坂野ゼミナール
§3年 坂野ゼミ§
「戦争」をテーマに、映画、文学作品、音楽、日記などさまざまジャンルを素材にして、人は戦争をどのように描いてきたのか、どのように受けとめてきたのかを研究しています。ゼミ生の新しい感覚を活かしながら、戦争と人間の関係について検証していきたいと思っています。ただ、歴史的背景を知らないとわからないことも多いですから、比較的簡便な資料〔日本語・英語〕を利用して、戦争をめぐる知識を増やしたり、自分で調べて発表してもらうことも心がけています。
今まで扱った対象の一部を紹介します。
【映画作品】
- 「史上最大の作戦」
- 「プライベート・ライアン」
- 「グローリー」
- 「戦場のピアニスト」
- 「シンドラーのリスト」
- 「南京1937」
- 「ひまわり」
- 「プラトーン」
- 「フルメタル・ジャケット」
- 「火垂るの墓」
- その他
【文学作品】
- 『西部戦線異状なし』
- 『武器よさらば』
- 「エズミに捧ぐ――愛と汚辱のうちに」
- 『スローターハウス・ファイブ』
- 『野火』
- 『水滴』
- 『黒い雨』
- 『ディア・アメリカ』
- 『きけ、わだつみの声』
- など
やり方としては、グループ分けして、一つのグループが報告者になり、ディスカッションを盛り上げるようにしてもらっています。テーマについて調べたことをグループごとにパワー・ポイントを使ってプレゼンテーションをしてもらうこともしています。戦争史跡を見学するフィールド・ワークも計画中です。
06年度卒業生の卒業研究のテーマは、
「第二次大戦中のアメリカの日系人強制収容所の問題」、「ヒトラーとワーグナーの関係」「特攻隊が文学作品にどのように描かれたか」、「アメリカの戦争映画の変遷」、「日本軍捕虜の経験のあるイギリス作家の研究」など多岐にわたっていました。今年の4年生も多様なテーマが期待できそうです。
(9月17〜18日、ゼミ旅行に行ってきました。鬼怒川温泉で花火や卓球や川下りをしてきました!)