専修大学文学部英語英米文学科

Department of English


 *専修大学 文学部 英語英米文学科のホームページは2018年3月1日をもって、 こちらのURL先(https://www.senshu-u.ac.jp/education/faculty/letters/eibeibun/)に移転しました。
本ホームページは上記日付をもって更新を停止し、2017年度までの活動のアーカイブとして保存されます。
長期のご愛顧を賜り、まことにありがとうございました。

黒沢ゼミナール

2014年度 新着情報

2011年に、長期在外研究でニューヨークのマンハッタンに1年間滞在しました。
コロンビア大学のアメリカ研究センターに所属し、多くの知的刺激を受けてきました。
この体験を「マンハッタン滞在記」に書きました。
帰国後はゼミのテーマを「NY都市研究」とし、ニューヨークをさまざまな側面から勉強して きました。
その最初の成果が卒業研究として2013年12月に提出されました。
2011年は、ニューヨークの道路が特徴的なグリッドパターンに計画されてから200周年を迎え、
ニューヨーク ・シティ・ミュージアムでは、その記念展覧会が開かれました。
このグリッドパターンをとりあげた研究や、マンハッタンでもっとも成功した都市開発プロジェクトの一つとして
今注目されて いる旧高架鉄道を再利用した空中庭園ハイラインをテーマにした研究など、
バラエティーに富んだ研究成果が得られました。
旧セミナールの テーマも含め、詳細は「専修大学アメリカ研究」のウェブサイトをご覧下さい。



2009年度 

ゼミ生が専修大学・グアム大学のサウンドスケープ比較研究をしました。
採取した音を使って、オリジナルのサウンドスケープミュージックも作曲しています。
詳細はこちら

2009年度卒業研究の講評はこちら

専修大学アメリカ研究ゼミナールHP
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§4年 黒沢ゼミ§

黒沢先生のアメリカ調査
 4年生のゼミでは、「パーク化するアメリカーセントラル・パークからディズニーランドまで」というテーマで、現代アメリカ社会・文化を考えてきました。今日のアメリカを見渡すと、郊外住宅地は パークと呼ばれ、ショッピングモールはテーマパークとなり、墓地までもがメモリアル・パークと呼ばれています。なぜ、このような現象が起こっているので・オょうか。どのような文化的な意味があるの でしょうか。このような問いを『テーマ化するアメリ・J』・竅Ewテーマパークの諸相』などの英文資料を読み皆で考えてきました。

 パーク化された空間を理解する一つの手がかりとしては、商品だけでなく、環境も消費するような公共空間といえるでしょうか。ディズニー・ワールドは、環境そのものにコピーライトを適用した史上 初めての公共空間です。能登路雅子先生の『ディズニーランドという聖地』をテキストに、ディズニーランドが人を引きつける魔法を、そのコンセプトから、設計上の緻密な計算まで詳しく学びました。 その成功によって、ディズニーランドはテーマパークという新しい野外エンターティメント形式を誕生させることになります。そして、ディズニーランドの非日常世界は、しだいに虚構世界ではなくなり 、われわれの住む現実空間の方が確実にディズニーランドに近づいていると能登路先生はおっしゃっています。

郊外型の家

 そこでわれわれは、アメリカのパーク化した郊外住宅地やショッピングモールへと目を転じ、いったいどのようなユートピア空間が追求されているのか検証することにしました。確かに、公園のような 美しい景観のなかに、クリーンで、清潔で、美しく統一された家々が立ち並ぶ郊外住宅地を多く目にします。そこは、ディズニーランドとは違い、それぞれが私有地なのになぜこのような環境のコントロ ールが可能なのでしょうか。それをエヴァン・マッケンジーの『プライベートピア』などを読み考えてみました。この本はちょっと難しかったようですが、もちろん英文資料も抽象的で難解だったのです が、皆弱音もはかずに、ともかくもチャレンジしました。そこが、この年のゼミ生達のとりえなのです。

レンタカーに乗ったゼミ生

 今年の夏には、実際にアメリカに郊外住宅地を見に行こうということになり、8名でサンディエゴ郊外のランチョベルナルドに行って来ました。航空券からホテルまで自分たちで予約し、旅行の計画を 立て、それが大いに勉強になったようです。最後に卒業研究のテーマを紹介したいと思いますが、アメリカの郊外住宅ばかりでなく、食の歴史や、大統領の・梶[ダーシップ、エルビス・プレスリーやビー ト・ジェネレーション、ディズニーが開発した住宅地・Zレブレ・[ション・シティ、50年代のデザイン、チカノ・アートなどとさまざまなことを追究しています。
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§3年 黒沢ゼミ§

 3年生のゼミでは、自動車を中心とした郊外型のライフスタイルが確立されるアメリカの50年代に焦点をあてて勉強しています。50年代はファーストフードやクレジットカード、テレビなどが登 場し大量消費文化が築かれた時代です。郊外の一戸建ての家に住む人々が増え、それぞれの家庭が物理的には孤立したスタイルをとり始めた時に、テレビや雑誌によってこれまで以上に家庭が結びつけ られるという現象が面白いことに同時進行します。夫は外で働き、妻は専業主婦というライフスタイルが普及したのもこの時代でした。一方で、性にまつわるタブーが挑戦を受け、初めて人の性行動を調査したキンゼー・レポートが出版され、またビート世代と呼ばれる体制に反抗する若者たちが登場しました。また、マッカーシズムやマイノリティの弾圧なども重要な出来事です。まずは、ディビッ ド・ハルバースタムの『ザ・フィフッティーズ』をテキストとし、50年代という時代を様々な側面から理解することを試みています。これから、ゼミ生それぞれの関心に沿って、テーマを選択し深め ていくことになります。
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