教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

文学部では,教育研究上の目的及び養成する人材の目的を達成するために,教育課程を「転換・ 導入科目」,「教養科目」,「外国語科目」,「専門科目」の4つの科目群から構成することとし,教育課程全体の体系性・順次性を確保し,かつ教養教育と専門教育の有機的連携を図ります。

日本語学科

(1)教育課程

  • 「転換・導入科目」、「教養科目」、「外国語科目」では、中央教育審議会答申などで指摘されている重要性や意義を踏まえるとともに、養成しようとする知識や能力を明確にしたうえで、具体的な教育目標を立て、その教育目標に対応する科目群から編成しています。
  • 「転換・導入科目」は、専門的な知識・技能とそれに基づく思考方法や地球的視野からの視点をもつための基礎となる内容を学ぶとともに、大学で学ぶときだけではなく、生涯学ぶうえで社会においても必要とされる基礎的な力を身に付けることとしています。
  • 「教養科目」及び「外国語科目」は、学部・学科の専門教育を相対化し、専門教育の範囲を超えた広い領域の知識・技能を学び、異なる視点から問題にアプローチすることで、多面的なものの見方の基礎を養成することとしています。
  • 「専門科目」では、基礎・基本を重視し、専門の骨格を正確に把握させるとともに、科目間の関係や履修の順序、単位数等に配慮し、系統性と順次性のある教育課程の編成としています。

(2)学位授与の方針を踏まえた教育課程編成の方針

①人類の文化や社会、自然など共通に求められる幅広い知識の修得及び様々な角度から物事を見ることができる能力を修得するための科目を配置します。
②日本語による言語活動の基礎となる理論や知識の修得とともに、高度な日本語情報処理に必要となるスキルを修得するための科目を配置します。
③日本語を主とする言語事象に関する情報の収集・分析に必要な知識を修得するとともに、日本語の体系を理解し、日本語を主体的に活用する能力及び日本語を教授する能力を修得するための科目を配置します。
④課題を発見し、解決に必要な情報を収集、分析するとともに、修得した知識・能力を活用し、問題を解決する能力を修得するための科目を配置します。

(3)学位授与の方針を踏まえた教育課程実施の方針

①学位授与に求められる体系的な教育課程の構築に向けて、初年次教育、教養教育、専門教育、キャリア教育等の観点を踏まえた編成としており、特に、初年次教育は、多様な入学者が自ら学修計画を立て、主体的な学びを実践できる内容とし、キャリア教育は、卒業後も自律・自立して学習できる観点を踏まえた内容としています。
②知識の理解を目的とする教育内容は、講義形式を中心とした授業形態を採るとともに、態度・志向性及び技能の修得を目的とする教育内容は、演習形式による授業形態を採ることとし、理論的な知識や技能を実務に応用する能力を身に付けることを目的とする教育内容は、実習形式や実践形式を交えた授業形態を採ります。
③学修者の能動的な学修への参加を促すために、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク等をはじめとする能動的学修を導入するとともに、問題解決能力や批判的思考力を養うために、教室外での共同学習、ケーススタディなどによる発見学習、調査学習、体験学習を導入します。
④教育課程編成・実施の方針が、教育研究上の目的や人材養成の目的を達成するという目的のもとに策定され、かつ、教育課程の編成において、体系性と順次性が明確であることを示すために、授業科目の系統性を示す科目ナンバリングを導入します。
⑤年次やセメスターごとの教育内容の全体が俯瞰でき、時系列に沿った到達目標が理解できることで、学生が学習目標に沿った適切な授業科目の履修が可能となるように、卒業後の進路を踏まえた典型的な履修モデルを整備するとともに、CAP制の意義を踏まえ履修登録単位数を明示することとしています。

(4)教育内容・方法

1.転換・導入科目
「転換・導入科目」は、専修大学の入門・基礎科目として位置づけられています。高等学校段階の教育と大学での教育を接続させるための初年次教育としての目的を重視して、少人数演習形式の「専修大学入門ゼミナール」を配置し、社会知性の開発を目指す専修大学の学生としての自覚と心構えを持ち、大学での学修に求められる最低限の読解力・思考力・プレゼンテーション力・文章力などの技能や能力を身に付けます。
また、専門的な知識・技能とそれに基づく思考方法や地球的視野からの視点をもつための基礎となる内容を学修すると同時に、大学で学ぶときだけではなく、生涯学ぶうえで社会においても必要とされる基礎的な力を身に付けるために、中央教育審議会答申などで指摘されている「学士力」を意識し、「データ分析入門」、「キャリア入門」、「あなたと自然科学」など、9科目16単位を配置しています。
2.教養科目
「教養科目」は、「人文科学基礎科目」、「社会科学基礎科目」、「自然科学系科目」、「融合領域科目」、「保健体育系科目」から構成しています。各学部・学科の専門教育を相対化し、専門教育の範囲を超えた広い領域の知識・技能を学び、異なる視点から問題にアプローチすることを目的としています。「人文科学基礎科目」、「社会科学基礎科目」、「自然科学系科目」では、特に、文化・歴史・社会、自然など幅広い教養を身に付けることを目的としています。また、「融合領域科目」は、基礎的な知識や技能を背景として、専門教育以外の異なる視点からの総合的な学習経験と創造的思考力の涵養を目指すものです。「保健体育系科目」は、自身の健康やスポーツへの理解を深める目的にとどまらず、自己管理力やチームワークなども養成する目的を有しています。これらの科目は、学部・学科を超えた普遍性の理解を基本理念とし、多面的なものの見方の基礎を養成することから、95科目202単位を配置しています。
3.外国語科目
「外国語科目」は、英語をはじめとする外国語の運用能力を獲得し、適切なコミュニケーションを行うことで、世界の文化や社会について理解を深め、幅広い視野からさまざまな問題に取り組む力を身に付けることを目的としています。英語のうち、1年次及び2年次に履修する、外国語の基礎的な運用能力の獲得と適切なコミュニケーション能力の養成を目的とした科目は、入学時に行うプレイスメントテストに基づいた習熟度別の少人数クラスを編成し、レベル別の授業とすることで、能力の向上を目指しています。英語以外の外国語については、多くの学生が初めて学ぶ科目であることを踏まえ、初級・中級・上級とそれぞれの学習段階での到達目標を明確にしたレベル別の授業としています。また、異文化・多文化への理解を深めるために、講義形式で世界の諸地域の言語とその背景となる文化を学ぶ科目を含めて、181科目263単位を配置しています。
4.専門科目
  • 1年次において専門科目の学修を進める準備として、日本語学の概説科目と専門入門ゼミナール(転換・導入科目)、日本語の情報処理科目を必修科目としています。
  • 2年次以降の専門科目では、日本語学の多様な分野を網羅する科目を設置しています。
  • 2年次以降のゼミナールでは、少人数でのゼミ形式の授業を行うことにより、個々の学生の資質を伸ばす教育を行っています。また、口頭発表能力及び文章表現力にも配慮した教育を行っています。

(5)学修成果の評価方法

  • 教養科目から8単位を修得したことをもって、文化・歴史・社会、自然などについて幅広い教養を身に付け、社会生活上の諸課題に取り組むための多様な視点を有していると評価します。
  • 外国語科目で必修とされている8単位及び専門科目で必修とされている5科目22単位を修得したことをもって、互いの理解を深めることのできるコミュニケーション能力や客観的な視点から観察・分析する能力を身に付けたと評価します。
  • 専門科目から46単位を修得したことをもって、日本語学の各分野についての体系的な知識を獲得し、日本語の歴史的推移を理解したと評価します。
  • 転換・導入科目及び専門科目におけるゼミナール(演習科目)の単位を修得したことをもって、卓越した知見を活かし、国語教育・日本語教育などの教育分野のみならず、ことばを必要とするさまざまな領域に還元しようとする態度を持っていると評価します。
  • 卒業論文8単位の修得をもって、コミュニケーション能力を高めるために必要な方法を自ら選択し、知見、自身の意見や考えなどを、聞き手にわかりやすく説明できる能力を身に付けたと評価するともに、卒業認定・学位授与の方針に掲げる全ての資質や能力が身に付いたことを総合的に評価します。

