| 2005年6月号 | ||
| [14面] | ||||
≪学部発信≫ |
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ネットワーク情報学部―ITリーダー育てるプロジェクト |
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全員参加で共同作業水曜日の2限、いつものように10数人の学生と教員がゼミ室に集まっている。「以上のように、この音楽配信ビジネスは今までにない全く新しいものであり、極めて多くの音楽ファンにアピールするものといえます」スクリーンの前の学生が、そう言ってプレゼンテーションを終えた。すると、間髪入れずに部屋のあちらこちらから質問が飛ぶ。「技術的な課題はどこにあるのか」「ビジネスモデルの新規性はあるのか」「どのようなパートナーと連携するのか」「収益はどのように得るのか」 これは、ネットワーク情報学部の看板科目である「プロジェクト」の授業風景である。「プロジェクト」は、3年次生全員が受講する通年の専門必修科目である。250人の学生が10数人のチームに分かれ、自分たちが決めたテーマのもとに、1年間かけて、ビジネス、情報システム、デザイン作品などを作り上げる。この「プロジェクト」の中で、学生たちは実社会で発生するようなさまざまな困難に遭遇し、今まで習った専門技術を総動員して立ち向かう。さらに、マネジメント、コミュニケーション、論理的思考といった問題解決能力を修得するのである。 抜群の就職率を記録ネットワーク情報学部は今年創設5周年目を迎え、この3月に第1期生を社会に送り出した。彼らの就職状況はネットワーク情報学部だけでなく、多くの専修大学関係者の注目の的となった。ふたを開けてみると、卒業者就職率(就職者数を卒業生数で割ったもの)81%という専修大学の学部の中でも群を抜く高い値であった。それ は、仕事に対するモチベーションが極めて高いことを示していた。何が彼らを変えたのか、それは、やはり「プロジェクト」だった。卒業の日、彼らは口を揃えてこういった。「プロジェクトで自分のやりたいことが見えた」「チームプレーの大切さを知った」「システムを作り上げることの苦しさとうれしさが分かった」「断片的だった専門技術が一つにつながった」「これから何を学ぶべきかが分かった」 現在、日本は厳しい国際競争の中で航路のない荒海に乗り出そうとしている。このような社会で必要な人材は、上長の命令を忠実にこなす優等生型ではなく、自分で考え行動する問題解決型の人間である。ネットワーク情報学部では、情報技術を武器に新しいビジネスを企画し運営していく、新時代のリーダーとなる人材を育成することを目指している。 (小林 隆・写真中央) |
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