教授・熊木 洋太

熊木先生
自然災害の危険性など土地の特性を明らかにし、その結果を地図として表現することを実践します。
熊木 洋太
教授



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教員データ

氏名・職位 熊木 洋太(KUMAKI YOTA) 教授
文学部開講科目野外調査法1
環境地図学1
環境地図学2
測量学
応用測量学
測量学実習
ゼミナール1・2
卒業論文
大学院開講科目自然地理学特講Ⅳ 自然地理学特講Ⅳ演習 地域研究法 地域特別研究法 地球環境論特殊研究Ⅳ 地球環境論特殊研究Ⅳ演習
略歴東京大学修士課程理学系研究科修了 理学修士 [東京大学]
専門分野自然地理学(地形学)、応用地理学(自然災害、土地利用)、地図学
研究キーワード地形学の防災への応用/地理情報の取得・表現と応用地理学的利用
所属学会日本地理学会 日本地図学会 東京地学協会 日本地形学連合 日本活断層学会 地理情報システム学会 日本地球惑星科学連合

主要業績

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単行本(単著)
単行本(共著・編著・論文集・事典など)
技術者のための地形学入門--山海堂-- 1995年02月
地形分類図の読み方・作り方 改訂増補版--古今書院--2002年01月
地形の辞典--朝倉書店-- 2017年02月
自然地理学事典--朝倉書店-- 2017年01月
防災・減災につなげるハザードマップの活かし方--岩波書店-- 2015年03月
論文(雑誌・紀要・研究成果報告書など)
東京都その周辺の地形改変--地学雑誌122/6-- 2013年12月
相模湾周辺の完新世海成段丘と地震テクトニクス--第四紀研究38/--1999年12月
GIS の基盤となる空間データの意義とその地図学的問題--地図35/1--1997年03月
Geomorphological survey for mass-movement hazard assessment--GeoJournal38/3--1996年03月
房総半島の完新世旧汀線から見た「大正型」関東地震の平均再来間隔--地学雑誌97/3--1988年06月
The deformations of Holocene marine terraces in southern Kanto, central Japan--Geographical Review of Japan58(Ser.B)/1--1985年04月
その他(学会発表・講演・座談会・インタビュー・書評・エッセイなど)
国土交通省都市局による益城町市街地の活断層調査の意義--JpGU-AGU Joint Meeting 2017--2017年05月
防災・減災につながるハザードマップの活かし方--専修大学・専修大学玉名高等学校社会知性フォーラム--2016年10月
関東の活断層とその動き--第1回防災推進国民大会防災学術連携体・日本学術会議主催ワークショップ「東京圏の大地震にどう備えるか」--2016年08月
伊能忠敬の測量方法-現代の測量との比較-専修大学文学部創立50周年企画講演会「伊能忠敬の地図と近代日本の夜明け」--2016年08月
過去の震災を知り,将来に備える--佐渡市市民大学講座--2015年08月

ゼミ紹介

学部

 
測量・地図学,応用地理学(災害等の空間特性把握とその地図表現)
地震、水害、山地の土砂災害などの自然災害の特性やハザードマップを中心に、測量技術の応用や地形の解析などにより国土の空間特性を把握したり、その情報を整備し地図に表現する手法を開発したりすることを主要な研究テーマとしています。

メッセージ

環境地理学は,現実の地域に着目し,フィールドワークや地理情報のスキルを活用して,自然環境と人間の文化・社会との関係を明らかにしようとする学問です。具体的な地域の社会,自然環境,災害,開発利用などに関する課題を把握し,その解決法を見出すことができます。このことを実践し,社会に役立てていこうではありませんか。

大学院

 
自然地理学特講Ⅳ
国土空間は,国民の生活に不可欠な究極の社会資本である。また,生産活動に必要な資源の一つと捉えることも可能である。一方,自然災害の素因を内包しているなど,国民にとって負の特性も持つ。このような国土空間を管理する目的および手法と,そのために必要となる国土空間の形状,量,特性とその変化に関する地理情報の整備,ならびに,地域調査を行ってこれらの地理情報をGIS等を用いて分析し,国土の管理に応用する手法について講義を行う。
 
自然地理学特講Ⅳ演習
本演習では,自然地理学,自然地理学を基礎とする応用地理学,または地図学・地理情報科学の分野の研究を遂行するために必要となる技能の習得のため,実地の地域調査,発表・討論を中心とした演習を行う。
 
地域研究法
テーマを定めたうえで受講生(指導学生)と特定の地域に関する共同研究を実践し、その成果をとりまとめることを通じて、地域を研究することの包括的理解を促す。
 
地球環境論特殊研究Ⅳ
生活・生産に必要な資源であり,環境資源でもあり,かつ自然災害や犯罪を発生させる場でもある国土空間について,その形状,主としてphysicalな特性やこれらのの変化に関する地理情報の取得と分析,国土計画・環境管理・防災等への応用,これらの空間表現について,技術の動向と最新の利用事例を考察する。
 
地球環境論特殊研究Ⅳ演習
本演習では,自然地理学,自然地理学を基礎とする応用地理学,または地図学・地理情報科学の分野で博士論文を作成しようとする学生に対して研究指導を行う。具体的には,受講者の研究テーマに沿って,内外の既存文献の検討,博士論文のテーマ選定,研究計画,調査分析手法,論理的考察法,学会発表方法,学術誌に発表する研究論文の作成方法等の指導である。受講生が順番に博士論文作成に向けた研究の中間報告を行い,全員で討論して研究を深める。
 
地域特別研究法
テーマを定めたうえで受講生(指導学生)と特定の地域に関する共同研究を実践し、その成果をとりまとめることを通じて、地域を研究することの包括的理解を促す。