日本文学文化学科

(1)学位授与の方針を踏まえた教育課程編成の方針

①転換・導入科目、教養科目、外国語科目
・卒業認定・学位授与の方針で掲げる資質・能力の基盤となる授業科目として、1年次に科目区分「転換・導入科目」として「専修大学入門科目」、「データリテラシー」、「キャリア基礎科目」、「情報リテラシー科目」、「基礎自然科目」、「保健体育基礎科目」を配しています。
・文化、歴史、社会、自然など幅広い領域の知識を理解し、説明できる能力を養成するため、科目区分に「教養科目」には、「人文科学基礎科目」、「社会科学基礎科目」、「自然科学系科目」、「融合領域科目」、「保健体育系科目」を配しています。
・言語運用能力を身につけ、活用することができる能力を養成するため、科目区分「外国語科目」には、「英語」、「英語以外の外国語」、「海外語学研修」を配置しています。
②専門科目
・科目区分「専門科目」には本学科の学位授与の方針をふまえ、以下のような科目群を配置しています。
・日本の文学と文化に関する基本的な情報を修得し、専門的な知識体系として理解し、説明することができる能力を養成するため、日本文学、日本文化、中国文学、出版文化、ビジュアル文化、児童文化、書道などの領域に関連する科目を配置しています。
・日本の文学と文化及びそれに関連する文献・史料による情報を正しく読み解き、自分自身の思考や判断として適切に伝達することができる能力を養成するため、日本文学研究、日本文化研究、現代文学研究、現代文化研究、文藝創作、マンガ研究、演劇研究、映画研究、書道史などの科目を配置しています。
・幅広い教養と専門知識を統合した価値を創出し、論理的に分析して課題解決に適用することができる能力を養成するため、「ゼミナール1~3」、「卒業論文」を配置しています。
・広い視野から多文化共生社会を生きる能力を身に付け、主体的に行動することができる能力を養成するため、中国文学研究、比較文学研究、アジア文化研究、比較文化研究、書道美学論などの科目を配置しています。

(2)学位授与の方針を踏まえた教育課程実施の方針

①転換・導入科目、教養科目、外国語科目
・大学での学修の基盤となる能力を養成する「転換・導入科目」は多様な入学者が自ら学修計画を立て、主体的な学びを実践する初年次教育として実施します。
・言語運用能力のうち、自分自身の思考や判断を明晰かつ適切に伝達するための基礎力養成は、「転換・導入科目」の「専修大学入門ゼミナール」、「スポーツリテラシー」、「スポーツウェルネス」において実施し、必修科目として、1年次に全員が学びます。
・幅広い領域の知識・理解の修得は「教養科目」において実施し、8単位以上修得することを卒業要件としています。
・言語運用能力のうち、母国語以外の言語運用能力の養成は、「外国語科目」において実施し、英語から4単位以上(外国人留学生は日本語8単位以上)、英語以外の外国語から4単位以上修得することを卒業要件としています。
②専門科目
・「専門科目」については教育課程編成の方針に基づき、以下のように実施します。
・古典文学や近現代文学の他、日本文化と関わりの深い分野の基礎的な知識・理解を得るための講義科目や出版編集や書道の分野の実習科目を1年次から履修することができます。
・古典文学や近現代文学の他、日本文化と関わりのある文献・史料を活用し調査・分析を行い、自分自身の発想や思考を説明する応用力の養成をはかる講義科目や、それらを統合・活用し研究レポートや文藝作品の制作などを通じて論理的思考力の養成をはかる演習科目を2年次から履修することができます。これらの「専門科目」群の中から56単位以上修得することを卒業要件としています。
・幅広い教養と専門知識を統合した価値を創出し、論理的に分析して課題解決に適用することができる自己設計力を養成するための科目のうち、「ゼミナール1~3」は2~4年の各年次に学び、必修科目として12単位修得することを卒業要件としています。「卒業論文」は4年次に定時外に実施し、必修科目として8単位修得することを卒業要件としています。

(3)教育内容・方法

①転換・導入科目
高等学校段階の教育と大学での教育とを接続するために、社会知性の開発を目指す専修大学の学生としての自覚と心構えを持ち、大学での学修に求められる最低限の読解力・思考力・プレゼンテーション力・文章力などの技能や能力を身につける内容の「専修大学入門ゼミナール」は、初年次教育の少人数演習形式とします。
「データ分析入門」、「キャリア入門」、「情報入門1・2」、「あなたと自然科学」、「スポーツリテラシー」、「スポーツウェルネス」は、専門的な知識・技能とそれに基づく思考方法や地球的視野からの視点を持つため、その基礎となる内容と、大学で学ぶときだけではなく、生涯学ぶうえで社会においても必要とされる基礎的な力を身につける内容とします。
②教養科目
各学部・学科の専門教育を相対化し、専門教育の範囲を超えた幅広い領域の知識・技能を学び、異なる視点から問題にアプローチすることを目的とする「教養科目」は、各授業科目の内容に応じた授業形態(講義、演習、実験・実習)とします。
「教養科目」を構成する「人文科学基礎科目」、「社会科学基礎科目」、「自然科学系科目」は、特に、文化、歴史、社会、自然など幅広い教養を身につける内容とします。また、「融合領域科目」は、基礎的な知識や技能を背景として、専門教育以外の異なる視点からの総合的な学習経験と創造的思考力を養成する内容とします。「保健体育系科目」は、自身の健康やスポーツへの理解を深める目的にとどまらず、自己管理力やチームワークなどを身につける内容とします。
③外国語科目
英語をはじめとする外国語の運用能力を獲得し、適切なコミュニケーションを行うことで、世界の文化や社会について理解を深め、幅広い視野からさまざまな問題に取り組む力を身につけることを目的とする「外国語科目」は、一部の授業科目を除き、演習形式とします。
1年次に履修する英語は、入学時に行うプレイスメントテストに基づいて習熟度別の少人数クラスを編成し、外国語の基礎的な運用能力の獲得と適切なコミュニケーション能力を身につける内容とします。
英語以外の外国語は、多くの学生が初めて学ぶものであることを踏まえ、初級・中級・上級とそれぞれの学習段階における到達目標を明確にした内容とします。
また、異文化・多文化への理解を深め、世界の諸地域の言語とその背景となる文化を身につける内容の「世界の言語と文化」、「言語文化研究」は、講義形式とします。
④専門科目
「専門科目」では、日本の文学と文化に関する専門の骨格を正確に把握させるとともに、科目間の関係や履修の順序、単位数等に配慮し、系統性と順次性のある教育課程の編成としています。「専門科目」は各授業科目の内容に応じた授業形態(講義、演習、実習)で実施します。
古典文学や近現代文学はもちろん、1年次から幅広く履修し知見を広げるために日本文化と関わりの深い中国文学、書道など各分野の概説的な内容の科目が配当さてれています。また、文藝創作や演劇の講義、書道の実習、雑誌編集の実践など自分で創作する科目も設定されています。さらに2年次からゼミナールに所属し、少人数の演習形式で実施されます。各自が設定した研究テーマに応じた資質の涵養に努め、その成果として卒業論文・作品を作成します。

