内定・内々定について

内定・内々定について

 面接試験を通過して「一緒に働きたい」と思える人物であると評価されると、晴れて「内定」を得ることができます。内定とは「来春(卒業後)入社していただきます」ということを在学中に約束することを意味します。

内定の時期

 注意すべきは、企業側はこの「内定通知」をもって、採用活動を終息させるということです。想定していた採用予定人数に内定通知を終えた後は、何らかの理由で欠員が出ない限り企業は採用活動をそこでストップします。企業が内定を出す時期にはピークがあり、それ以降は徐々に採用活動を継続する企業が減ることになります。いつ頃内定を取るのかを意識しながら、就職活動のスケジュールを管理していくことが大切です。

内定通知後に留意すべきこと

 一般的に、内定は、

 といった方法で通知されますが、そのタイミング等については、企業により異なります。

 内定通知を受け取ったら、以下のような点に注意をしてください。

1. 内定通知は必ず保存

 「内定」は、口頭、電話、文書、メールなどによって通知されます。口頭や電話による通知があった場合は、相手の部署・氏名を確認してください。また、文書やメールの通知は必ず保存しておいてください。なお、内定が出た場合でも、必ず採用が保証されたわけではありません。どの企業においても「健康に卒業できた場合」というような条件がついているので、内定後は気を抜かずに卒業に向け努力をしてください。

2. 入社承諾書、誓約書の取り扱い

 入社承諾書(誓約書)とは、卒業後にその企業に入社することを約束する書類で、内定通知後に即日、あるいは、期限内に提出を求められます。第一志望の企業であれば提出に問題はありませんが、まだ就職活動を継続したい場合には取り扱いが大変難しくなります。事情を聞いた上で提出を待ってくれる企業もあれば、その場で決断を迫る企業もあり対応は各企業により異なります。いずれにしろ、入社承諾書の提出後に内定を辞退することはトラブルにつながることもあり好ましくありません。
 入社承諾書の提出について判断がつかない場合は、すぐにキャリア形成支援課に相談してください。

3. 内定取り消しに注意

 内定後に以下のような事態が起こった場合、内定は取り消しになってしまいます。内定後の学生生活にも十分注意をしてください。

  1. 単位が足りず卒業ができなかった場合
  2. 事件などに関与した場合。著しく公序良俗に反する行為があったことが発覚した場合
  3. 病気や怪我などで通常の職務に従事できないような健康状態になった場合

※以上のような明確で正当な事由が無い限り、企業側が一方的に皆さんの内定を取り消すことはできません。

重複内定への対応

 複数の企業から同時に内定を得ることを「重複内定」と言います。就職活動においては、内定通知のタイミングの問題から、どうしても他社の内定を持ちつつも活動を継続しなければならないケースが出てきます。重複内定した場合は以下のような対応が必要になります。まず、重複内定した時点で速やかに志望度の低い企業を辞退してください。内定辞退したい旨、人事担当部署に電話で連絡し、指定された日時に直接その会社まで出向きます。辞退の理由が問われますので、企業側が納得できる理由を誠意を持って伝えてください。
 他社の内定状況については求められなければ伝える必要はありません。
 重複内定には、基本的に以下の3点を基本として対応しましょう。

1. 内定を持ちすぎない

 内定が2社以上になったら、志望度の低い企業はすぐに内定を辞退してください。「とりあえず内定を持っておく」という行為は避けてください。

2. 内定辞退は迅速に

 内定辞退はその申告が遅くなればなるほど、大きなトラブルに繋がります。取り返しのつかない時期に内定辞退をされると、人員計画や予算などに大きな支障をきたすことになり企業に大変な迷惑をかけることになります。自分自身の企業選択の基準を明確にして、内定辞退の連絡をズルズルと先延ばしにするようなことは避けましょう。

3. 内定辞退の連絡は誠意をもって

 企業が内定を出したということは、皆さんを「一緒に働きたい人物」と評価したということになります。内定辞退を行う時には、お詫びをするのが当然のマナーです。メールで簡単に済まそうなどと思わずにまずは誠意を持って辞退を伝えることが大切です。

進路届の提出

 卒業後の進路が決定した時には必ず進路届を提出してください。進路届の提出は、民間企業就職者だけでなく、公務員、教員、大学院進学、資格取得・公務員受験準備、留学など全ての進路が対象です。進路の届け出は以下の3点です。

① 進路届
 卒業後の進路が決定したら速やかに提出してください。民間企業就職に限らず、進学、資格取得、留学など、全ての進路が対象です。

② 就職活動体験記
 インターネットの書き込みではない、専修大学オリジナルの情報源です。後輩に採用選考の情報を伝えてください。就職活動の大変有効な資料となります。

③ 就職アンケート(民間企業就職者のみ)
 就職活動全般についてのアンケート調査です。その年度の企業の採用動向や皆さんの就職活動状況を把握し、今後の就職支援の参考としますので、in Campusのアンケート機能よりご協力ください。