03 Sep

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韓国で日本語教育実習(文学部日本語学科)

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文学部日本語学科専門科目「日本語教育実習B」の教育実習が、令和元年9月3日から12日まで韓国で行われ、学部学生2名、大学院生1名の実習生が参加した。
 本科目は、日本語教師としての力をつけるため、前期授業時間において備前徹教授の指導のもと教案の検討や模擬授業を行い、夏期休暇中に母語を日本語としない学生に対して教壇実習を実施するプログラムとなっている。
 今年度は、天安市の檀国大學校外国語大學日本語学科で日本語を学ぶ中級・上級クラスの学生約30名に対し教壇実習を行ったが、実習先の日本語教員の適切なアドバイスも得られ、実習生も回を重ねるごとに効果的な授業を展開することができた。
 檀国大學校滞在中の生活環境も快適で、実習授業準備の合間にキャンパスの内外を散策したり韓国人学生と天安市街地に出かけてショッピングを楽しんだりと、実習参加者は机に向かっての勉強にとどまらずに見聞を広めることができた。
 国外で実習を行うことのねらいの一つとして、「外国語環境に身を置くことで、日本に滞在している外国人留学生がことばの面でどのような不自由を感じているかを実感すること」が挙げられる。日本語の授業で何をどのように教えるかを考えるだけでなく、韓国語ができないことによる滞在中の不便さを体験することで、日本国内にいる外国人への配慮のあり方を考えるきっかけになってくれればと備前教授は語る。
 後期授業では、今回の実習で撮影した映像を元に教壇実習を振り返り、実習生全員で改善点等を議論して、理解を深めている。