英語英米文学科

(1)学位授与の方針を踏まえた教育課程編成の方針

①転換・導入科目、教養科目、外国語科目
・卒業認定・学位授与の方針で掲げる資質・能力の基盤となる授業科目として、科目区分「転換・導入科目」には、「専修大学入門科目」、「専門入門ゼミナール」、「データリテラシー」、「キャリア基礎科目」、「情報リテラシー科目」、「基礎自然科学」、「保健体育基礎科目」を配置しています。
・文化、歴史、社会、自然など幅広い領域の知識を理解し、説明できる能力を養成するため、科目区分に「教養科目」には、「人文科学基礎科目」、「社会科学基礎科目」、「自然科学系科目」、「融合領域科目」、「保健体育系科目」を配置しています。
・言語運用能力を身につけ、活用することができる能力を養成するため、科目区分「外国語科目」には、「英語以外の外国語」、「海外語学研修」を配置しています。
②専門科目
・科目区分「専門科目」には、本学科の学位授与の方針をふまえ、以下のような科目群を配置しています。
・英語圏の文学・文化や歴史に関する知識を修得し、文化・歴史・社会・自然などについて幅広く一般的教養を身に付け、それらについて説明することができる能力を養成するため、「英語英米文学概論1・2」、「特別総合講義」などの科目を配置しています。
・グローバル社会で役立つ英語運用能力や英語圏文化に関する情報の収集・処理能力を身につけ、他者に対し、自分自身の思考や判断を的確に表現することができる能力を養成するため、「Integrated English1・2」、「英語プレゼンテーション1・2」などの科目を配置しています。
・国際的な視野から知識を統合し、活用することによって様々な課題を論理的に分析し、問題解決に導くために応用することができる能力を養成するため、「国際理解1・2」、「異文化理解」、「異文化コミュニケーション」などの科目を配置しています。
・英語圏文化における多様な価値観を理解し、倫理的な判断を踏まえた上で、国際的な視点から独自の考えを構築することができる能力を養成するため、「イギリスの歴史と文化1・2」、「アメリカの歴史と文化1・2」などの科目を配置しています。

(2)学位授与の方針を踏まえた教育課程実施の方針

①転換・導入科目、教養科目、外国語科目
・大学での学修の基盤となる能力を養成する「転換・導入科目」は多様な入学者が自ら学修計画を立て、主体的な学びを実践する初年次教育として実施します。
・言語運用能力のうち、自分自身の思考や判断を明晰かつ適切に伝達するための基礎力養成は、「転換・導入科目」の「専修大学入門科目」において実施し、必修科目として、1年次に全員が学びます。
・情報・データリテラシーの基礎力養成は、「転換・導入科目」の「情報リテラシー科目」および「データリテラシー」において実施します。
・幅広い領域の知識・理解の修得は、「教養科目」において実施し、8単位以上修得することを卒業要件としています。 
・言語運用能力のうち、母語以外の言語運用能力の養成は、「外国語科目」において実施し、英語以外の外国語から4単位以上修得することを卒業要件としています。
②専門科目
・「専門科目」については教育課程編成の方針に基づき、以下のように実施します。
・英語圏の文学・文化や歴史に関する知識を修得し、文化・歴史・社会・自然などについて幅広く一般的教養を身に付け、それらについて説明することができるための科目は、1年次から展開します。
・グローバル社会で役立つ英語運用能力や英語圏文化に関する情報の収集・処理能力を身につけ、他者に対し、自分自身の思考や判断を的確に表現することができるための科目は、その多くを必修科目として、1年次から学びます。
・国際的な視野から知識を統合し、活用することによって様々な課題を論理的に分析し、問題解決に導くために応用することができるための科目は、2年次から展開します。
・英語圏文化における多様な価値観を理解し、倫理的な判断を踏まえた上で、国際的な視点から独自の考えを構築することができるための科目は、2年次から展開します。
これらの専門科目群の中から、英語コミュニケーションコースは84単位以上、英語文化コースは72単位以上修得することを卒業要件としています。
・科目のうち、ゼミナール1~4は、3年から4年の各年次に実施し、必修科目として8単位、卒業研究は4単位を修得することを卒業要件としています。

(3)教育内容・方法

①転換・導入科目
高等学校段階の教育と大学での教育とを接続するために、社会知性の開発を目指す専修大学の学生としての自覚と心構えを持ち、大学での学修に求められる最低限の読解力・思考力・プレゼンテーション力・文章力などの技能や能力を身につける内容の「専修大学入門ゼミナール」、「専門入門ゼミナール」は、初年次教育の少人数演習形式とします。
「データ分析入門」、「キャリア入門」、「情報入門1・2」、「あなたと自然科学」、「スポーツリテラシー」、「スポーツウェルネス」は、専門的な知識・技能とそれに基づく思考方法や地球的視野からの視点を持つため、その基礎となる内容と、大学で学ぶときだけではなく、生涯学ぶうえで社会においても必要とされる基礎的な力を身につける内容とします。
②教養科目
各学部・学科の専門教育を相対化し、専門教育の範囲を超えた幅広い領域の知識・技能を学び、異なる視点から問題にアプローチすることを目的とする「教養科目」は、各授業科目の内容に応じた授業形態(講義、演習、実験・実習)とします。
「教養科目」を構成する「人文科学基礎科目」、「社会科学基礎科目」、「自然科学系科目」は、特に、文化、歴史、社会、自然など幅広い教養を身につける内容とします。また、「融合領域科目」は、基礎的な知識や技能を背景として、専門教育以外の異なる視点からの総合的な学習経験と創造的思考力を養成する内容とします。「保健体育系科目」は、自身の健康やスポーツへの理解を深める目的にとどまらず、自己管理力やチームワークなどを身につける内容とします。
③外国語科目
英語をはじめとする外国語の運用能力を獲得し、適切なコミュニケーションを行うことで、世界の文化や社会について理解を深め、幅広い視野からさまざまな問題に取り組む力を身につけることを目的とする「外国語科目」は、一部の授業科目を除き、演習形式とします。
英語以外の外国語は、多くの学生が初めて学ぶものであることを踏まえ、初級・中級・上級とそれぞれの学習段階における到達目標を明確にした内容とします。
また、異文化・多文化への理解を深め、世界の諸地域の言語とその背景となる文化を身につける内容の「世界の言語と文化」、「言語文化研究」は、講義形式とします。
④専門科目
「専門科目」は各授業科目の内容に応じた授業形態(講義、演習、実習)で実施します。
1年次に履修する専門科目の学修のための導入科目としての「英語英米文学概論1・2」は、英語英米文学にまつわる基礎的な知識を身につけられる内容であり、演習形式とします。
1・2年次においては、聞く・話す・読む・書くという英語4技能それぞれに特化した科目と統合した科目の計14科目をそれぞれの学生の英語力に応じて学修できるように習熟度別クラスにて必修科目として演習形式で展開します。2・3・4年次では、英語力をさらに高め、自分自身の思考や判断を的確に表現するための能力を身につける内容であり、多種の上級英語スキル科目計14~16科目を選択必修科目として演習・実習形式とします。
2・3・4年次で履修する、英語圏の文学や文化、英語学、応用言語学に関する専門科目である、「イギリスの歴史と文化1・2」、「アメリカの歴史と文化1・2」などは専門的な知識を理解する内容であり、選択必修科目として講義形式として計64~78科目展開します。他にも、「国際理解1・2」、「異文化理解」、「異文化コミュニケーション」などは、国際的な視野から知識を統合し、活用することによって様々な課題を論理的に分析し、問題解決に導く能力を身につける内容であり、講義形式とします。
3・4年次では、全員がゼミナールに属し、各自の個性的な資質の涵養に努め、英語英米文学に関する分析の技法を身につける内容であり、少人数の演習形式とします。

