池本正純経営学部教授の「ベンチャー企業経営論」は、ビジネスの世界で課題発見・課題解決能力が最も問われる「ベンチャービジネス」に焦点をあて、人間関係構築力・決断力といった「幅広い人間力=企業家精神」を実際の経営者から学び、身につけることを目的に開講されている。池本教授は「ビジネスの『いま』を聞くことができるのはもちろんだが、ただ聞くだけではなく、『対話』の時間を設けている。普段抱いている疑問を実際にぶつけることで、学生たちが変わることを期待している」と狙いを話す。
6月18日には、一之瀬税務会計事務所・代表税理士であり、ケータイ販促最先端のサービス『タッチャン』で商店街の活性化に成功し、注目を集めるOBの一之瀬卓さん(平8経営)がゲスト講師となり、「夢を実現するまでの軌跡」を後輩たちに語った。
学生時代、200人規模のサークルを運営した経験と、生涯の目標に導いてくれた恩師との出会いから、「仲間とゼロから新しい価値を生み出し、社会に役立つ」ことを将来の目標に掲げた一之瀬さんは、10年間の行動計画を書き出し、実現した。税理士として、地域の方々から実際に聞いた「現場の悩み」を解決するビジネスモデルを考え、仲間と「ipoca」を設立するまでの経緯、組織を運営していくうえでの苦労や失敗談を語ったのち、「人とのつながりが将来必ず役に立つ。大学時代にいろいろな経験をしてみよう。夢の実現に向けて、いまの自分に不足している点はなにかを考えてみよう。それを克服するため、大切な時間を無駄にせず、行動してほしい」と呼びかけた。
起業家を目指し、活動しているという男子学生は「自分も将来は、一之瀬さんのように大学で講演できるように頑張りたい」と刺激を受けていた。