ご挨拶

理事長(趣意書用)

学校法人 専修大学理事長 日高 義博  


 専修大学は、平成31年に創立140年を迎えます。また、石巻専修大学も、平成30年には創立30年を迎えます。本学は、明治13年に創立された「専修学校」を出発点として、綿々と高等教育機関としての役割を果たし、29万人を越える卒業生を輩出してまいりました。この間、苦難の出来事が多々ありましたが、卒業生ならびに皆様のご支援・ご協力により、学窓の灯火を絶やすことなく、私学としての着実な進展をしてまいりました。

 専修大学創立130年の際には、皆様から多大なご寄付をいただき、さまざまな記念事業を展開することが出来ました。今般、東日本大震災後のキャンパス整備等を促進させ、かつ今後の教育力・研究力の飛躍の基盤を築くために、平成27年4月から5か年の募集期間による「専修大学創立140年・石巻専修大学創立30年記念事業募金」を設けました。専修大学も石巻専修大学も、18歳人口が減少していく中にあって、大学の生き残りをかけた大学改革に取り組んでいます。しかも、グローバル化の波が大学の変革を迫っています。このような状況であればこそ、本学は、建学の精神に基づき、社会の屋台骨を支える多様な人材を育成していかなければなりません。現在までのキャンパス整備事業の進捗状況を申し上げますと、次のような状況にあります。

 専修大学の神田キャンパスでは、平成26年4月に5号館が完成しました。この校舎は、震災により損傷した旧5号館を取り壊して、新たに建て替えたものですが、講義教室に加え、アクティブ・ラーニングの機能も有するものとなりました。また、神田キャンパスでは、靖国通り新校地(約2千平米の敷地)に新校舎の建設します。平成32年3月までに完成するように建設計画を進めています。平成32年には、神田キャンパスに商学部が移転しますし、さらに国際系新学部の設置も検討されています。神田キャンパスには、専修大学創立140年を目処に、新たな「知の発信」の拠点が誕生することになります。

 生田キャンパスにおいては、平成26年5月には、専修大学国際交流会館が完成しました。グローバル化の時代にあって、海外に目を向けた学生の主体的な学びを促進する場になっており、現在、国際交流の拠点として活動しています。また、平成27年2月には、生田第1体育寮・生田第2体育館が完成しました。地震後、解体した旧2号館・3号館の跡地には、大学院教育等を担う7階建の3号館、そしてアクティブ・ラーニング等の機能を盛り込んだ地下1階地上2階建の2号館が完成し、本年4月から使用を開始しています。3号館の7階ホール「蒼翼の間」からは、富士山、筑波山等を一望することができ、キャンパスのシンボル的な建物となりました。

 石巻専修大学では、平成27年3月に、学生寮「石巻専修大学ユニバーシティハウス」が完成しました。地震後、学生の住環境を整備する必要があり、新築いたしました。単なる住宅の提供ではなく、栄養面も含めて学生生活全体をサポートする施設としました。

 本学は、現在、21世紀ビジョンとして「社会知性(Socio-Intelligence)の開発」を掲げ、教育・研究に取り組んでいます。また、大学運営については、「学生を基本に据えた大学づくり」をポリシーとしております。大学の持続的な発展のためには、財政基盤を強固なものにしなければなりません。法人として全力を尽してまいりますが、オール専修の絆を結束し、専修大学および石巻専修大学を応援していただく皆様方にも共感を持っていただけるような、活力ある大学運営を目指したいと思います。

 「専修大学創立140年・石巻専修大学創立30年記念事業募金」につきまして、校友、育友、教職員の皆様をはじめ、専修大学および石巻専修大学を応援してくださる産業各界の皆様、関係各位に対しまして、重ねてご支援ご協力賜りますようお願い申し上げる次第です。
 
平成29年4月
センディ

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