哲学科

(1)学位授与の方針を踏まえた教育課程編成の方針

①転換・導入科目、教養科目、外国語科目
・卒業認定・学位授与の方針で掲げる資質・能力の基盤となる授業科目として、科目区分「転換・導入科目」には、「専修大学入門科目」、「専門入門ゼミナール」、「データリテラシー」、「キャリア基礎科目」、「情報リテラシー科目」、「基礎自然科学」、「保健体育基礎科目」を配置しています。
・文化、歴史、社会、自然など幅広い領域の知識を理解し、説明することができる能力を養成するため、科目区分「教養科目」には、「人文科学基礎科目」、「社会科学基礎科目」、「自然科学系科目」、「融合領域科目」、「保健体育系科目」を配置しています。
・言語運用能力を身につけ、活用することができる能力を養成するため、科目区分「外国語科目」には、「英語」、「英語以外の外国語」、「海外語学研修」を配置しています。
②専門科目
・科目区分「専門科目」には、本学科の学位授与の方針をふまえ、以下のような科目群を配置しています。
・哲学・思想のさまざまな領域で蓄積されてきた知識と理論を修得し、それらを説明することができる能力を養成するため、哲学の各分野のもっとも包括的な科目として概論科目を、哲学・思想の流れを学ぶ科目として思想史科目を配置しています。
・多様な文献を正確に読解する能力に基づいて、自分の解釈を適切に表現し、他者に伝えることができる能力を養成するため、「専門入門ゼミナール」を配置しています。
・哲学の専門的知識と幅広い一般的知識を統合し、ものごとを多様な視点から分析的にとらえ、筋道立てて思考することを通じて、課題の新たな捉え方や解決策を提示し、社会の諸問題の解決に寄与することができる能力を養成するため、哲学・思想の特定の分野の哲学系の概説科目と、狭義の哲学をこえて広く思想・文化・芸術を扱う概説科目とを配置しています。
・自分の考えをむやみに絶対視することなく、他者や異文化を理解する柔軟な視点をもって、社会に参画することができる能力を養成するため、ゼミナール、卒業論文を配置しています。

(2)学位授与の方針を踏まえた教育課程実施の方針

①転換・導入科目、教養科目、外国語科目
・大学での学修の基盤となる能力を養成する「転換・導入科目」は、多様な入学者が自ら学修計画を立て、主体的な学びを実践する初年次教育として実施します。
・言語運用能力のうち、自分自身の思考や判断を明晰かつ適切に伝達するための基礎力養成は、「転換・導入科目」の「専修大学入門科目」において実施し、必修科目として、1年次に学びます。
・情報・データリテラシーの基礎力養成は、「転換・導入科目」の「情報リテラシー科目」および「データリテラシー」において実施します。
・幅広い領域の知識・理解の修得は、「教養科目」において実施し、8単位以上修得することを卒業要件としています。
・言語運用能力のうち、母語以外の言語運用能力の養成は、「外国語科目」において実施し、英語から4単位以上(外国人留学生は日本語8単位以上)、英語以外の外国語から4単位以上修得することを卒業要件としています。
②専門科目
・「専門科目」については教育課程編成の方針に基づき、以下のように実施します。
・哲学・思想のさまざまな領域で蓄積されてきた知識と理論を修得し、それらを説明することができる能力を養成するための科目、多様な文献を正確に読解する能力に基づいて、自分の解釈を適切に表現し、他者に伝えることができる能力を養成するための科目は、1年次から実施します。
  哲学の専門的知識と幅広い一般的知識を統合し、ものごとを多様な視点から分析的にとらえ、筋道立てて思考することを通じて、課題の新たな捉え方や解決を提示し、社会の諸問題の解決に寄与することができる能力を養成するための科目、自分の考えをむやみに絶対視することなく、他者や異文化を理解する柔軟な視点をもって、社会に参画することができる能力を養成するための科目は、2年次から実施します。
  これらの専門科目群の中から72単位以上修得することを卒業要件としています。
・哲学の専門的知識と幅広い一般的知識を統合し、ものごとを多様な視点から分析的にとらえ、筋道立てて思考することを通じて、課題の新たな捉え方や解決策を提示し、社会の諸問題の解決に寄与することができる能力を養成するための科目、自分の考えをむやみに絶対視することなく、他者や異文化を理解する柔軟な視点をもって、社会に参画することができる能力を養成するための科目のうち、ゼミナール1〜3は、2年から3年の各年次に実施し、必修科目として12単位、卒業論文は8単位を修得することを卒業要件としています。

(3)教育内容・方法

①転換・導入科目
高等学校段階の教育と大学での教育とを接続するために、社会知性の開発を目指す専修大学の学生としての自覚と心構えを持ち、大学での学修に求められる最低限の読解力・思考力・プレゼンテーション力・文章力などの技能や能力を身につける内容の「専修大学入門ゼミナール」、「専門入門ゼミナール」は、初年次教育の少人数演習形式とします。
「データ分析入門」、「キャリア入門」、「情報入門1・2」、「あなたと自然科学」、「スポーツリテラシー」は、専門的な知識・技能とそれに基づく思考方法や地球的視野からの視点を持つため、その基礎となる内容と、大学で学ぶときだけではなく、生涯学ぶうえで社会においても必要とされる基礎的な力を身につける内容とします。
②教養科目
各学部・学科の専門教育を相対化し、専門教育の範囲を超えた幅広い領域の知識・技能を学び、異なる視点から問題にアプローチすることを目的とする「教養科目」は、各授業科目の内容に応じた授業形態(講義、演習、実験・実習)とします。
「教養科目」を構成する「人文科学基礎科目」、「社会科学基礎科目」、「自然科学系科目」は、特に、文化、歴史、社会、自然など幅広い教養を身につける内容とします。また、「融合領域科目」は、基礎的な知識や技能を背景として、専門教育以外の異なる視点からの総合的な学習経験と創造的思考力を養成する内容とします。「保健体育系科目」は、自身の健康やスポーツへの理解を深める目的にとどまらず、自己管理力やチームワークなどを身につける内容とします。
③外国語科目
英語をはじめとする外国語の運用能力を獲得し、適切なコミュニケーションを行うことで、世界の文化や社会について理解を深め、幅広い視野からさまざまな問題に取り組む力を身につけることを目的とする「外国語科目」は、一部の授業科目を除き、演習形式とします。
1年次に履修する英語は、入学時に行うプレイスメントテストに基づいて習熟度別の少人数クラスを編成し、外国語の基礎的な運用能力の獲得と適切なコミュニケーション能力を身につける内容とします。
英語以外の外国語は、多くの学生が初めて学ぶものであることを踏まえ、初級・中級・上級とそれぞれの学習段階における到達目標を明確にした内容とします。
また、異文化・多文化への理解を深め、世界の諸地域の言語とその背景となる文化を身につける内容の「世界の言語と文化」、「言語文化研究」は、講義形式とします。
④専門科目
「専門科目」は各授業科目の内容に応じた授業形態(講義、演習)で実施します。
・概論科目や思想史科目は、哲学の基礎的な知識を身につけ、哲学の専門的な知識を理解する内容であり、講義形式とします。
・「専門入門ゼミナール」は、文献から得た情報についての自分の解釈を適切に表現し、他者に伝えることができる能力を身につける内容であり、演習形式とします。
・哲学系の概説科目と広く思想・文化・芸術を扱う概説科目は、哲学の専門的知識と幅広い一般的知識を統合し、ものごとを多様な視点から分析的にとらえて課題の新たな捉え方や解決を提示する能力を身につける内容であり、主に講義形式とします。
・「ゼミナール1〜3」「卒業論文」は、他者や異文化を理解する柔軟な視点をもって、社会に参画することができる能力を身につける内容であり、少人数の演習形式とします。

