趣旨 |
専修大学において、平成19年度に文部科学省私立大学学術高度化推進事業オープン・リサーチ・センター整備事業として「古代東アジア世界史と留学生」の研究プロジェクトが選定されました。
専修大学大学院は、中国陝西省西安より出土し西北大学に所蔵されていた墓誌群のなかから、「遣唐使井真成墓誌」を発見するということに大きな役割を果たしました。その後、本学が中心となって、この墓誌に関する研究が進められ、その成果は、平成17年1月28・29日に開催された日・中国際シンポジウムの開催、また専修大学・西北大学共同プロジェクト編『遣唐使の見た中国と日本』(朝日選書)の出版へとつながりました。本センターはその成果を土台にし、さらにそれを一遣唐使から中国への留学生へと視点を広げることによって、東アジア世界史のなかでの人的交流の意味を位置づけることを目的とするプロジェクトを立ち上げることとなりました。
今年度のシンポジウムは、本プロジェクトの初年度ということもあって、古代東アジア世界がどのようなものであり、そのなかでどのような役割を「留学生」が果たし得たのかという本プロジェクトの基本的な問題提起とその課題とすべきものとを、報告と討論のなかから明らかにすることを目的としています。
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日時 |
平成19年10月28日(日) 10:00〜17:00 (受付9:30〜) |
場所 |
神田キャンパス7号館3階731教室
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主催 |
専修大学社会知性開発研究センター/東アジア世界史研究研究センター |
報告 |
「シンポジウムのねらい」[10:00〜10:15]
荒木敏夫(東アジア世界史研究センター代表/専修大学教授)
「古代東アジア研究の課題 -西嶋定生・堀敏一両氏の業績に寄せて-」[10:15〜11:15]
金子修一(國學院大學教授)
「遣唐留学生と日本文化の形成」[11:30〜12:00]
古瀬奈津子(お茶の水女子大学教授)
「日本の遣唐留学生と渡来人」[12:00〜12:30]
加藤謙吉(成城大学・中央大学兼任講師)
「唐とトルコ人・ソグド人」[13:45〜14:15]
石見清裕(早稲田大学教授)
「遣唐留学生と請益生」[14:15〜14:45]
矢野建一(東アジア世界史研究センター研究員/専修大学教授)
討論[15:00〜17:00]
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定員 |
100名
(申込者多数の場合は抽選とさせていただきます) |
参加料 |
無料 |
申込方法 |
往復はがきに、@参加を希望する講座「東アジアシンポジウム」と記入し、A郵便番号B住所C氏名(ふりがな)D電話番号(FAX)Eメールアドレスを明記のうえ、下記までお送りください。
申込締切:10月18日(木)必着
※お申込み時にいただいた個人情報は、専修大学からのお知らせや連絡、または個人が特定できないようにして統計処理等を行う目的で使用します。
(問い合せTEL044-911-1347)
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お申し込み先 |
(終了しました) |