一種免許状の取得要件(2019年度以降入学者)

免許状を取得するための所要資格・カリキュラムの特色・履修方法

一種免許状の取得要件(2019年度以降入学者)

中学校教諭一種免許状及び高等学校教諭一種免許状を取得するためには、免許法で定められた基礎資格が必要であり、さらに定められた科目についての単位(教科及び教職に関する科目・免許法施行規則第 66 条の6に定める科目)を修得しなければなりません。

教育職員免許法及び免許法施行規則に定められた所要資格

免許の種類中学校教諭一種免許状高等学校教諭一種免許状
基礎資格学士の学位を有すること。学士の学位を有すること。
教科及び教職に関する科目教科及び教科の指導法に関する科目28単位24単位
教育の基礎的理解に関する科目10単位10単位
道徳、総合的な学習の時間等の指導法及び生徒指導、教育相談等に関する科目10単位8単位
教育実践に関する科目7単位5単位
大学が独自に設定する科目4単位12単位
免許法施行規則第66条の6に定められた科目日本国憲法2単位2単位
体育2単位2単位
外国語コミュニケーション2単位2単位
情報機器の操作2単位2単位

カリキュラムの特色

1・2年次生では、教育の基礎科目が多領域にわたって履修できるように配慮されています。1年次では「教育原論」により、教育の基本的概念、教育の歴史、そして主要な教育思想についての省察を行い、「公教育制度論」では、現代の公教育制度を理解し、それを支える法的・制度的仕組について基礎的知識を身に付けることができます。

「教職入門」は、教職課程全体の土台と位置づけられます。どうして教職課程を履修したのか、なぜ教員を目指すのか、どんな教員になりたいのか、を問い直すことから始め、教員に求められる資質・能力、学校教育が抱える課題といった問題群に取り組んでいきます。各自の教育観を深めるためにもグループワーク、討論、ロールプレイングをとり入れた参加型授業も展開しています。

今、学校現場は指導力のある教員を求めています。生徒の「心」をつかめる教員、生徒の「心と体を動かせる」教員、そして彼等と「共に歩める」教員を必要としています。「特別活動・総合的な学習の時間の指導法」(1年次配当)「教育相談の理論と方法」(2年次配当)「生徒・進路指導論」(3年次配当)では、「学級、ホームルーム運営の実際」「カウンセリングの精神と技法及び生徒理解のための知識」「生徒指導の理論と方法及びキャリアガイダンスの進め方」について学び、「実践的指導力」のアップをねらいます。

2年次で学習する「心身の発達と学習の過程」は、人がどのように発達し学習していくのかについて、特に学童期・思春期・青年期を中心として理解を進めていくことを目的としています。また、心身の発達と学習の過程におけるさまざまな障がいについても理解を深めます。そして、教員として生徒を理解するために必要な、また教育的効果を高めるのに有用な発達および学習の諸理論などについて、ワーク等を用いて体験的に理解し考察します。また、教職に向けた明確なキャリア意識を形成することを目的に、大学が独自に設定する科目として「教職実践入門」を開設しています。

3年次で学習する「特別支援教育論」は、特別支援教育の歴史と制度を概観し、インクルーシブ教育を含めた特別支援教育の理念や教育課程を理解することを目的としています。そして、特別の支援を必要とする生徒の障害特性や発達過程を理解し、支援方法について学びます。また、今日の教育的課題でもある母国語や貧困・虐待等の問題、LGBTなど特別の教育的ニーズのある生徒への理解を深め対応について考えます。「道徳の理論と指導法」の主な狙いは、受講者が道徳教育に関わるうえで必要な資質を身につけることです。具体的には、道徳教育に関する諸理論の理解、道徳教育の歴史の理解、学習指導要領の内容の理解、現代社会の子どもたちの道徳的な課題についての理解、道徳教育の多様な教材や教育方法の理解、指導案作成と模擬授業、その結果をフィードバックして授業改善の視点を身につけることを目的としています。

本学では「教育実習」を1・2・3に分け、3年次から4年次にかけて継続的に履修させています。これは学校段階別の教育実習・事前事後指導をきめ細かく実施することをとおして、教職の道を志望する実習者の資質と学力の向上を図ることが目的です。特に、教育実習・事前指導では十分な時間を取り、基礎学力の向上と教育技術の習得の徹底を図っています。「教職実践演習(中・高)」は、教科及び教職に関する科目の履修状況を踏まえ、教員として必要な知識技能を習得したことを確認することを目的として、4年次の後期に開講されます。

具体的には、教員に求められる4つの事項①使命感や責任感、教育的愛情等に関する事項、②社会性や対人関係能力に関する事項、③幼児児童生徒理解に関する事項、④教科等の指導力に関する事項について、役割演技(ロールプレイング)・事例研究・現地調査(フィールドワーク)・模擬授業等を含めた演習を中心とした授業を実施し、教員としての資質能力を確実に身に付けているか確認を行います。教員を目指す学生がこの科目の履修を通じて、将来教員になる上で自己にとって何が課題であるのかを自覚し、必要に応じて不足している知識や技能等を補い、その定着を図ることにより、教職生活をより円滑にスタートできるようになることを期待して設置しています。

免許法施行規則第66条の 6 に定められた科目


免許法施行規則第66条の6に定められた科目は下記のとおりであり、次に述べる「教科及び教職に関する科目」と同時に単位を修得しなければならない科目です。本学では、各学部・学科に定められた科目の単位を修得することができます。各学科によって(1)~(4)の分野より選択できる科目が異なるので注意しなければなりません。