歴史学科

(1)学位授与の方針を踏まえた教育課程編成の方針

①転換・導入科目、教養科目、外国語科目
・卒業認定・学位授与の方針で掲げる資質・能力の基盤となる授業科目として、科目区分「転換・導入科目」には、「専修大学入門ゼミナール」、「専門入門ゼミナール」、「データリテラシー」、「キャリア基礎科目」、「情報リテラシー科目」、「基礎自然科学」、「保健体育基礎科目」を配置しています。
・文化、歴史、社会、自然など幅広い領域の知識を理解し、説明することができる能力を養成するため、科目区分「教養科目」には、「人文科学基礎科目」、「社会科学基礎科目」、「自然科学系科目」、「融合領域科目」、「保健体育系科目」を配置しています。
・言語運用能力を身につけ、活用することができる能力を養成するため、科目区分「外国語科目」には、「英語」、「英語以外の外国語」、「海外語学研修」を配置しています。
②専門科目
・科目区分「専門科目」には、本学科の学位授与の方針をふまえ、以下のような科目群を配置しています。
・日本および世界各地域の過去の歴史について深く掘り下げて理解し、説明することができる能力を養成するため、「世界史講義1~8」、「欧米文化史1・2」、「イスラーム史1・2」などの多彩な科目を配置しています。
・歴史上の様々な課題を解明するために必要な、言語または非言語の情報・データを収集・分析し、適切に表現することができる能力を養成するため、「歴史資料研究法1~20」などの科目を配置しています。
・歴史上の様々な事象について自ら問題を設定し、知識・技能を統合・応用して論理的に分析を深め、独自の成果を創出することができる能力を養成するため、「ゼミナール1~3」などの科目を配置しています。
・多様な価値観の受け入れや相互批判を通じて、社会の諸課題に対して、倫理観をもって主体的に取り組むことができる能力を養成するため、「卒業論文」などの科目を配置しています。

(2)学位授与の方針を踏まえた教育課程実施の方針

①転換・導入科目、教養科目、外国語科目
・大学での学修の基盤となる能力を養成する「転換・導入科目」は、多様な入学者が自ら学修計画を立て、主体的な学びを実践する初年次教育として実施します。
・言語運用能力のうち、自分自身の思考や判断を明晰かつ適切に伝達するための基礎力養成は、「転換・導入科目」の「専修大学入門ゼミナール」「専門入門ゼミナール」において実施し、必修科目として、1年次に全員が学びます。
・幅広い領域の知識・理解の修得は、「教養科目」において実施し、8単位以上修得することを卒業要件としています。
・言語運用能力のうち、母語以外の言語運用能力の養成は、「外国語科目」において実施し、英語から8単位以上(外国人留学生は日本語8単位以上)、英語以外の外国語から8単位以上修得することを卒業要件としています。
②専門科目
・「専門科目」については教育課程編成の方針に基づき、以下のように実施します。
・日本および世界各地域の過去の歴史について深く掘り下げて理解し、説明することができる能力を養成し、さらに、多様な価値観の受け入れや相互批判を通じて、社会の諸課題に対して、倫理観をもって主体的に取り組むことができる能力を養成するための科目は、1年次から実施します。
このうち「日本史概説1・2」、「アジア史概説1・2」、「欧米史概説1・2」、「総合世界史1~4」、「古文書学概論1・2」、「考古学概論1・2」は1・2年次に実施します。「日本史概説1・2」、「アジア史概説1・2」、「欧米史概説1・2」のなかから8単位以上修得することを卒業要件としています。
上記の他の科目は2~4年次に実施します。「総合世界史1~4」、「古文書学概論1・2」、「考古学概論1・2」を含めた科目群のなかから42単位以上修得することを卒業要件としています。
・歴史上の様々な課題を解明するために必要な、言語または非言語の情報・データを収集・分析し、適切に表現することができる能力を養成し、さらに、歴史上の様々な事象について自ら問題を設定し、知識・技能を統合・応用して論理的に分析を深め、独自の成果を創出することができる能力を養成する科目は、2年次から実施します。
このうち「歴史資料研究法1~20」は2年次において実施し、4単位以上修得することを卒業要件としています。「古文書学実習」は3・4年次、「考古学実習1・2」は2~4年次で実施します。
・歴史上の様々な事象について自ら問題を設定し、知識・技能を統合・応用して論理的に分析を深め、独自の成果を創出することができる能力を養成し、さらに多様な価値観の受け入れや相互批判を通じて、社会の諸課題に対して、倫理観をもって主体的に取り組むことができる能力を養成する科目のうち、「ゼミナール1~3」は、2年から4年の各年次に実施し、必修科目として12単位、「卒業論文」は8単位を修得することを卒業要件としています。

(3)教育内容・方法

①転換・導入科目
高等学校段階の教育と大学での教育とを接続するために、社会知性の開発を目指す専修大学の学生としての自覚と心構えを持ち、大学での学修に求められる最低限の読解力・思考力・プレゼンテーション力・文章力などの技能や能力を身につける内容の「専修大学入門ゼミナール」は、初年次教育の少人数演習形式とします。
「データ分析入門」、「キャリア入門」、「情報入門1・2」、「あなたと自然科学」、「スポーツリテラシー」は、専門的な知識・技能とそれに基づく思考方法や地球的視野からの視点を持つため、その基礎となる内容と、大学で学ぶときだけではなく、生涯学ぶうえで社会においても必要とされる基礎的な力を身につける内容とします。
②教養科目
各学部・学科の専門教育を相対化し、専門教育の範囲を超えた幅広い領域の知識・技能を学び、異なる視点から問題にアプローチすることを目的とする「教養科目」は、各授業科目の内容に応じた授業形態(講義、演習、実験・実習)とします。
「教養科目」を構成する「人文科学基礎科目」、「社会科学基礎科目」、「自然科学系科目」は、特に、文化、歴史、社会、自然など幅広い教養を身につける内容とします。また、「融合領域科目」は、基礎的な知識や技能を背景として、専門教育以外の異なる視点からの総合的な学習経験と創造的思考力を養成する内容とします。「保健体育系科目」は、自身の健康やスポーツへの理解を深める目的にとどまらず、自己管理力やチームワークなどを身につける内容とします。
③外国語科目
英語をはじめとする外国語の運用能力を獲得し、適切なコミュニケーションを行うことで、世界の文化や社会について理解を深め、幅広い視野からさまざまな問題に取り組む力を身につけることを目的とする「外国語科目」は、一部の授業科目を除き、演習形式とします。
1年次に履修する英語は、入学時に行うプレイスメントテストに基づいて習熟度別の少人数クラスを編成し、外国語の基礎的な運用能力の獲得と適切なコミュニケーション能力を身につける内容とします。
英語以外の外国語は、多くの学生が初めて学ぶものであることを踏まえ、初級・中級・上級とそれぞれの学習段階における到達目標を明確にした内容とします。
また、異文化・多文化への理解を深め、世界の諸地域の言語とその背景となる文化を身につける内容の「世界の言語と文化」、「言語文化研究」は、講義形式とします。
④専門科目
「専門科目」は、各授業科目の内容に応じた授業形態(講義、演習、実習)をとります。
・「日本史概説1・2」「アジア史概説1・2」、「欧米史概説1・2」は、各領域の基本的な知識を学ぶ内容であり、講義形式とします。
・「日本文化史1・2」、「アジア文化史1・2」、「欧米文化史1・2」は、それぞれの地域が生んだ文化の特色について専門的な知識を理解する内容であり、講義形式とします。
・「世界史講義1~4」、「イスラーム史1・2」、「ジェンダー史1・2」では、現代社会の諸問題を踏まえて歴史学が取り組んでいる最新のテーマについて学ぶ内容であり、講義形式とします。
・「総合世界史」は、時代や地域、学問の固有の性格を超えて、世界史的視野から歴史研究の多様性・共通性を学ぶ内容であり、講義形式とします。このうち「総合世界史1・2」は、学科の専任教員全員がオムニバス形式で授業を担当します。
・「歴史資料研究法1~20」は、歴史研究のもとになる資料を収集するための技術や、資料を読みこなす力など、研究に必要な基本的能力を身に付ける内容であり、演習形式とします。
・「古文書学実習」は、古文書の取り扱い方法・解読能力を身につける内容であり、演習および実習形式とします。
・「考古学実習1・2」は、考古学的調査の基本を学んだうえで、実際に発掘調査に参加し技能を身につける内容であり、実習形式とします。
・「ゼミナール1~3」は、3か年の間に卒業論文を作成するための能力を身につける内容であり、演習形式とします。「卒業論文」は歴史学科での学びの集大成となるもので、ゼミナールの教員の指導のもと、自らの立てた研究課題について資料・関連論文を収集し、その批判的検討をへて論文として完成させます。

