文学部 
日本語学科
Department of Japanese Language
生田キャンパス

准教授・阿部 貴人

img_prof_abe
社会を通して言語をみつめる
阿部 貴人
准教授
選択してください
  • 教員データ
  • ゼミ紹介
  • 大学院
  • メッセージ

教員データ

氏名・職位 阿部 貴人(Takahito Abe) 准教授
文学部開講科目ことばと社会1
ことばと社会2
日本語の資料研究B-1
日本語の資料研究B-2
日本語情報処理1
日本語情報処理2
日本語統計・情報処理
ゼミナール1・2・3
卒業論文
大学院開講科目日本語学特講、日本語学特講演習
略歴2007年、大阪大学大学院文学研究科 単位取得退学。国立国語研究所研究員を経て、2015年から専修大学文学部日本語学科。統計数理研究所客員准教授。
専門分野社会言語学
研究キーワード方言、敬語、若者ことば、言語変化、やさしい日本語
所属学会日本語学会、社会言語科学会、韓国日本語学会、日本行動計量学会

主要業績

単行本(単著)
単行本(共著・編著・論文集・事典など)
『社会言語学の調査と研究の技法』--おうふう-- 2005年04月
『敬語は変わる』(大修館書店)2017年09月
 
論文(雑誌・紀要・研究成果報告書など)
敬語研究における「形式の段階付け」の再検討--専修人文論集98-- 2016年03月
第1部・第2章 岡崎敬語調査 3回の概要--敬語表現の成人後採用岡崎における半世紀の変化-- 2016年03月
鶴岡市方言における可能表現--第4回鶴岡市における言語調査報告書(発展的調査編)-- 2016年03月
「言語研究と数量化理論」--世論調査協会「社会と調査」9-- 2012年09月
「方言話者の共通語習得」--明治書院「日本語学」11月臨時増刊号29/14-- 2010年10月
その他(学会発表・講演・座談会・インタビュー・書評・エッセイなど)
山形県鶴岡市方言におけるテンスとアスペクト鶴岡の発展的調査から--日本方言研究会第102回大会2016年05月
鶴岡市方言における共通語の格助詞「に」にあたる用法格助詞「サ」の用法を中心として(鶴岡の発展的調査から)--日本方言研究会第101回大会2015年10月
俚言の馴染み度とアクセント型の個人差 鶴岡市調査から--日本方言研究会第98回大会2014年05月
第4回鶴岡調査実時間データによる言語変化のプロセスの解明--日本方言研究会第95回大会2012年11月
第4回鶴岡市における言語調査(1)調査設計とパネル調査の実施--日本行動計量学会第40回大会2012年06月

ゼミ紹介

ゼミナールについて

— まず、阿部先生のゼミについて教えてください。

「社会言語学」を研究テーマとしてゼミを展開しています。社会言語学とは、「社会を通して言語を見つめる」学問領域のことです。言語調査という手法を用いながら、ことばと社会がどう関わるのかを解明しようとしています。「社会言語学」のページも参照してください。

— ことばと社会が関わる現象には、どのようなものがあるのですか?

地域社会で話される方言と全国共通語との関係や、若者語・キャンパスことば、新語・流行語、敬語、発音や文法の変化など、多岐に渡ります。

例えば、テレビジョンを省略した「テレビ」や、コンビニエンスストアを省略した「コンビニ」といった略語というものがありますね。こういった略語は、だいたい仮名3文字か4文字に省略されています。「バイト」「パソコン」「国連」などもそうですね。私たちは自由にことばを変形させているようで、実は、ことばの規則性に則って言語活動を行っているのです。

このようなことばの規則性を導き出すこと、つまり、「言語現象の中に潜むメカニズムを解明する」のが社会言語学です。

社会言語学にはもう1つの側面があります。それは、「ことばに関わる社会問題を解決する」というものです。例えば、東日本大震災では、(意外かもしれませんが)ことばに関係する社会問題が多発しました。病状を方言で伝えても東京から来た医師に理解してもらえなかったり、ことばが原因で避難先に馴染めなかったり、といったように。

こういったことばの社会問題に対して、私たちは何ができるでしょう。簡単に解決できることではありません。しかし、誰かがやらなければいけない課題です。その課題に学生とともに取り組んでいこうとしています。

img_abe01

大学院

日本語学特講
現代日本語に関する論文・文献を読み,言語と社会の関係を見つめる理論・研究方法を学ぶ。論文・文献は予定しているものがあるが,受講者の興味によって調整することがある。
日本語学特講演習
現代日本語に関する論文・文献を読み,言語の調査方法・分析方法を学ぶ。論文・文献は予定しているものがあるが,受講者の興味によって調整することがある。また,修士論文の作成に向け,受講者の研究発表を行うことがある。

メッセージ

世の中には様々な出来事・現象があり、私たちはそれに対処していかねばなりません。そのために必要なものは、その出来事・現象をしっかりと見つめる分析力と、それを応用する問題解決力だと思います。社会言語学は、ことばを通してその2つの力を養うことができます。専大の日本語学科での学びを通して、その2つの力を養ってほしいと思います。
センディ

センディナビ