並木 信明
NAMIKI Nobuaki
専門分野
★アメリカ文学、William Faulknerとアメリカ南部文学、キリスト教文化
もともとは理科系の学生でしたが(北海道大学工学部機械工学科)、アメリカの文化とアメリカ人に興味を抱くようになって立教大学文学部英米文学科に3年編入して以来、ノーベル賞を受賞したフォークナーを中心に研究しています。
フォークナー(1897-1962)は生涯の大半をすごしたミシシッピ州北部の町オックスフォードをモデルにした、ヨクナパトーフ・@郡ジェファソンという架空の町を舞台に多数の長編や短編を書きました。豪壮な邸宅に住む南部貴族と呼ばれる富裕な白人家族、そこに仕える黒人家族、綿花畑で働く黒人や白人の農民たち、さらに町の商店主、弁護士、牧師、婦人といった人々が登場する彼の小説世界はまことに多彩で南部社会ばかりでなく、アメリカ全体の縮図ともなっていて、いくら研究しても尽きない題材を提供してくれます。
また前任校の山梨大学教育学部で関わった情報教育の知識を生かして、英語英米文学科のホームページや日本フォークナー協会のホームページ作成に関わっています。ちなみに
http://www.faulkner-in-japan.net/を開くと内外のフォークナー研究者の論文や書評をのぞくことができます。私が苦労して仕上げたものです。
主な業績
- ・『アメリカの対抗文化』(共著)大阪教育図書.
- ・『アメリカの短編小説を読み直す』(共編著)北星堂書店.
- ・『アメリカ文学の冒険』(共編著)彩流社.
- ・『映像文学に見るアメリカ』(共著)紀伊国屋書店.
- ・『文学と批評のポリティクス』(共著)大阪教育図書.
- ・『文学的アメリカの闘い』(共編著)松柏社.
- ・その他『英語青年』、『アメリカ文学研究』や大学紀要などにフォークナー、ヘミングウェイなどアメリカ作家の論文を掲載。
- ・専修大学研究者情報データベース(研究業績一覧付)
担当科目
- ●2011年度担当科目(学部のみ)
- ・教養英語
- ・Special English 1,2(1年)
- ・英語英米文学入門 1,2(1年)
- ・ゼミナール I,II(3年)
- ・ゼミナール III,IV(4年)
関連リンク