28 May
EVENTS文学部
こころとの付き合い方:地域に根ざす相談室として(文学部創立50周年記念企画)
はじめに
専修大学の心理教育相談室は,地域に親しまれる相談室として,お子様からお年寄りまでさまざまな心の悩みや心理的な問題の相談に応じてまいりました。この相談室は,文学部心理学科の教員が中心となり設立したものです。節目となるこの機会に,地域に根ざす相談室としてわれわれが行ってきた活動を紹介し,さらに将来の展望をご披露したいと考えております。子育てにおけるさまざまな問題,学校や職場での悩みや人間関係など,みなさんの身近にあることがらを取り上げます。我々の活動を紹介するなかで,子育てや職場そして家庭などさまざまな場面でおこる心理的な問題やこころの悩みについて,地域の皆様をはじめ,多くの方々と問題意識を共有できる場になることを願っております。
テーマ
- 地域に根ざす子育て:「親と子の集まり 多摩っ子」の13年
- うつと関わる:グループワークによる取り組み
- リハビリで元気になる:集団リハビリ訓練の実践
- 引きこもりについて考える:実態とその取り組み
講師(予定)
専修大学人間科学部 教授 吉田弘道専修大学人間科学部 教授 岡村陽子
専修大学人間科学部 准教授 国里愛彦
専修大学人間科学部 名誉教授 乾 吉佑
開催報告 5/28(土)こころとの付き合い方:地域に根ざす相談室として
文学部創立50周年記念の記念企画第一弾が5月に実施された。平成22年度に文学部から人間科学部に改組された心理学科は、基礎研究から臨床応用まで幅広い分野の研究を行っており、その臨床フィールドとして心理教育相談室を運営している。シンポジウムでは心理教育相談室のこれまでの取り組みを紹介し、本学の教員である心理学科長吉田弘道教授、岡村陽子教授、国里愛彦准教授に加え、臨床経験豊富な乾吉佑名誉教授の4名が講演を行った。地域に根ざす相談室として23年にわたり行ってきた活動が紹介され、それに基づき議論が行われた。今後の相談室のあり方を考える上で有意義なシンポジウムとなった。