専修大学文学部英語英米文学科

Department of English


 *専修大学 文学部 英語英米文学科のホームページは2018年3月1日をもって、 こちらのURL先(https://www.senshu-u.ac.jp/education/faculty/letters/eibeibun/)に移転しました。
本ホームページは上記日付をもって更新を停止し、2017年度までの活動のアーカイブとして保存されます。
長期のご愛顧を賜り、まことにありがとうございました。

並木信明教授(文学部英語英米文学科教授)
最終講義

◆平成30年1月10日(水)
演題「ウィリアム・フォークナーの妻エステルの文学的表象について」



 今年度で専修大学を定年退職される文学部英語英米文学科の並木信明教授の最終講義が、1月10日(水)、「アメリカ文学の世界」の講義内で、学科長の濱松純司先生の司会により行われました。
 濱松先生によるご紹介の後、これまで公にはしてこなかったという、並木先生ご自身の大学進学、大学院への進路決定にまつわるお話を交えながら、 先生のご専門である20世紀アメリカを代表する作家ウィリアム・フォークナーについて、彼の妻エステルに関する最新の研究を踏まえ、 従来は悪妻と見做されてきた彼女のフォークナー作品への強い影響を捉え直すという主旨の講演となりました。

 

 フォークナーの幼馴染であったエステルは、家の意向で一度は別の男性と結婚しますが、その後も続くフォークナーの求愛に応え、最初の相手と離婚した後にフォークナーと結婚しています。 フォークナー初期の詩作品から、代表作と見做される『響きと怒り』や『サンクチュアリ』といった長編小説・E・iに至・驍ワで、 彼の作品の中核には神秘化されたエステルの姿と、彼女を追・「かける自身の姿が道化師・ストーカー的にカリカチュアライズされた形で刻印されているのではないか――という内容を、 これまで先生が講義をされた「アメリカ文学の世界」や「キリスト教文化論」と同様に、図絵を豊富に用いてお話しいただきました。

 フォークナーの文学史的な位置付けは今年度の「アメリカ文学の世界」講義の以前の回ですでに説明されているため、 より専門的な先生ご自身の研究、また先生ご自身のお話について、学生も興味をもって参加できたように思います。
 最終講義の詳しいセッティングや司会を担当してくださった濱松先生、また当日進行を手伝ってくださった学生の皆様、聴講しにいらした先生方や講義外の学生の皆様、ありがとうございました。
 なにより、長いあいだ専修大学にて英語教育・文学研究に尽力された並木先生、ありがとうございました。

本文・写真 専修大学大学院文学研究科 岡田大樹

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