■小林孝秀ゼミ
研究テーマ: 日本考古学(古墳時代)
研究の近況: 「古墳とは何か」「古墳が造られた時代とはどのような時代であったのか」、遺跡から発掘される様々な資料をもとに、その解明を目指しています。特に、古墳時代の墓制や祭祀・儀礼、交流と地域社会、渡来人・渡来文化、古墳の終焉などに関心をもって研究を進めています。
- 「群馬県における横穴式石室の導入背景」(『地方から見た継体朝とその前後〜6世紀前半期の群馬の古墳時代』令和4年度高崎市観音塚考古資料館第34回企画展,高崎市観音塚考古資料館,2022年)
- 「横穴式石室からみた古墳時代の首長 関東−横穴式石室の諸相と首長像−」(『季刊考古学』第160号,特集 横穴式石室からみた古墳時代社会,雄山閣,2022年)
- 「関東出土の朝鮮半島系甑」(土生田純之先生退職記念事業会編『人・墓・社会―日本考古学から東アジア考古学へ―』雄山閣,2022年)
- 「倭国の渡来系文物」「壁画古墳(装飾古墳)」(鈴木靖民監修/高久健二・田中史生・浜田久美子編『古代日本対外交流史事典』八木書店,2021年)
- 「横穴式石室から見た常陸の地域性と特質」(『古代文化』第72巻第4号,古代学協会,2021年)
- 「つくば市西栗山遺跡出土の多孔式甑―渡来系資料の評価をめぐる視点―」(『生産の考古学』V,六一書房,2020年)
- 「石室・棺構造からみた金鈴塚古墳の評価」(『金鈴塚古墳出土品再整理報告書』木更津市教育委員会,2020年)
- 「関東北西部の横穴式石室―導入とその系譜をめぐって―」(土生田純之編『横穴式石室の研究』同成社,2020年)
- 『横穴式石室と東国社会の原像』(雄山閣,2014年)
など。
2023年度学部ゼミナール
学部生 研究テーマ |
4年生 |
中司 塁 |
アイヌ文化のクマ祭りについて |
茂木 涼祐 |
相模の古墳について |
加瀬 知也 |
障子堀について |
丹治 朱音 |
古墳時代の鈴鏡について |
戸内 未芙 |
古墳時代の群馬県西部における窯業史 |
3年生 |
長澤 桂隆 |
古墳時代の儀礼について |
佐藤 優哉 |
東国の装飾横穴墓について |
荒井 隼平 |
地域間における縄文土器の流通について |
松永 啓佑 |
横穴墓の外表について |
赤澤 亮太 |
古墳時代の副葬品 |
鈴木 鼓太朗 |
鳥形埴輪について |
2年生 |
小林 奎太 |
北海道アイヌのチャシ文化について |
布施 美優 |
江戸時代を中心とした化粧品・化粧道具について |
大島 和月 |
城郭建築について |
川村 怜維 |
織豊期の城郭建築について |
新井 ゆりあ |
縄文時代の環状列石について |
宮副 真衣 |
城郭について |
ヒギンス 凱 |
@ウルク期の政治と社会について/A前期古墳について |
志田 愛月 |
古墳・埴輪など |
根岸 瑞季 |
土偶などの遺物(形が面白いもの) |
秋元 奏恵 |
古墳時代の鏡について |
2023年度大学院ゼミナール
大学院生 研究テーマ |
修士課程3年生 |
小此木 遼 |
横穴式石室の構造と空間利用について ―上野地域を中心として― |
修士課程2年生 |
正田 悠馬 |
横穴式墓制から見た地域社会 |
高橋 萌 |
弥生時代の鳥形木製品の様相 |
修士課程1年生 |
三田 日向乃 |
古墳時代の牧推定地における馬具の様相 |
金内 一晟 |
下野・上野地域における墳丘構造とその性格 |
呂 泊洋 |
日本における極彩色壁画古墳と南北朝・隋唐時代の大陸における壁画墓の関係性 |
野島 大和 |
九州地方における家形横穴墓の出現と展開 |
小島 健太郎 |
奈良・平安時代の銭貨使用と流通に関して |
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