2008年10月号 [第457号] 2面  
ニュース専修 ウェブ版
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2面

専修大学卒業生の集い ホームカミングデー2008
檀国大・張名誉総長が生田キャンパスを訪問
雅印「徳修立義」を寄贈
創立130年物故者追悼式
4学部で学期末卒業
大学院博士課程学位記授与式
11月15日にシンポジウム「裁判員制度で冤罪は防げるか」
専修人の新しい本
 ・公教育における包摂と排除/嶺井 正也ほか 編
 ・遠藤周作/柘植 光彦 編
 ・進化論の5つの謎/船木 亨 著


■専修大学卒業生の集い ホームカミングデー2008

 今年の「専修大学ホームカミングデー」は生田130年記念館(10号館)1階をメーン会場に、11月2日(日)、10時から開催される(9時50分からオープニングセレモニー)。同窓・ご家族・知人の方々と施設、鳳祭などを見学し、各種イベントにも参加してほしいと、事務局では呼びかけている。向ケ丘遊園駅北口前「アトラスタワー向ケ丘遊園」2階に09年1月にオープンするサテライトキャンパスの内覧会も当日行われる(9時〜17時)。

 

■檀国大・張名誉総長が生田キャンパスを訪問

 国際交流協定校である韓国・檀国大学の張忠植名誉総長(元理事長)が9月26日、生田キャンパスを訪れ、日高義博学長らと懇談した。 大林守国際交流センター長、昨年から小山利彦文学部教授のもとで外国人客員研究員として研究活動を行っている同大の宋貴英日語日文学科教授らが、図書館や情報科学センターを案内した。

・日高学長が8月檀国大を訪れる

 日高学長は、8月7日から9日まで檀国大学に招かれ、情報交換や韓国の司法機関の視察を行った。

 

■雅印「徳修立義」を寄贈

 篆刻家、書家として中・日両国で活躍する王志倫さんが、自ら彫った篆刻の雅印を本学に寄贈した。9月24日、神田キャンパスで日高義博理事長・学長に贈呈。本学から王さんに感謝状と記念品が贈られた。絵画や書も趣味とする日高理事長・学長と王さんとは十数年の交流があり、今回の寄贈に。
  彫られた文字は「徳修立義」。「学問と道徳を修め、誠実で礼儀のある心を作り上げることで優れた仕事を打ち立てる」と表す。王さんは「来年創立130年を迎える専修大学にふさわしい4文字を易経から選びました」と語った。
  王さんは、上海博物館参与、中国北京嘉宝国際拍売公司日本支社代表を務める。

 

■創立130年物故者追悼式

 大学創立記念日の9月16日、「専修大学創立130年物故者追悼式」が、04年7月以降に亡くなられた方のご遺族、大学関係者81人が出席して神田キャンパスで行われた。
 全員で黙とうをささげたあと、日高義博理事長・学長が追悼のことばを述べ、参列者全員で献花を行った。

 

 

■4学部で学期末卒業

 平成20年度学期末卒業の学位記授与式が、9月29・30日、生田・神田両キャンパスで行われた。対象者は二部経済学部7人、二部法学部2人、一部商学部16人、二部商学部4人、ネットワーク情報学部3人。出席者には各学部長から学位記が手渡された。

 


■大学院博士課程学位記授与式

 平成20年度大学院博士後期課程の学位記授与式(課程博士の学位請求論文提出期限及び学位記授与に関する特例措置<在学生適用>)が、9月26日、生田キャンパス役員会議室で行われ、林松国さんに日高義博学長から学位記が手渡された。9月20日付で博士の学位を授与された2人の氏名と論文題目は次のとおり(敬称略。カッコ内は専攻・指導教授)。
▽ハ ジュヨン(日本語日本文学専攻・林義雄)=博士(文学)。「終助詞の意味と用法の変遷―室町時代末期から江戸時代初期を中心に―」
▽林松国(商学専攻・黒瀬直宏)=博士(商学)。「中国の産業集積における商業の役割―専業市場と広域商人活動を中心に―」

 


■11月15日にシンポジウム「裁判員制度で冤罪は防げるか」

 今村法律研究室の公開シンポジウム第3弾「裁判員制度で、冤罪は防げるか」が開催される。
  基調講演を行う小田中聰樹氏(元本学教授)のほか同志社大学教授の浅野健一、弁護士の庭山英雄(元本学教授)、小川秀世(袴田事件)、中山武敏(狭山事件)、甲山事件元被告人の山田悦子の5氏が裁判員制度の問題点と冤罪の防止策を討論。「袴田事件」で再審請求中の袴田巌さんの姉、秀子さんのアピールも。
  ▽日時:11月15日(土)13時〜17時30分▽会場:神田キャンパス302号教室▽入場無料。事前申し込みの必要なし。お問い合わせは、おおとり総合法律事務所・矢澤f治弁護士(法科大学院教授)電話03(3263)3520。

 

■専修人の新しい本

・公教育における包摂と排除/嶺井 正也ほか 編

 いま、EU諸国では社会的排除を克服するため社会的包摂(ソーシャル・インクルージョン)が政策的に注目されている。それは学校教育の主流から排除されてきた人びと(たとえば移民など)への対応としても提起されている。同時に障害のある子どもの教育についてインクルーシヴ教育が世界の潮流となりつつある(障害者権利条約第24条)。この両者はどう交錯しているのか、ある集団の包摂により新たな排除は生じないのか、といった観点から日本とヨーロッパの教育問題を分析した著作である。包摂と排除という視座を打ち出した教育理論書は日本において初めてである。(八月書館・本体2300円+税)
  編著者(みねい・まさや)=経営学部教授。担当は教育原論。

 


・遠藤周作/柘植 光彦 編

  『沈黙』『海と毒薬』『深い河』など日本人にとってのキリスト教の意味を問う純文学や『狐狸庵閑話』などユーモアの中のヒューマニズムを描いた作品で幅広く支持された遠藤周作。
  カトリック信者の遠藤だが、行き着いたのは「すべての宗教はひとつ」。数多い信仰対象をもつ日本人の伝統的信仰形態を否定せず、それぞれの宗教が持つ排他性に批判の目を向けた。
  本書は遠藤の文学、思想の全体像を新たな論点から追究した。執筆陣は遠藤研究者、外国文学研究者、宗教、思想の専門家など多彩だ。順子夫人へのインタビューなども加え、没後12年、輝きを増した遠藤周作像の現在に迫った。(至文堂、本体2476円+税)
  編著者(つげ・てるひこ)=文学部教授。主な担当はビジュアル文化論。

 

 

・進化論の5つの謎/船木 亨 著

 メディアでは生命40億年の進化の歴史のヴィジュアルなディテールが提供され、どんなことにも“進化する”という動詞が使われているが、本書は進化という概念が西欧においてどう形成されてきたのか、それがどこまで理論的正統性をもっているかを論じている。
  進化論は生物の歴史を機械論的に捉えた思想であるが、その頂点にそれを捉える理性的人間が位置づけられ、「生存競争」や「優生学」という誤った観点が潜んでいた。人間の存在は、自然を認識する人間固有の観点と、人為淘汰によって自然を変質させつつある実践のなかに含まれている。それをふまえると、生物と共通した人間の“生”が見えてくる。人生観が変わる一書。(筑摩書房・本体780円+税)
  著者(ふなき・とおる)=文学部教授。主な担当は西洋哲学史。


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