環境地理学科

(1)学位授与の方針を踏まえた教育課程編成の方針

①転換・導入科目、教養科目、外国語科目
・卒業認定・学位授与の方針で掲げる資質・能力の基盤となる授業科目として、科目区分「転換・導入科目」には、「専修大学入門科目」、「専門入門ゼミナール」、「データリテラシー」、「キャリア基礎科目」、「情報リテラシー科目」、「基礎自然科学」、「保健体育基礎科目」を配置しています。
・文化、歴史、社会、自然など幅広い領域の知識を理解し、説明することができる能力を養成するため、科目区分「教養科目」には、「人文科学基礎科目」、「社会科学基礎科目」、「自然科学系科目」、「融合領域科目」、「保健体育系科目」を配置しています。
・言語運用能力を身につけ、活用することができる能力を養成するため、科目区分「外国語科目」には、「英語」、「英語以外の外国語」、「海外語学研修」を配置しています。
②専門科目
・科目区分「専門科目」には、本学科の学位授与の方針をふまえ、以下のような科目群を配置しています。
・地理学における基本的な知識・理論を理解し、それらを説明することができる能力を養成するため、「都市環境学1・2」「農村環境学1・2」「歴史環境学1・2」「社会環境学1・2」「地誌学1・2」「地形環境学1・2」「気候環境学1・2」「地域生態学1・2」「環境地図学1・2」などの科目を配置しています。
・情報技術等を利用して地域や環境に関するデータを収集、処理するとともに、分析の結果を適切な表現で他者に伝えることができる能力を養成するため、「空間情報学1・2」「地理情報システム実習1・2」などの科目を配置しています。
・地理学における理論を基盤とした思考方法と世界の諸地域についての知識を活用し、地域や環境に関する社会の諸課題に取り組むことができる能力を養成するため、「ゼミナール1・2」などの科目を配置しています。
・地域や環境についての調査活動を通じて、社会の諸課題の解決に取り組んでいける能力とそれを更新し続けることができる能力を養成するため、「卒業論文」などの科目を配置しています。

(2)学位授与の方針を踏まえた教育課程実施の方針

①転換・導入科目、教養科目、外国語科目
・大学での学修の基盤となる能力を養成する「転換・導入科目」は、多様な入学者が自ら学修計画を立て、主体的な学びを実践する初年次教育として実施します。
・言語運用能力のうち、自分自身の思考や判断を明晰かつ適切に伝達するための基礎力養成は、「転換・導入科目」の「専修大学入門科目」において実施し、必修科目として、1年次に全員が学びます。
・情報・データリテラシーの基礎力養成は、「転換・導入科目」の「情報リテラシー科目」および「データリテラシー」において実施します。
・幅広い領域の知識・理解の修得は、「教養科目」において実施し、8単位以上修得することを卒業要件としています。
・言語運用能力のうち、母語以外の言語運用能力の養成は、「外国語科目」において実施し、英語から4単位以上(外国人留学生は日本語8単位以上)、英語以外の外国語から4単位以上修得することを卒業要件としています。
②専門科目
・「専門科目」については教育課程編成の方針に基づき、以下のように実施します。
・地理学分野の基礎的な知識・理解を得るための科目を、主として1年次から3年次に実施します。
・地理学分野のデータや地図等を分析し、情報・データリテラシーの応用力養成をはかる科目を2年次から実施します。
・フィールドワークの実践等を通じて問題解決力や自己設計・管理力を養成する科目として3、4年次に「ゼミナール1」「ゼミナール2」を実施します。必修科目として各4単位計8単位を修得することを卒業要件としています。
・卒業研究を通じて地域や環境に関する課題解決を模索する中で、倫理観や社会的責任についての意識の向上を図る科目として4年次に「卒業論文」を実施します。必修科目として8単位を修得することを卒業要件としています。

(3))教育内容・方法

①転換・導入科目
高等学校段階の教育と大学での教育とを接続するために、社会知性の開発を目指す専修大学の学生としての自覚と心構えを持ち、大学での学修に求められる最低限の読解力・思考力・プレゼンテーション力・文章力などの技能や能力を身につける内容の「専修大学入門ゼミナール」は、初年次教育の少人数演習形式とします。
「データ分析入門」、「キャリア入門」、「情報入門1・2」、「あなたと自然科学」、「スポーツリテラシー」は、専門的な知識・技能とそれに基づく思考方法や地球的視野からの視点を持つため、その基礎となる内容と、大学で学ぶときだけではなく、生涯学ぶうえで社会においても必要とされる基礎的な力を身につける内容とします。
②教養科目
各学部・学科の専門教育を相対化し、専門教育の範囲を超えた幅広い領域の知識・技能を学び、異なる視点から問題にアプローチすることを目的とする「教養科目」は、各授業科目の内容に応じた授業形態(講義、演習、実験・実習)とします。
「教養科目」を構成する「人文科学基礎科目」、「社会科学基礎科目」、「自然科学系科目」は、特に、文化、歴史、社会、自然など幅広い教養を身につける内容とします。また、「融合領域科目」は、基礎的な知識や技能を背景として、専門教育以外の異なる視点からの総合的な学習経験と創造的思考力を養成する内容とします。「保健体育系科目」は、自身の健康やスポーツへの理解を深める目的にとどまらず、自己管理力やチームワークなどを身につける内容とします。
③外国語科目
英語をはじめとする外国語の運用能力を獲得し、適切なコミュニケーションを行うことで、世界の文化や社会について理解を深め、幅広い視野からさまざまな問題に取り組む力を身につけることを目的とする「外国語科目」は、一部の授業科目を除き、演習形式とします。
1年次に履修する英語は、入学時に行うプレイスメントテストに基づいて習熟度別の少人数クラスを編成し、外国語の基礎的な運用能力の獲得と適切なコミュニケーション能力を身につける内容とします。
英語以外の外国語は、多くの学生が初めて学ぶものであることを踏まえ、初級・中級・上級とそれぞれの学習段階における到達目標を明確にした内容とします。
また、異文化・多文化への理解を深め、世界の諸地域の言語とその背景となる文化を身につける内容の「世界の言語と文化」、「言語文化研究」は、講義形式とします。
④専門科目
「専門科目」は各授業科目の内容に応じた授業形態(講義、演習、実習)で実施します。
・地理学分野の基礎的な知識・理解を得るための「都市環境学1・2」「農村環境学1・2」「歴史環境学1・2」「社会環境学1・2」「地誌学1・2」「地形環境学1・2」「気候環境学1・2」「地域生態学1・2」「環境地図学1・2」などの科目は講義形式とします。
・地理学分野のデータや地図等を分析し、情報・データリテラシーの応用力養成をはかる「空間情報学1・2」「地理情報システム実習1・2」などの科目は実習形式とします。
・フィールドワークの実践等を通じて問題解決力や自己設計・管理力を養成する「ゼミナール1・2」および卒業研究を行う「卒業論文」は少人数の演習形式とします。

