2023.10.19 Thu
共創研究センターTOPICS
第2回地域低利用資源(低利用魚)研究会を実施しました
令和5年10月12日(木)13時30分より、「第2回地域低利用資源(低利用魚)研究会」(開催協力:(一社)食のみやぎ応援団、(株)かね久)がINTILAQ東北イノベーションセンターで開催されました。食品関係や金融関係の従業員、宮城県庁をはじめとする自治体関係者からオンライン参加を含め35名の参加がありました。


最初に「低利用水産資源の問題点と今後の活用~震災復興とSDGsの取り組みを交えて~」と題して、宮城大学食品産業学群 西川正純教授の講演がありました。講演では、低利用魚の現在の状況や展望、課題点についてわかりやすく解説されました。
次に「地域低利用資源(低利用魚)活用事例・事業展開」を株式会社かね久代表取締役社長の遠藤伸太郎氏より、実際に商品として取り扱っている低利用魚の「ノロンボ(ナガツカ)フライ」の活用事例について具体的な事例が紹介されました。

事例紹介後に試食としてノロンボのフライを使用したカレーが提供されました(ハウス食品株式会社協力)。試食した参加者からは、「ノロンボの魚形からは想像できない、おいしい白身魚の味」との声が聞かれました。

最後に本学理工学部の鈴木英勝准教授が準備した冷凍保存の低利用魚の紹介と説明がありました。これらは宮城県沖合底引き網漁業協同組合の方から提供された低利用魚です。深海でとれた魚なので形に個性があり、受講者は実物を見ながら興味深く説明を聞いたり、質問したりしました。
