拠点」が昨年11月にオープンいたしました。公開講座、授業、ゼミ活動等に積極的にその場を活用し、本学の学生たちの存在が石巻圏域の皆様に頼もしく感じていただけるよう、“ISHINOMAKI is CAMPUS”―わたしたちのキャンパスは石巻すべて― をさらに推し進めます。
 
本学は明治13年に日本語による法律教育の先駆けとして創設された「専修学校」を礎とする東京の専修大学と、建学の精神「社会に対する報恩奉仕」、および、21世紀ビジョン「社会知性の開発」を共通の教育理念とする、学校法人専修大学の一翼を担う大学です。市民の皆様に学生たちの「顔が見える」大学であろうとすることは、その理念の具現化のひとつです。地域とともに学生と地域社会の未来をつくり、社会から真に必要とされる大学であることを信念として歩み続けます。
 
そして、本学での学びを通じて学生たちが「社会の諸問題に、自分の役割を自覚して取り組むために、生涯にわたって学び続けることができる人材」として育つよう、学生一人ひとりに適した「学修者本位の学び」を提供する大学運営を大切にしてまいります。
 
本学は、理工、経営、人間の3学部を基盤とした総合大学であり、小さいながらも多様な学問領域を有します。文理横断型の教育研究活動を重視し、地域社会において、知性を発揮しながら社会を牽引できる人材を育成することを目指し、「地域に根ざして世界に尖がった大学」であろうとする精神を堅持してまいります。
 
今年度も皆様方のご支援・ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
 
 
令和8年4月
石巻専修大学長 阿部 知顕

学長プロフィール