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「2017年をいい年に」福男・鈴木隆司さん

キャンパス活動や各地のイベントにも積極的

 えびす神の総本社、兵庫県西宮市の西宮神社で本殿への参拝の一番乗りを競う開門神事福男選び。約5千人が参加した今年の「一番福」に輝いたのは専修大学生の鈴木隆司さん(経済3)だった。

 岩手県出身で大船渡市に住んでいた中学3年生の時に東日本大震災が発生、被災した。「全国から温かい支援をもらった。福を分け、自分が役に立てることはなんでもやって恩返ししたい」と、まっすぐ前を向いた。

 「学生時代に一度挑戦してみたかった」。鈴木さんは1月10日の開催日前日に、川崎市から西宮市まで列車で約8時間かけ同神社へ。場所割りの抽選で5番目を引き当てるという幸運ぶりを発揮、最前列中央でスタートを待った。 
 朝6時に開門。鈴木さんは好スタートを切り先頭に躍り出て、そのままゴールに飛び込んだ。距離にして230メートルを28秒で走った。「しばらく走っていないので持久力が心配…夢中だった。本殿前の坂を登ったところで勝利を確信した」と笑顔で話す。

 花巻市生まれ。父親が警察官で久慈市、盛岡市、奥州市など県内を移り住み、大船渡市にいた中学の3年間は、俊足を生かしサッカー部で活躍、駅伝にも出場した。

 2011年3月11日。中学校で大きな揺れに襲われた。津波で自宅に戻れず、小学校の避難所で家族と会い、不安な気持ちのまま数日間を過ごした。自宅は浸水で泥にまみれ、津波の恐ろしさを見せつけられた。

 昨年の成人式で大船渡に帰ったが、自宅だった所は更地のままで雑草が背丈まで伸びていた。

 専大北上高から経済学部に進み、学業でも課外活動でも積極的なキャンパス生活を送っている。専門ゼミの宮本光晴ゼミで企業経済を学んでいるほか、教養ゼミは2年次に阿藤正道ゼミで環境やリサイクルを学び、3年次には高原隆明ゼミで微生物観察や収集を行い、ゼミ長を務めた。

 「好奇心旺盛で物事への理解が早い。人を思いやる気持ちが強く、ゼミ生が休んだ時はフォローしてあげていた」と語るのは、高原商学部教授。「こんな力を秘めていたのかと、福男のニュースには驚いたが、今までの彼の姿を見れば『なるほど』と思います」

 さまざまなイベントに参加している。1年次春には学生部の海外セミナーでベトナムを旅した。石巻市でのボランティア活動では、仮設住宅で草刈りや清掃活動で汗を流し、小学生と運動会で交流した。「大船渡も石巻も、復興まではまだまだですが、一歩一歩進んでいると思います」

 福男として大阪や東京、神奈川で取材が相次ぎ、商店街や百貨店、企業に福を届ける活動に忙しい毎日だ。2月7日、岩手県釜石市で実施された「新春 韋駄天(いだてん)競走」に出場するなど故郷での復興イベントにも参加している。

 夢はパイロットになること。地元のいわて花巻空港で飛行機を間近に見てきた。高校時代、日米「TOMODACHIプログラム」の一環で海を渡り、ワシントンDCやオレゴン州を訪ね、初めて世界を見た。空を飛ぶあこがれが増した。

 「2017年をいい年にしたい」。目標に向かって疾走する。

▲校友会の会合に法被姿で

▲高原教授、ゼミのメンバーと一緒に

▲「一番福」になった鈴木さん(中央)=西宮神社

▲石巻ボランティア活動で=2016年夏