■飯尾ゼミ


研究テーマ:研究テーマ:中国古代における国家・共同体・家族

研究の近況:墓などから出土した秦漢時代の竹簡の文字解釈に苦しみながら学生・院生と楽しく勉強しています。

  • 侯外廬『中国古代社会史論』(共訳、名著刊行会、1997)
  • 「中国古代の法と社会」(『岩波講座、世界歴史』第5巻、岩波書店、1998)
  • 「中国古代における個と共同性の展開」(『歴史学研究』729、1999)
  • 「中国国家史研究は進んだか」(『歴史学研究』782、2003)
  • 「中国古代における人の移動とその規制に関する基礎的研究」(『専修大学人文科学年報』37、2007)
  • 「秦・前漢初期における里の内と外−牢獄成立前史−」(『中国前近代史論集』汲古書院、2007)
  • 『中国史のなかの家族』(山川出版社、2008)
  • 「世界史教育と中国古代史研究−とくに鉄器と牛耕の出現をめぐって−」(『歴史評論』711、2009)
  • 「中国古代土地所有問題に寄せて−張家山漢簡『二年律令』における田宅地規定をめぐって−」(『張家山漢簡『二年律令』の研究』東洋文庫、2014)
  • 「戦後日本における中国古代国家史研究をめぐって」(『専修史学』60号、2016年3月)
  • 「中国史における初期国家論をめぐって 」(『専修史学』62号、2017年3月)
  • 「国家論」(歴史科学協議会『歴史学が挑んだ課題−継承と展開の50年』大月書店、2017年6月)
  • 「中国古代国家史研究の論点と課題」(『歴史評論』837号、2021年1月)
  • 「亭部考−中国古代国家における地域区分の周縁?」(『専修史学』73号、2022年11月)



---学部ゼミナール---大学院(博士後期課程・修士課程)ゼミナール---


2025年度学部ゼミナール

『塩鉄論』を読み、前漢代の全状況の把握に努めています。

2025年度学部ゼミナールのメンバー


学部生 研究テーマ
4年生
齊藤 漢代における食からみた民の暮らし
杉村 簡牘史料にみえる秦律と法家思想
坂口 漢とローマ―諸国間交流―
永井 秦末の楚漢戦争
澤畠 唐代の交易
秦漢軍事史
佐藤 後漢・三国時代の諸部族の存在
3年生
笹川 後漢・三国時代の文化
立川 秦代の法と政治
生田 秦漢時代の政治と民衆
樽谷 中国古代の後宮
今津 漢の高祖から武帝期における匈奴
濱中 柳宗元の人物像
佐藤 殷代の甲骨文字
高橋 統一の歴史的経緯―春秋戦国時代の変革―
大野 始皇帝の誕生に至る歴史的過程
川松 魏王朝の成立過程
大澤 秦漢時代の皇帝と官僚と民衆−法律と思想からみた−
2年生
尾崎 古代中国における集落と生活
勝山 中国古代諸王朝の異同
甲斐 春秋戦国時代の歴史的展開
宮坂 始皇帝時代の生活と文化−後宮の構造を視点として−
杉山 春秋戦国時代に成立した思想
山田 中国古代における儒家と法家
小日向 中国古代の民衆の生活と文化
佐藤 東アジア世界における日中関係
平川 秦の始皇帝像
外山 隋唐時代における仏教
西脇 秦の六国統一戦争と将軍たちの活躍
西山 中国古代における宗教の位置付け



2025年度大学院ゼミナール


院ゼミでは『嶽麓秦簡(肆)』を読み、中国古代の郷里社会の実体に迫ろうとしています。
専修大学『二年律令』研究会では、『嶽麓秦簡(参)』を読み、訳注作成を続けます。訳注は『同』案例01〜07まで『専修史学』59・61・63・70・71・72・75号に掲載しています。

大学院
修士課程
ラニ 研究テーマ 元朝の政治と社会構造
卒業論文 「遊牧と農耕の衝突と融和―匈奴と鮮卑―」
研究テーマ 後漢末における豪族・名士の政治的な選択
卒業論文 「後漢末道教の宗教勢力から地域の政権への移行
研究会
専修大学『二年律令』研究会
研究会メンバーは『専修史学』75号(2023年)の付記を参照してください。


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