勉学の場所は二カ所あります。東京都心の神田キャンパスは交通至便の地にあり、仕事を終えた方にとっては勉学の場として適しています。そのため週日は夜間中心です。しかし土曜日は午前中から開講されています。
また生田キャンパスは川崎市の生田緑地の中央に位置し、緑に囲まれた落ち着いた環境にあります。主に研究者を目指す人がここで週日の昼間に勉強しています。しかし今後は定年退職された方や子育てを終えた主婦の方で、もう一度静かな環境の中で勉学と思索の時間を持ちたいと希望している人の学びの場として活用されるようになるでしょう。
また日本社会の高齢化、国際化、情報化の伸展、そして地球環境問題や生活の質の重視の傾向は、今後ますます大学院で学ぶ人が多くなると考えられます。経済学研究科では、そうした変化や社会のニーズに対応した科目展開とこれらの専門科目担当者及び教育環境の充実こそが社会における大学院の使命と考え、教職員が一丸となって努力しています。
◆修士課程のコースについて◆
経済学研究科修士課程では2000(平成12)年度より生田キャンパスでの昼間開講だけではなく、神田キャンパスでも土曜日と平日夜間に開講し、両キャンパスの授業を自由に選択して学習することができる昼夜間開講制をとっています。
2010(平成22)年度より、コースの内容をよりわかり易くするため、生田キャンパスで「社会経済コース」と「国際経済コース」、神田キャンパスで「プロフェッショナルコース」と「ファイナンス・コース」の4コースに再編されました。
昼間開講の生田キャンパスの「社会経済コース」と「国際経済コース」の2つのコースでは、教育能力と研究能力を兼ね備えた大学教員その他の研究者の育成はもとより、最近の大学院に対する社会の多様なニーズに応えるため、高度専門職業人の育成、社会人の生涯教育、大学の学部を超える高度専門教育を行い、経済理論や国際経済を含む種々の分野の経済学の学習を行っています。
「社会経済コース」は、経済学の理論から統計学、財政学、金融論、さらに経済史、社会政策までを幅広く学べるコースです。
「国際経済コース」は、欧米アジアを始めとして、世界の経済社会や国際協力などを学べるコースです。
社会経済コースと国際経済コースに設置された「長期在学プログラム」は「社会人に対する高度な生涯教育」の充実のため、大学卒業後、長期にわたり教育・研究から遠ざかっていた方や、職業に従事しながら高度な知識・能力等を修得することを希望する方など、多様な大学院教育のニーズに応えるため、4年間の履修計画により、修士論文作成に向けて研究の深化を図ることができるプログラムです。また授業料を長期的に分割納入ができるため、1年間の経済的な負担が少なくなります。
平日夜間と土曜日(昼間・夜間)に開講している神田キャンパスの「プロフェッショナルコース」と「ファイナンス・コース」の2つのコースでは、高度専門職業人の養成を狙いとしています。高度専門職業人は激しい変化に的確に対応し、様々な問題の発見能力と解決能力とを身につけなければなりません。そのためには職業生活の中で培った経験や知識をより広い見地から学習し直し、体系だった知識と理論を習得することが必要とされます。このコースはビジネスの現場で活躍中の社会人はもとより、学部の新卒者にも門戸を開くものです。
「プロフェッショナルコース」は、経済政策や国際経済論、財政学・租税政策などの科目から、企業・産業や総合政策、財政・税制を研究することができるコースです。
「ファイナンス・コース」は金融システムや金融政策、資本市場や企業金融などの科目から本格的かつ体系的に金融を学べるコースです。
両コースとも本学教員に加え、実務家教員による講義も取り入れており、理論と実践を学ぶことができるコースです。