ジャーナリズム学科

(1)学位授与の方針を踏まえた教育課程編成の方針 

①転換・導入科目、教養科目、外国語科目 
・卒業認定・学位授与の方針で掲げる資質・能力の基盤となる授業科目として、1年次に科目区分「転換・導入科目」として「専修大学入門科目」、「データリテラシー」、「キャリア基礎科目」、「情報リテラシー科目」、「基礎自然科学」、「保健体育基礎科目」を配置しています。 
・文化、歴史、社会、自然など幅広い領域の知識を理解し、説明できる能力を養成するため、科目区分に「教養科目」には、「人文科学基礎科目」、「社会科学基礎科目」、「自然科学系科目」、「融合領域科目」、「保健体育系科目」を配置しています。 
・言語運用能力を身につけ、活用することができる能力を養成するため、科目区分「外国語科目」には、「英語」、「英語以外の外国語」、「海外語学研修」を配置しています。 
②専門科目 
・科目区分「専門科目」には、本学科の学位授与の方針をふまえ、以下のような科目群を配置しています。 
まずカリキュラムを編成するにあたり、「ジャーナリズム」、「情報文化アーカイブ」、「メディアプロデュース」、「スポーツインテリジェンス」の4つの学びの柱を設けています。また科目間の関係や履修の順序、単位数等に配慮し、系統性と順次性のある教育課程を構築し、「基礎科目」、「基幹科目」、「発展・応用科目」、「関連科目」の科目群を配置しています。 
・ジャーナリズム学(ジャーナリズム・情報文化アーカイブ・メディアプロデュース・スポーツインテリジェンス)の基本的な知識・理論を理解するとともに、文化・歴史・社会、自然などについて幅広い教養を身に付け、説明することができる能力を養成)するため、「基礎科目」を配置しています。 
・社会事象に関する情報・データを収集・処理し、それを活用して自らの考えや判断を明確に他者に伝えることができる能力を養成)するため、「情報表現実習(基礎)」「情報表現実習(応用)」(2科目4単位)などの科目を配置しています。 
・ジャーナリズム学の専門的知識と幅広い一般的知識を統合させ、氾濫する情報を複眼的、批判的、論理的に分析し、現代社会における諸問題や実践的な課題を解決することができる能力を養成)するため、「基幹科目」、「発展・応用科目」、「関連科目」を配置しています。 
・広い視野から他者の多様な考え方や立場を理解し、良心や社会の規範をふまえて主体的に行動することができる能力を養成)するため、「発展・応用科目」、「関連科目」を配置しています。

(2)学位授与の方針を踏まえた教育課程実施の方針

​①転換・導入科目、教養科目、外国語科目 
・大学での学修の基盤となる能力を養成する「転換・導入科目」は多様な入学者が自ら学修計画を立て、主体的な学びを実践する初年次教育として実施します。 
・言語運用能力のうち、自分自身の思考や判断を明晰かつ適切に伝達するための基礎力養成は、「転換・導入科目」の「専修大学入門ゼミナール」、「スポーツリテラシー」、「スポーツウェルネス」において実施し、必修科目として、1年次に全員が学びます。 
・幅広い領域の知識・理解の修得は「教養科目」において実施し、8単位以上修得することを卒業要件としています。 
・言語運用能力のうち、母国語以外の言語運用能力の養成は、「外国語科目」において実施し、英語から4単位以上(外国人留学生は日本語8単位以上)、英語以外の外国語から4単位以上修得することを卒業要件としています。 
②専門科目 
・「専門科目」については教育課程編成の方針に基づき、以下のように実施します。 
・ジャーナリズム学(ジャーナリズム・情報文化アーカイブ・メディアプロデュース・スポーツインテリジェンス)の基本的な知識・理論を理解するとともに、文化・歴史・社会、自然などについて幅広い教養を身に付け、説明することができる能力を養成するための科目である「基礎科目」は、1年次から実施し、「ジャーナリズム論」など4科目8単位を必修科目、12科目24単位を選択科目として配置しています。特に社会事象に関する情報・データを収集・処理し、それを活用して自らの考えや判断を明確に他者に伝えることができる能力を養成するための科目である「情報表現実習(基礎)」「情報表現実習(応用)」(2科目4単位)などを配置しています。 
・ジャーナリズム学の専門的知識と幅広い一般的知識を統合させ、氾濫する情報を複眼的、批判的、論理的に分析し、現代社会における諸問題や実践的な課題を解決することができる能力を養成するための科目、広い視野から他者の多様な考え方や立場を理解し、良心や社会の規範をふまえて主体的に行動することができる能力を養成するための科目である「基幹科目」(26科目52単位を選択科目)、「発展・応用科目」(6科目16単位を必修科目、29科目58単位を選択科目)「関連科目」は、30科目60単位を選択科目)とし、2年次(「情報とスポーツ」、「現代社会とスポーツ」は1年次)から実施します。 
・ジャーナリズム学の専門的知識と幅広い一般的知識を統合させ、氾濫する情報を複眼的、批判的、論理的に分析し、現代社会における諸問題や実践的な課題を解決することができる能力を養成するための科目、広い視野から他者の多様な考え方や立場を理解し、良心や社会の規範をふまえて主体的に行動することができる能力を養成するための科目のうち、ゼミナール1~4は、3年から4年の各年次に実施し、必修科目として8単位、卒業論文・制作は6単位を修得することを卒業要件としています。 
・これらの専門科目群の中から、82単位以上修得することを卒業要件としています。

(3)教育内容・方法

​①転換・導入科目  
高等学校段階の教育と大学での教育とを接続するために、社会知性の開発を目指す専修大学の学生としての自覚と心構えを持ち、大学での学修に求められる最低限の読解力・思考力・プレゼンテーション力・文章力などの技能や能力を身につける内容の「専修大学入門ゼミナール」は、初年次教育の少人数演習形式とします。  
「データ分析入門」、「キャリア入門」、「情報入門1・2」、「あなたと自然科学」、「スポーツリテラシー」は、専門的な知識・技能とそれに基づく思考方法や地球的視野からの視点を持つため、その基礎となる内容と、大学で学ぶときだけではなく、生涯学ぶうえで社会においても必要とされる基礎的な力を身につける内容とします。  
②教養科目  
各学部・学科の専門教育を相対化し、専門教育の範囲を超えた幅広い領域の知識・技能を学び、異なる視点から問題にアプローチすることを目的とする「教養科目」は、各授業科目の内容に応じた授業形態(講義、演習、実験・実習)とします。  
「教養科目」を構成する「人文科学基礎科目」、「社会科学基礎科目」、「自然科学系科目」は、特に、文化、歴史、社会、自然など幅広い教養を身につける内容とします。また、「融合領域科目」は、基礎的な知識や技能を背景として、専門教育以外の異なる視点からの総合的な学習経験と創造的思考力を養成する内容とします。「保健体育系科目」は、自身の健康やスポーツへの理解を深める目的にとどまらず、自己管理力やチームワークなどを身につける内容とします。  
③外国語科目  
英語をはじめとする外国語の運用能力を獲得し、適切なコミュニケーションを行うことで、世界の文化や社会について理解を深め、幅広い視野からさまざまな問題に取り組む力を身につけることを目的とする「外国語科目」は、一部の授業科目を除き、演習形式とします。  
1年次に履修する英語は、入学時に行うプレイスメントテストに基づいて習熟度別の少人数クラスを編成し、外国語の基礎的な運用能力の獲得と適切なコミュニケーション能力を身につける内容とします。  
英語以外の外国語は、多くの学生が初めて学ぶものであることを踏まえ、初級・中級・上級とそれぞれの学習段階における到達目標を明確にした内容とします。  
また、異文化・多文化への理解を深め、世界の諸地域の言語とその背景となる文化を身につける内容の「世界の言語と文化」、「言語文化研究」は、講義形式とします。 
④専門科目 
「専門科目」は各授業科目の内容に応じた授業形態(講義、演習、実習)で実施します。 
主にジャーナリズム学(ジャーナリズム・情報文化アーカイブ・メディアプロデュース・スポーツインテリジェンス)の基本的な知識・理論を理解するとともに、文化・歴史・社会、自然などについて幅広い教養を身に付け、説明することができる能力を養成するための科目、社会事象に関する情報・データを収集・処理し、それを活用して自らの考えや判断を明確に他者に伝えることができる能力を養成するための科目である「基礎科目」は、各授業科目の内容に応じた授業形態(講義、演習、実習)で実施します。 
主にジャーナリズム学の専門的知識と幅広い一般的知識を統合させ、氾濫する情報を複眼的、批判的、論理的に分析し、現代社会における諸問題や実践的な課題を解決することができる能力を養成するための科目、広い視野から他者の多様な考え方や立場を理解し、良心や社会の規範をふまえて主体的に行動することができる能力を養成するための科目である「基幹科目」、「発展・応用科目」、「関連科目」は、各授業科目の内容に応じた授業形態(講義、演習、実習)で実施します。

