教育研究上の目的

文学部の目的

文学部は、それぞれの分野における研究を通じて、急速に進む国際化と情報化の中で、人間の営為に関する高度で体系的な専門知識と幅広い教養を身につけるとともに、いかなる権威にもとらわれない柔軟な発想と豊かな人間性を兼ね備えた有為な人材を養成することを目的とする。
なお、文学部各学科の人材の養成に関する目的その他の教育研究上の目的は、文学部の当該目的のほか、次のとおりとする。

日本語学科

日本語学科は、日本語による豊かな表現力と、互いの理解を深めることのできるコミュニケーション能力を備え、長い歴史を持つ日本語と日本文化を理解し、卓越した知見と創造力をもって国際社会に貢献できる、グローバルな視点を備えた人材を養成することを目的とする。

日本文学文化学科

日本文学文化学科は、長い歴史を持つ日本の文学及び文化についての幅広い教養と深い知識を身につけ、柔軟な思考力と豊かな表現力によって、現代社会に貢献できる創造性に富んだ人材を養成することを目的とする。

英語英米文学科

英語英米文学科は、グローバル化の進む現代社会において、確かな英語力を有し、英語圏文化についての広い教養を身につけることによって培われた優れた国際理解力を十全に発揮することが可能な、創造性に富んだ有為な人材を養成することを目的とする。

哲学科

哲学科は、ものごとを分析的に捉え、粘り強く筋道立って思考する力を持つとともに、自分の考えや立場を絶対視することなく、他者や異なる文化を、他者として、異なる文化として理解することのできる柔軟な発想を備えた人材を養成することを目的とする。

歴史学科

歴史学科は、日本及び世界の各地域における過去の歴史を学ぶことを通して、人間とは何かを深く探求し、その探究を通じて現代社会を突き動かしている諸事象の真髄に迫り、世界がどこに向かって動いているのか分かりづらくなっている今を考え、さらに、未来社会を展望できる能力を身につけた人材を養成することを目的とする。

環境地理学科

環境地理学科は、フィールドワーク及び空間情報分析の双方に重点を置いた地理学の体系的な学習を通じて、地域や環境をめぐる現代の諸課題を的確に理解し、その解決法を探求するための分析力及び思考力を養い、地域・環境分析に携わる専門職業人、環境地理学の研究者及び教員並びに環境地理学の修得内容を広く社会に還元できる人材を養成することを目的とする。

人文・ジャーナリズム学科

人文・ジャーナリズム学科は、地球規模で進む国際化情報化社会にあって、また、少子高齢化が急速に進む現代の日本社会において、それぞれの分野の研究の深化と連携を通じて、異なる国や地域の言語と文化を正しく理解し、氾濫する情報のなかに真実を見抜く眼を養い、かつ、生涯にわたって健康で生き甲斐に溢れた社会の創造の担い手を養成することを目的とする。

ジャーナリズム学科

ジャーナリズム学科は、国際化・情報化社会において氾濫する情報の中から真実を見抜く眼を養い、実践的な知識、技術及び倫理観を身に付けた、創造性及び批判精神に富んだ人材を養成することを目的とする。