(1) 日本国憲法        2単位
(2) 体育           2単位
(3) 外国語コミュニケーション 2単位
(4) 情報機器の操作      2単位

免許法施行規則第66条の 6 に定められた科目[一部]

2020年度入学者
必修 ◎ 選択必修

学科




























































科目名 単位




日本国憲法 2
憲法1 2
憲法2 2
憲法I 2
憲法II 2
憲法人権保障論I 2
憲法人権保障論II 2

スポーツリテラシー 1
スポーツウェルネス 1











Basics of English(SW) 1a 1
Basics of English(SW) 1b 1
Intermediate English(SW) 1a 1
Intermediate English(SW) 1b 1
Basics of English(SW) 2a 1
Basics of English(SW) 2b 1
Intermediate English(SW) 2a 1
Intermediate English(SW) 2b 1
General English 1
English Speaking a 1
English Speaking b 1
Listening 1 1
Listening 2 1






情報入門1 2
情報入門2 2
情報処理入門 2
情報基礎I 2
情報基礎II 2
情報表現演習 2
日本語情報処理1 2




2019年度入学者
必修 ◎ 選択必修

学科










































科目名 単位




日本国憲法 2
憲法1 2
憲法2 2
憲法I 2
憲法II 2
憲法人権保障論I 2
憲法人権保障論II 2

スポーツリテラシー 1
スポーツウェルネス 1











Basics of English(SW) 1a 1
Basics of English(SW) 1b 1
Intermediate English(SW) 1a 1
Intermediate English(SW) 1b 1
Basics of English(SW) 2a 1
Basics of English(SW) 2b 1
Intermediate English(SW) 2a 1
Intermediate English(SW) 2b 1
General English 1 1
General English 1
English Speaking a 1
English Speaking b 1
Listening 1 1
Listening 2 1






情報入門I 2
情報入門II 2
情報入門1 2
情報入門2 2
コンピュータと経済学1 2
コンピュータと経済学2 2
情報処理入門 2
情報基礎I 2
情報基礎II 2
日本語情報処理1 2
情報表現演習 2

免許法施行規則第66条の 6 に定められた科目[二部]

必修 ◎ 選択必修

科目名単位全学科




憲法I2
憲法II2

体育演習A1
体育演習B1
健康科学論2
スポーツ科学論2
スポーツ文化論2











英語表現a2
英語表現b2
英語会話a2
英語会話b2
ドイツ語会話I2
ドイツ語会話II2
フランス語会話I2
フランス語会話II2
中国語会話I2
中国語会話II2
スペイン語会話I2
スペイン語会話II2
コリア語会話I2
コリア語会話II2






情報基礎I2
経営情報システムII2
情報システムI2
情報システムII2

「教科及び教職に関する科目」

(1)「教科及び教職に関する科目」のうち、「教科及び教科の指導法に関する科目」は、取得する免許教科に関する専門知識を深く身につけるために設けられたものであり、免許法および免許法施行規則によって、修得すべき単位数や科目が定められています。
免許法では、「教科及び教科の指導法に関する科目」について、中学校教諭一種免許状を取得する場合は28単位、高等学校教諭一種免許状を取得する場合は24単位修得しなければならないと定められていますが、本学では免許状取得のための「教科及び教科の指導法に関する科目」の必要単位数が学科や免許状の種類・教科によって異なり、法令で定められた単位を超えて修得した単位は、(3)に説明する「大学が独自に設定する科目」の単位を満たすことになります。

(2)免許法によれば、「教科及び教職に関する科目」のうち、「教育の基礎的理解に関する科目」「道徳、総合的な学習の時間等の指導法及び生徒指導、教育相談等に関する科目」「教育実践に関する科目」は、中学校教諭一種免許状を取得する場合27単位以上、高等学校一種免許状を取得する場合23単位以上修得しなければならないと定められていますが、本学では中学校教諭一種免許状を取得する場合29単位、高等学校教諭 一種免許状を取得する場合25単位以上を下の表に従って修得しなければなりません。

2020年度入学者
必修 選択必修 △ 選択
配当
年次
科目名 単位 中学校一種 高等学校一種


教育原論 2
教職入門 2
公教育制度論 2
特別活動・総合的な学習の時間の指導法 2
2

心身の発達と学習の過程 2
教育課程論 2
教育方法論 2
教育相談の理論と方法 2
3

特別支援教育論 2
道徳の理論と指導法 2
生徒・進路指導論 2
教育実習1 1


教育実習2 2
教育実習3 4
教職実践演習(中・高) 2




2019年度入学者
必修 △ 選択
配当
年次
科目名単位中学校一種高等学校一種


教育原論2
教職入門2
公教育制度論2
特別活動・総合的な学習の時間の指導法2
2

心身の発達と学習の過程2
教育課程論2
教育方法論2
教育相談の理論と方法2
3

特別支援教育論2
道徳の理論と指導法2
生徒・進路指導論2
教育実習11


教育実習22
教育実習32
教職実践演習(中・高)2

(3)免許法では、「教科及び教職に関する科目」のうち、「大学が独自に設定する科目」は、中学校教諭一種免許状を取得する場合は4単位、高等学校教諭一種免許状を取得する場合は12単位修得しなければならないと定められています。