人文・ジャーナリズム学科

(1)教育課程

  • 転換教育課程として、1年次に専修大学入門科目を配置しています。
  • 導入教育課程として、1年次に専修大学基礎科目(基礎統計学、キャリア教育関連科目、情報リテラシー関連科目、基礎自然科学、外国語基礎科目、スポーツリテラシー)を配置しています。
  • 教養教育課程として、1・2年次に人文・社会科学関連の基礎的な科目(人文科学基礎関連科目、社会科学基礎関連科目)、2年次以降において学際的なテーマを扱う科目(融合領域科目)、そして全学年を通じて自然科学系科目、外国語系科目、保健体育系科目を配置しています。
  • 専門教育課程においては、2年次以降において、学問の深化と相互連携に対応して「東西文化」、「生涯学習」、「ジャーナリズム」の3コースを設置 し、いずれかのコースに所属した学生に対して、それぞれのコースに定められた授業を開講します。また、各コースの専門領域に関わる科目群の他に、各コース を横断する「アーカイブ関連科目群」を配置しています。

(2)教育の内容・方法

1.転換教育課程(専修大学入門科目)
転換教育課程では、少人数演習形式の「専修大学入門ゼミナール」を設置し、社会知性の開発を目指す専修大学の学生としての自覚と心構えを持ち、大学での学修に求められる技能や能力(読解力・思考力・プレゼンテーション力・文章力)を身につけます。

2.導入教育課程(専修大学基礎科目)
導入教育課程では、専門的な知識・技能とそれに基づく思考方法や地球的視野からの視点をもつための基礎となる内容を学修します。同時に、大学で学ぶときだけではなく、生涯学ぶうえで社会においても必要とされる基礎的な力を身につけます。

  • 基礎統計学では、データを正しく読み取り、分析し活用する力を身につけます。
  • キャリア教育関連科目では、自分の生き方を主体的に考え、行動することで、将来を切り開く力を身につけます。
  • 情報リテラシー関連科目では、ITを使って科学的・論理的に情報を分析、活用する力を身につけます。社会の一員としての役割を意識させます。
  • 基礎自然科学では、身近な自然現象や最先端の科学に対して関心を持ち、諸問題について自ら考える力を身につけます。
  • 外国語基礎科目では、語彙・文法などについて基礎的かつ体系的に理解し、世界の文化や社会について理解を深め、幅広い視野から様々な 問題に取り組み力を身につけます。英語は必修とし、その履修にあたっては習熟度に基づくクラス編成をとることで、学生自身の学修進度にあった英語力の育成 をはかります。英語以外の外国語は必修とし、基礎的内容から学ぶ事で外国語の能力の育成を図ります。
  • スポーツリテラシーでは、スポーツを通じてコミュニケーション・スキルを育みながら、実践的な身体活動やスポーツが有する価値の学修を通して、社会生活上の諸問題を解決できる力を身につけます。

3.教養教育課程(教養科目)
教養教育課程では、各学部・学科の専門教育を相対化し、専門教育の範囲を超えた広い領域の知識・技能を学び、異なる視点から問題にアプローチすることで、多面的なものの見方の基礎を養成します。
  • 人文科学基礎関連科目、社会科学基礎関連科目、自然科学系科目では、それぞれの分野が対象とする問題や知見、用語を知り、社会の諸問題について、自ら考え、その解決に取り組む力を身につけます。
  • 融合領域科目では、同じテーマであっても複数の領域からのアプローチが存在することを理解し、多面的な思考能力や幅広い視野から社会の諸問題の解決に取り組む力を身につけます。
  • 外国語系科目では、導入教育課程の外国語基礎関連科目の修得を踏まえ、より高度なレベルの運用能力を獲得し、適切なコミュニケーションを行なうことで、世界の文化や社会について理解を深め、幅広い視野から様々な問題に取り組む力を身につけます。
  • 保健体育科目では、導入教育課程のスポーツリテラシーの修得を踏まえ、スポーツを通じてコミュニケーション・スキルを育みながら、実践的な身体活動やスポーツが有する価値の学修を通して、社会生活上の諸問題を解決できる力を身につけます。

4.専門教育課程(専門科目)
  • 1年次には、3つのコースに対応した各分野の基礎的知識を養うために、各分野の概説科目を設置しています。
  • 2年次からの専門教育課程科目では、「東西文化」、「生涯学習」、「ジャーナリズム」の3コースを学ぶ上で必要とされる、多彩で最新の専門科目を設置します。
  • それぞれの進路で必要とされる科目を段階的かつ体系的に学修するとともに、他コースの専門科目の中から希望の科目を選択して学修することによって、幅広い知識と高い問題意識を修得することができます。
  • 2年次から専門ゼミナールを開講し、少人数でのゼミ形式での授業を行うことで、各自の個性的な資質の滋養に努めています。
  • 海外語学留学制度などの活用や、起業へのインターン制度を導入するなど、現場における実践的な教育を行います。

(3)学修成果の評価方法

  • 教養教育課程の科目から8単位を修得したことをもって、文化・歴史・社会、自然などについて幅広い教養を身につけ、社会生活上の諸課題に取り組むための多様な視点を有していると評価します。
  • 導入教育課程の外国語基礎科目8単位の修得をもって、国際的な視野に立つ基礎的能力を身につけていると評価します。
  • 専門教育課程で選択必修とされている36単位および選択科目16単位を修得したことをもって、社会的・国際的諸課題に対して、情報・ 事実・データを分析し、問題を発見して、その解決に向けた見解を論理的に表現し、議論する能力を修得していると評価します。また、公正性・多様性と持続性 といった観点から、人と社会のあるべき姿について思考し、自分なりの見解として表現することができると評価します。
  • 専門教育課程におけるゼミナール(演習科目)の単位を修得したことをもって、特定の分野について、自ら問題を設定し、研究を深めた上で、その成果を説得力をもって表現できると評価します。
  • 卒業論文8単位の修得をもって、自らの研究について、その有効性とともに問題点をも理解し、相互批判を積極的に行うことができると評価するともに、卒業認定・学位授与の方針に掲げる全ての資質や能力が身についたことを総合的に評価します。