文学部 
日本語学科
Department of Japanese Language
生田キャンパス

教授・王 伸子

王 伸子
日本語教育に応用できる音声研究を
王 伸子
教授
選択してください
  • 教員データ
  • ゼミ紹介
  • 大学院
  • メッセージ

教員データ

氏名・職位 王 伸子(Nobuko Wang) 教授
文学部開講科目日本語の音声・音韻1
日本語の音声・音韻2
ゼミナール1・2・3
卒業論文
大学院開講科目日本語学特講、日本語学特講演習、日本語学特殊研究、日本語学特殊研究演習
略歴1988年、筑波大学大学院地域研究研究科地域研究専攻日本語教育コース修了。名古屋大学総合言語センター非常勤講師等を経て、1991年から現職。
専門分野日本語教育(音声学、日本語教育学)
研究キーワード日本語教育、音声学、音響分析、日中対照言語学
所属学会日本音声学会、日本言語学会 、会言語科学会、カナダ日本語教育振興会

主要業績

単行本(単著)
単行本(共著・編著・論文集・事典など)
「音声・語彙・文字・表記」--東京法令出版-- 1996年04月
論文(雑誌・紀要・研究成果報告書など)
言語教育モデルCBI、CLILの枠組みと大学における日本語教育ー音声教育につなげるためにー--専修国文第100号100-- 2017年01月
上級日本語学習者の文章読み上げにおけるポーズの実現について--CAJLE2015 Proceedings 教師の役割・授業の再考―多様化する日本語学習を背景に-- 2015年09月
日本語の促音は一定かー音響的観察と学習者の習得改善ー--Princeton University  The 22nd Princeton Japanese Pedagogy Forum PROCEEDINGS May 9-10, 2015-- 2015年06月
日本語の音読における文末の韻律的特徴の分析と中国語母語話者の日本語習得--ココ出版 日本語教育と日本研究における双方向性アプローチの実践と可能性 第9回国際日本語教育・日本研究シンポジウム大会論文集-- 2014年11月
大学生のための海外における日本語教育実習についてオレゴン大学での実践と縦断的報告--CAJLE2014 Proceedings 言語教育とアイデンティティ:多文化社会における日本語教育-- 2014年09月
その他(学会発表・講演・座談会・インタビュー・書評・エッセイなど)
テキストマイニングを応用した読解授業の一例ー短編小説を教材としてー--沖縄県日本語教育研究会第14回大会2017年03月
専門科目理解に必要な日本語の語彙指導 -マーケティング学科の場合 - 王伸子、小林守--第11回国際日本語教育・日本研究シンポジウム2016年11月
文末疑問詞「か」の音響的分析 テキストマイニングによる例文の抽出--日本語教育国際研究大会2016年09月
テキストマイニングを用いた小説の教材化--CAJLE2016年年次大会2016年08月
"上級読解教材におけるテキストマイニング利用の可能性 -KH coder を使用した実践報告---第9回日本語実用言語学国際会議2016年06月"

ゼミ紹介

ゼミナールについて

— はじめに、王先生のゼミについて、教えてください。

「日本語教育」と「音声研究」をテーマとして、ゼミを行っています。日本語教育を専門分野にしているということは、日本語の教え方を研究しているというイメージがあるかもしれませんが、この専門分野の教員は、多くの場合、言語学の中の一分野を自分の研究テーマとしていて、なおかつ、それを日本語教育に応用するという立場で研究しています。私の場合、そのテーマが音声研究というわけです。

— 音声研究は、日本語教育の中でどのように応用されるのですか?

例えば、外国人の学習者が日本語を習得するとき、どのような発音が難しいのか、あるいは、逆に、どのような発音が学習しやすいのか、という点の解明に、音声研究が役立ちます。また、外国語の音を聞き分けるのはどうして難しいのかなど、言語学習を音声の面から考えることができます。

— では、基本的には日本語教育に興味がある人が集まっているのですね?

王ゼミ_01

日本語教育に興味がある、あるいは、日本語教師になりたいという学生が多いのは確かですが、「音声」そのものに興味がある、ナレーションや表現の仕事をしたいという学生も少なくありません。

卒論のテーマとしては、音声研究のトピックを選ぶ場合が多いですね。常にICレコーダーなどの録音機で学習者の音声や母語話者の音声を録音し、音声分析ソフトを用いてコンピュータで音響分析を行っている学生が多くいます。

— 他には、何か特徴的な研究などはありますか?

最近では、書き言葉や話し言葉のコーパスを使ったり、会話文をコンピュータでデータベース化して分析したりするなど、コーパスを利用した研究に興味を持つ学生も増えています。

大学院

日本語学特講
この授業では、音声学の基礎を確認しながら文献を読んで行く。
国際音声記号(The International Phonetic Alphabet = IPA)を用いて記述しながら、音声を確認することをまず行う。学部の授業でIPAについて詳しく学んでいない者はここで習得してほしい。
さらに、日本語教育においてどのような音声上の問題が現れるのかということを、実際の音声を観察しながら考察する。特に、発音生成上の問題を扱いたいと思う。
日本語学特講演習
この授業では、音声を観察しながら、「聞いて理解する」という聴取の面に焦点を当てて考える。実際の音声を観察しながら、「聞く」とはどういうことかを考えて行く。まず最初に、音声と音韻の関係を振り返り、音声として入ってきた情報をどのように処理して理解するかということを内省しながら観察する。とくに、前期は音声分析ソフトについて学び、実際にコンピュータを使用し、音声分析ソフトを用いた分析を試みる。
日本語学特殊研究
この授業では、日本語と中国語の音声に関する文献を読みながら進めて行く。
中国語の諸方言の音声との対照研究も視野に入れて研究をおこなう。さらに、日本語教育においてどのような音声上の問題が現れるのかということを、実際の音声を観察しながら考察する。特に、発音生成上の問題を扱いたいと思う。
日本語学特殊研究演習
この授業では、日本語と中国語の音声に関して録音した資料を分析しながら進めて行く。
中国語の諸方言の音声との対照研究も視野に入れて研究をおこなう。さらに、日本語教育においてどのような音声上の問題が現れるのかということを、実際の音声を観察しながら考察する。

メッセージ

日本語教育とは、客観的に観察した「日本語」を、外国語として教えるということです。外国語に興味がある人、海外で活動をすることに興味がある人には、新しい発見の多い分野だと思います。今まで難しいと思っていたことに取り組み、それを理解できたとき、やり遂げられたとき、そこに新しい喜びを発見できると思います。日本語という毎日接している言語の中に、その新しい発見をしてみたいみなさんをお待ちしています。
センディ

センディナビ