経済学部長 浅見 和彦
経済学部長 浅見 和彦

広い視野で経済社会の全体像をとらえられる人材を社会に送り出すため、カリキュラムの改善を進めてきました。国際経済学科は以前からゼミナールなどを除いて2単位(半期)の授業でしたが、経済学科でも今年度入学生から集中して学んでもらえるようにほとんどの科目を2単位としました。
国際経済学科は、ヨーロッパ、北米のほか、中国、ラテンアメリカ、アフリカ、中東などの専門家を擁しており、幅広い「地域研究」ができるのが大きな特徴の一つです。国際交流協定校の米・ネブラスカ大学のスコット・フュース教授が、学術雑誌『アメリカン・エコノミスト』に「カリキュラムが優れている」と紹介してくれたこともあります。また専門科目を学ぶ上で理解を深めやすくするため、両学科それぞれに「経済数学基礎」、「国際経済とデータ分析」を新設しました。
学部として「入門ゼミナール」をはじめとする導入教育に力を入れていますから、「大学での学び方」を早い時期に知った学生は、大きく成長します。同時に、「気づき」のタイミングは人それぞれで、3年次でも4年次でも、学ぶことの面白さに気づいて変わる学生も数多く見てきました。自分の殻を破って、成長したいという学生に、チャレンジする機会をたくさん提供できるよう、環境を整えていきたいと思っています。
学部の運営では、直面する課題に迅速かつ集団的に対応するため、学部長、学部長補佐、両学科カリキュラム委員長をメンバーとする学部運営委員会(仮称)を新たに設けて取り組んでいきたいと思います。
【プロフィール】
(あさみ・かずひこ)法政大学大原社会問題研究所研究員を経て、1991年本学講師、93年助教授、99年教授。教育開発支援委員会委員長などを歴任。担当科目は「国際労働経済論」「労使関係の国際比較」。「国際比較の視点から日本の経済・社会を見て、これからの日本のあり方を考えてほしい」と話す。埼玉県出身。
[ニュース専修2010年9月号より転載]