文学部 
哲学科
Department of Philosophy
生田キャンパス

准教授・古田 徹也_教員データ

古田先生
英語圏やドイツ語圏の現代哲学・倫理学をめぐって、深く、そして自由に議論します。
古田 徹也
准教授
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教員データ

氏名・職位  古田 徹也(FURUTA TETSUYA) 准教授
文学部開講科目倫理学概論
倫理の哲学
ゼミナールⅠ・Ⅱ・Ⅲ
大学院開講科目哲学方法論特殊講義
同演習
近代・現代哲学特殊研究
同演習
略歴2002年 東京大学文学部思想文化学科倫理学専修課程卒業
2011年 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了ならびに学位取得
2006年 和辻賞受賞
2013年 新潟大学人文社会・教育科学系准教授
2017年から専修大学准教授
専門分野倫理学/ウィトゲンシュタイン
研究キーワードウィトゲンシュタイン カール・クラウス バーナード・ウィリアムズ 分析哲学 言語哲学 行為論 心の哲学 コミュニケーション 相対主義 メタ倫理学 道徳的運 世紀末ウィーン
所属学会日本倫理学会/日本哲学会/専修大学哲学会

主要業績

単行本(単著)
2018年『言葉の魂の哲学』講談社選書メチエ
2013年『それは私がしたことなのか』新曜社
単行本(共著・編著・論文集・事典など)
2016年『これからのウィトゲンシュタイン』(荒畑靖宏・山田圭一・古田徹也編)リベルタス出版
2014年『感性学』(栗原隆編)東北大学出版会
2011年『ウィトゲンシュタイン 』(野家啓一編)河出書房新社
2011年『近代哲学の名著』(熊野純彦編)中央公論新社
翻訳
2016年ルートウィヒ・ウィトゲンシュタイン著『ラスト・ライティング』講談社
2012年ジグルト・パウル・シャイヒル著「カール・クラウスをめぐる論争」思想No.1058
論文(雑誌・紀要・研究成果報告書など)
2012年「言葉の溶流に抗して――カール・クラウスの言語論」思想No.1058
2012年「共同行為の構成条件」哲学No.638
2012年「言葉の絵画性――デイヴィドソンのメタファー論再考」人文科学研究Vol.8
2011年「共同行為」とは何か: ブラットマンの定義の批判的検討を通して」行為論研究No.2
その他(学会発表・講演・座談会・インタビュー・書評・エッセイなど)
2014年研究発表「行為と行為でないものの境界」第16回 新潟哲学思想セミナー(NiiPhiS)於新潟大学
2014年研究発表「過失という概念の不具合について――行為の哲学の一断面」CAPEワークショップ:若手研究者による国際ワークショップ「Action, Emotion, and Morality」於京都大学
2012年研究発表「Omori Shozo, Phenomenalism, and Anti-Representationalism」The 6th BESETO Conference of Philosophy於東京大学
2011年研究発表「Beyond the Veil of Words」University of Hawai'i at M?noa Philosophy Department Colloquium Honolulu, USA
2010年研究発表「デイヴィドソンのメタファー論再考」上智大学哲学科若手研究者交流会於上智大学

ゼミ紹介

英語圏・ドイツ語圏の倫理学
現代の英語圏やドイツ語圏の哲学者・倫理学者が書いた文献のなかから、重要と思われるもの、また、哲学や倫理学の基本を理解するのに資すると思われるものを選んで、じっくり読み進めていきます。

具体的には、次のような形式で行っています。
(1) 1名の発表者がテキストの担当箇所を要約したうえでコメントする。
(2) 複数名の質問者と発表者の間で質疑応答を行う。
(3) それを踏まえて、全員で討論を行う。

ゼミでは、先輩も後輩も皆、対等な立場でディスカッションをします。高校までの授業とはまったく違う、オープンな議論の場で、知識をひろげ、思考力や想像力、そして表現力を鍛えることが、ゼミの目標です。自分で文献を読解し、自分で資料を調べ、自分の頭で考えて、自分の言葉で表現する力を身につけること、これが何より重要です。

2017年度は、ハンナ・アレント『責任と判断』(中山元訳、ちくま学芸文庫)を読みます。この書を読解することを通して、「個人の責任」と「判断の能力」というテーマに関して哲学的思考を深めていくことを目指します。

メッセージ

・私の専門は現代の英語圏・ドイツ語圏・日本語圏の哲学・倫理学です。ウィトゲンシュタインやカール・クラウス、ドナルド・デイヴィドソンなどの議論を手掛かりに、〈言語〉や〈心〉、〈行為〉といった概念をめぐって日々考えています。たとえばこういう問いです。

「言葉が意味をもつとはどういうことだろう? たとえば、人が『来い』と言って他人を呼び寄せることと、雄鳥が鳴き声で雌鳥を呼び寄せることは、どこがどう違うのだろう?」

「心とはどういうものなんだろう? 心とは脳のことなのだろうか? 人が怒ったり嫉妬したりするというのは、脳の神経細胞が興奮しているということなのだろうか?」

「行為と運動の違いは何だろう? 人が道を歩くことと、台風が一定の進路をとって進むことは、どこがどう違うのだろう?」

・哲学や倫理学という学問は小難しくて取っつきにくそうな分野ですが、簡単に言ってしまえば、「立ちどまって考える」営みです。立ちどまり、普段は当たり前のこととして通り過ぎていた事柄を改めて見つめ直し、様々な角度から額に汗して考え抜くこと――これを実践するのはそれなりにしんどいですが、とても大事なことですし、それ以前に、楽しいことだと思います。皆さんも、哲学を学ぶことを通して、ものごとを論理的に分析し総合する技術を身につけ、「よく考える」力を養ってもらえればと願っています。

・もう少し具体的な話は以下のインタビュー記事に載っていますので、ご覧ください

大学院

哲学方法論特講
英米圏の現代哲学・倫理学の一領域について専門的な知識と視角を得ること、また、英語の文献の本格的な読解能力を身につけることを目指しています。
受講者と相談しつつ、邦訳のない英語文献を選んでじっくり読解していきます。「言語」や「心」、「行為」等の概念にかんする原理論的な論考のほか、「運」や「人生の意味」に関する論考も扱う可能性があります。
哲学方法論特講演習
哲学・倫理学の文献の英文を日本語に置き換えられるようになること、また、のみならず、文献の内容を理解し、さらに批判的な検討を加えられるようになることを目指しています。それから、修士論文のテーマを定め、その内容を深める機会も設けます。
題材とする文献は、基本的に受講者の関心なども聞きながら、相談のうえで決定します。
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