2023.08.30 Wed
生物科学科トピックス一覧
【生物科学科】仙台うみの杜水族館のイベントで講義・実習を行いました
理工学部生物科学科の角田出教授(海洋動物・魚類生理学研究室)と本学共創研究センター高瀬清美特別研究員が、「透明骨格標本から学ぶ魚の体のしくみ!」(仙台うみの杜水族館)で行われたイベントに特別講師として参加しました。
7月8日(土)、7月22日(土)、8月5日(土)の隔週で、仙台うみの杜水族館にて、3回連続の共同講義・実習を行いました。
7月8日(土)、7月22日(土)、8月5日(土)の隔週で、仙台うみの杜水族館にて、3回連続の共同講義・実習を行いました。

1回目は角田教授が、「魚を通して☆☆(何)をみる !? -生物の不思議、釣り、病気と健康、食糧生産(漁業・栽培漁業・養殖)、環境-」と、魚のこと、生き物の不思議、魚を育てる時の課題やエピソード、水族館での魚の見方、水族動物と環境とのつながり等について話をした後、共創研究センター所属の高瀬特別研究員が中心になり、魚の透明骨格標本づくり関する講義と実習が進められました。 標本作りの初回は、ホルマリンやアルコールで固定されたいろいろな種類の魚を材料として用い、そこに少し手を加え、軟骨を上手く染めるようにする操作法を学びました。
2回目は仙台うみの杜水族館の大谷氏が、水族館の役割や水族館で取り扱っている水族動物や深い海にも生息している魚のことについて、それらを集めること、健康に育てることの方法や苦労、難しさ等について話をして頂きました。 その後、高瀬特別研究員から、透明骨格標本づくりの2回目として、タンパク質の分解を終えた試料の硬骨を染める処理についての話があり、きれいな標本づくりの “こつ”の伝授もありました。
それに加えて、高瀬特別研究員から今回のプログラムに参加された方々に、魚のタンパク質を溶かしたり、透明化したりする理由や方法についての話と、タンパク質の分解を身近に感じるための簡単な実験を行って頂きました。
それに加えて、高瀬特別研究員から今回のプログラムに参加された方々に、魚のタンパク質を溶かしたり、透明化したりする理由や方法についての話と、タンパク質の分解を身近に感じるための簡単な実験を行って頂きました。


3回目は透明骨格標本づくりの仕上げ回になりました。
今回の実験では、所要時間はそれほど長くなくても良いことから、最初に、仙台うみの杜水族館の大谷氏を先頭に、水族館のバックヤード、特に普段のコースでは向かわない場所への立ち入り、見学ツアーを行いました。参加された皆さんは、ツアーの途中に眼にする新たな光景に興味津々、写真を撮る回数もうなぎのぼり! その後、高瀬特別研究員の指導の下、透明骨格標本づくりの締めくくりとして、脱色と透明化が進んだ試料を取り囲んでいる液に防腐剤を加えたグリセリンに変える操作を行い、標本が出来上がりました。
最後に受講修了証の配布をもって今回の講義・実習を終えました。
今回の実験では、所要時間はそれほど長くなくても良いことから、最初に、仙台うみの杜水族館の大谷氏を先頭に、水族館のバックヤード、特に普段のコースでは向かわない場所への立ち入り、見学ツアーを行いました。参加された皆さんは、ツアーの途中に眼にする新たな光景に興味津々、写真を撮る回数もうなぎのぼり! その後、高瀬特別研究員の指導の下、透明骨格標本づくりの締めくくりとして、脱色と透明化が進んだ試料を取り囲んでいる液に防腐剤を加えたグリセリンに変える操作を行い、標本が出来上がりました。
最後に受講修了証の配布をもって今回の講義・実習を終えました。
本プログラムにご参加頂いた皆さん、特に子供さんには少し大変かな?とも思いましたが、3回とも全員参加で、怪我等もなく楽しそうに、かつ、興味津々で実験に参加していた様子です。
参加者からは、「来年も実施を!」とか、「来年は大人を対象とした講義・実習も行って欲しい!」との声も多く頂きましたので、可能な限り次年度も実施したいと考えております。
参加者からは、「来年も実施を!」とか、「来年は大人を対象とした講義・実習も行って欲しい!」との声も多く頂きましたので、可能な限り次年度も実施したいと考えております。