「古代東アジア世界史と留学生」という全体テーマで、
2007年10月27日(土)に公開講座を、28日(日)にはシンポジウムを開催いたしました。
公開講座は「井真成―日中の研究状況」というテーマで、日中両方の研究者によって報告がなされました。
公開講座当日は台風接近という悪天候にも関わらず、沢山の方々にお越しいただきました。
井真成墓誌研究に対する関心の高さを改めて実感いたしました。
講演会場前では、遣唐使関係の展示も行いました。
遣唐使に関して専門書から比較的読みやすく、手に入れやすい本を紹介するとともに、
遣唐使国内最後の寄港地である五島列島を写真パネルで紹介しました。
休憩中等には、多くの方が関心を持って展示物をご覧になっていました。
司会進行の飯尾秀幸氏(当研究センター研究員・専修大学教授)
荒木敏夫氏(当研究センター代表・専修大学教授)
「東アジアの留学生と井真成」
王維坤氏(当センター客員研究員・西北大学教)
「中国からみた井真成墓誌の発見と最新研究」
矢野建一氏(当センター研究員・専修大学教授)
「井真成研究―その後の研究動向」
質疑応答も活発に行われました。