2023.07.18 Tue
ISU ONLINETOPICS

第6回大学開放講座&閉講式を行いました!

本学では平成3年度からみやぎ県民大学「石巻専修大学開放講座」を各団体との共催で行っており、33回目となる今年度は宮城県、石巻地域を改めて見直し、地域住民の方に地元の魅力の再発見や再認識を促すことをねらいとして、「もっと²地元を知ろう」を統一テーマに掲げて開催してきました。
7/13(木)、第6回(最終回)講座と閉講式が行われ、50名が受講しました。全6回にわたる講座は皆様からのご好評をいただきつつ終了いたしました。関係者の皆様、開放講座を受講していただきました市民の方々に感謝申し上げます。本学では引き続き地域に根ざした取組・企画で石巻を盛り上げていきたいと思いますので、応援のほどよろしくお願いいたします!
第6回の大学開放講座のテーマは「石巻市の野生動物の交通事故」で辻大和理工学部准教授が講師を務めました。
宮城県北部の中心都市である石巻市には、高速道路・国道・県道・そして多くの市道が走っており、震災後の復興事業として、既存の道路が改修され、とくに市西部の交通量はこの10年で急増しています。辻大和准教授は、豊かな自然が残る石巻市は、多くの野生動物の生息地だが、交通量の増加にともない、野生動物と車との衝突事故(ロードキル)が問題となってことを挙げ、「石巻市で発生したロードキルの現状を調べ、事故発生の要因を分析するとともに、事故を減らすための提案をしたい」と、これまでの調査で明らかになったことをお話いただきました。
IMGP1886理工学部 辻大和准教授
②石巻市ではシカのイメージが強いですが、実はタヌキ、ネコの事故が多い!?
第6回開放講座終了後、開講式が行われ宮城県東部教育事務所次長の渡邊宏紀氏、公益財団法人石巻地域高等教育事業団常務理事の工藤均氏(斎藤正美石巻市長代理)、石巻専修大学開放センター長の梅山光広教授の3名にご挨拶をいただきました。また、今回の修了証授与対象者は47名、その中でも全6回すべて参加された方は33名でした。最後に、代表者1名の修了証授与が行われ、盛況のうちに大学開放講座を閉幕しました。
IMG-0049宮城県東部教育事務所次長
渡邊宏紀氏
IMG-0051公益財団法人石巻地域高等教育事業団
常務理事 工藤均氏
IMG-0052石巻専修大学開放センター長
梅山光広教授
IMG_1109代表者1名に修了証をお渡しして閉幕となりました!
受講者の感想を一部紹介します!

市内の野生動物の交通事故として思い浮かぶのは牡鹿半島での鹿でしたが、確かにネコやタヌキも多いなと、認識を新たにしました。ロードキルは、人間が作り出したものであることは確かですので、人間が減らす努力をすべきものです。先生等のその調査活動に、陰ながら応援をして行きます。是非頑張って下さい。有難うございます。
人間の工夫や動物の習性を知ることで少しでも痛ましい事故を減らせるように私も勉強しようと思います。この世界は人間だけのものではないので野生動物を含めた自然とうまく共存していけるよう学んでいきたいです。