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都市研究ゼミの概要

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m= ご挨拶 =

 
                   
 

 自己紹介させていただきます。昨日(2005.2.3)インド・バンガロールの『ソフト
ウェア輸出』について、ORCの一環で報告したように、インドには恩師高野史男
先生の影響もあって興味を抱いております。教え子の中にも、デリーやイスラマバ
ード(パキスタン)で現在、研究を続けてくれています。彼らが将来どの程度まで
立派に成長してくれるのか大いに楽しみにしております。

 ところで、本来は再開発や街づくりに関心があって、イギリスを中心に、ブラジル
や韓国の都市をフィールドに暇をみつけては出かけております。この夏(2005.7.1
6~9.26)にはブラジルのクリチバに短期留学に出かける予定です。また、近いと
ころでは春休みに韓国の大邱にゼミナールの学生達と出かけます。金君という学
生の故郷でもあるのです。

 多少余談なことですが、新婚旅行に出かけたぐらいの韓国好きであることには
間違いありません。李君という教え子の結婚式にも夫婦で釜山に出かけたことも
あります。インド料理や韓国料理にぞっこんであることはもちろん、私自身が関西
出身というのも関係があるでしょう。このような状況をつくり出したのは、海外研究
の原点が食べ物を中心とした文化と人が好きになるという人間愛なくしては考え
られません。

 最後に、私のゼミナールの運営理念は来る者拒まず去る者追わずです。学生
諸君は大いに悩んで、力いっぱい大切な時間を過ごしてほしいものです。くよくよ
していても何も進歩しません。好奇心こそすべての進歩の始まりです。

                                2005.2.9 福島義和
 

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KTX(Korea Train eXpress)の車内にて

 
                   
m m= ゼミの概要 = m
                   
  <授業の目的・狙い>
 「フィールド」と「理論」を結びつけることを目標に、「地域から学ぶ」姿勢を大切に
したい。野外の科学たる地理学が,無目的に実態調査をくり返す状態では物足
りないし、一方西欧の理論を安易に援用し日本の地域で検証しようとするのも問
題点が残る。以上の考えから、学生諸君は最初は余り地理学に固執せずに,各
自の興味あるテーマに積極的にアプローチして欲しい。その為には経済学・社会学
・人類学・歴史学・建築学・心理学などの専門書にも目を通して欲しい。
この授業では,発表者が関心のあるテーマの論文を専門誌から選び出し、ゼミ生
に理解しやすく発表する義務がある。この行為があって初めて演習の授業が成立
するのである。もちろん、最終的には立派な卒業論文を仕上げるのが学生諸君
の目標である。


<授業の形態>
 ゼミ生のしっかりした内容のある研究発表を中心に、討論を活発に行なう。


<授業の内容>
 すでに、前述の目的の所で内容にも触れているので、ゼミにおける活動を以下に
掲げる。

(1)年2回のゼミ合宿を夏休みと春休みに実施する。通常ならば、千葉県佐原市
 の実態調査や、集中的な読書会ということになるが、海外(韓国の済州島や釜
 山市さらには台湾の台北市や高雄市)の調査に出かけることもある。

(2)経済学部の黒田ゼミとの交流会を毎年秋に行っている。

(3)本年度は4年生の卒論の研究対象地域の巡検を実施したい。今までの例で
 いえば、代官山の同潤会アパートや多摩ニュータウンの巡検を企画した。それ故、
 4年生はできるだけ早く研究対象地域を決定することが望ましい。4年生諸君は
 自らのフィールドを自信をもってゼミ生に案内できるようにして欲しい。


<文献案内>
ゼミナール時に紹介する。


台湾師範大の陳先生と台北・淡水の食堂にて

 
                   
                   
    = 福島義和 プロフィール =  
                   
 

【担当科目】

(学部)都市環境学I・II、野外調査法、地理学基礎ゼミナール、ゼミナールI・II
(大学院)
(MC)地域システム論特講II、地域システム論特講II演習、地域研究法
(DC)地域論特殊研究II、地域論特殊研究II演習、地域特別研究法


【専門分野】

都市経済地理学、イギリス・インドの地域研究


【研究テーマ】

・再開発研究(ロンドン・ドックランズや川崎臨海部)
・第三世界の住宅政策(インドやブラジル)


研究業績】(94年~)

・マドラス大都市圏の居住問題、現文研第70号、専大現代文化研究会、1994
・エコシティ・クリチバの都市計画、ラテンアメリカレポート15-1、アジア経済研究所、1998
・ドックランズ再開発事業にみる中央政府と地方政府の関係、社会科学年報第32号、
 専修大学社会科学研究所、1998
・相模原市の街づくり『街づくりマーケティングの国際比較』、同文館、1998
・まちづくりとTMOへの期待『商業まちづくり-商業集積の明日を考える』、白桃書房、2003
・シャープ(株)亀山工場の立地と地方自治体の思惑、専修大学社会科学研究所月報、
 No.495・496、2004
・植民地都市マドラス(チェンナイ)、地理49-6,2004

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研究室にて

 
                   
                   
 

環境地理学専攻〕 〔環境地理学専攻・教員紹介〕 〔ゼミHP・インデックス

 
                   

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