専修大学文学部英語英米文学科

Department of English


 *専修大学 文学部 英語英米文学科のホームページは2018年3月1日をもって、 こちらのURL先(https://www.senshu-u.ac.jp/education/faculty/letters/eibeibun/)に移転しました。
本ホームページは上記日付をもって更新を停止し、2017年度までの活動のアーカイブとして保存されます。
長期のご愛顧を賜り、まことにありがとうございました。

『パッソ・ア・パッソ』掲載記事

「教員採用試験体験記」
文学部英語英米文学科4年 H

はじめに
 教員採用試験を受験すると決めた 2 年次、必ず地元に帰ると誓いました。沖縄が大好きで、地元で教師になることだけを考えていたので、最終合格発表の日、自分の受験番号を見つけた時は、これまでの人生で最も幸せな瞬間でした。沖縄は現役合格が難しい自治体の 1 つで、倍率も高く、決して楽な道ではありませんでした。教師を本気で目指している方、私のように地元で教壇に立ちたいと考えている方が、私の合格体験記を読んで、少しでも頑張ろうと思ってくれたら嬉しいです。

一次試験
 最初に始めたことは、過去問を解いてみることでした。とは言っても、教職教養に関しては知識がまだ入っていない状態だったので、主に一般教養の対策から始めました。ある程度解いていると、数学は 1 問しか出ないとか、理科と社会の問題数が多いなど、様々な特徴が見えてきます。それを踏まえて一次試験当日・ワでの 1 年単位での計画と 1 週間毎の計画を立てました。私は数学が苦手だったので、1 問しか出ない問題に時間は割けないと思い捨てることにしました。その分、理科と社会では落とせないと思ったので、基本を押さえるため中学校の問題集を中心に、分野によっては高校の範囲まで勉強しました。このように一般教養は範囲がかなり広いので、点を確実に取るところと、ここは捨て問にするという戦略が大事だと思います。教職教養に関しては、東京アカデミーの講座を受講していたので、そこで配られるレジュメと問題集しかやりませんでした。ボロボロになるまでレジュメを何度も読み返し、問題集は3 周しました。それに加え力を入れたのは、学習指導要領を含む様々な施策でした。地方独自の施策もあり、内容を頭に入れるのには大変苦労しましたが、有名な施策はYou Tubeに音声があるので登下校の際は毎日それを聞いていました。

二次試験
 二次試験に関しては試験を終えた今でも、もっと早くから対策をしておけばよかったと感じています。私の自治体は 3 日間に渡って行われ、英語の面接、英作文など専門的な能力も問われる上、論作文の文字数がかなり多いというハードな内容でした。 1 週間ちょっとという準備期間で取り組んだことは、英検1 級英作文対策の参考書を買って、模範解答をひたすら写本し、言い回しを覚えることで英作文対策に備えたことと、英語の面接でも使えるように、フォレストの例文をひたすら声に出して読み、とにかく何か言えるようにしようと努力したことです。論作文の対策はとりあえず書くということを意識しました。これは面接にも共通しますが、学習指導要領や自治体の施策で用いられている文言をそのまま用いることで、書きやすく、意見がよくまとまるなという印象を受けました。 3 日目に模擬授業があったのですが、白紙に自分が発するセリフと板書計画を全て書き出し暗記し、タイマーをセットして家で 1 人模擬授業を何度も繰り返しました。

おわりに
 勉強をしていると、本当にこのやり方でいいのか、何度やっても問題に正解することが出来ない時はイライラし、不安になることがあります。しかし、そこで投げ出すのではなくそれでもやり続けることが大事だと思います。また、私は 3 年次の 1 年間、友達と出かけるのを我慢し、ゼミナールで朝 8 時に学校へ行き、放課後は夜 9 時まで図書館で勉強するという生活を送りました。周りが羨ましく見・ヲたり、落ち込むことは何度もありましたが、それでも私を支えたのは、地元で教師になるという強い想いでした。更に、手厚く面倒を見てくださる先生方、勉強に付き合ってくれる友達が周りにいるという恵まれた環境に身を置くことが出来たことからも、私 1 人で勝ち取った合格ではないと感じています。応援してくださった方たちに恥じることのないよう、来春からは胸を張って教壇に立ちたいと思います。

(平成28年度 専修大学 資格課程年報『パッソ・ア・パッソ』p. 15より抜粋)

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