2020.10.28 Wed
理工学部TOPICS
【食環境学科】水環境&食品工学・野外実習を実施しました
10月3日(土)、宮城県栗原市の伊豆沼で豊かな自然環境を学び、それらが生み出す自然の産物を加工して食べるユニークな実習が行われました。


食環境学科の水環境コースと食品工学コースにて、合同実施された本実習には、3年次生13名が参加。ラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)の登録湿地・伊豆沼で水産資源と外来魚問題に関する現地踏査などを行い、環境への関心と理解を深めました。




【参加した学生のコメント】
狩野 諒さん(理工学部食環境学科食品工学コース3年次・宮城県明成高校出身)
自然を学ぶ楽しさを体験しました!伊豆沼の水質汚濁のことは知っていましたが、今回の実習でその要因が枯れたハスの花だということを知り驚きました。自然環境を取り戻す難しさを実感しました。
また、地元の方々の努力で近年増えてきたタモロコなどの小型魚類や水生植物の繁殖の様子を自分の目で確認し、自然の持つ生命力の強さを体感できました。
11月には、今回調査した外来種と在来種を加工する実習も行われます。未利用資源の有効活用について興味があるので楽しみです。
石井 豪さん(理工学部食環境学科水環境コース3年次・千葉県津田沼高校出身)
ラムサール条約に登録されている谷津干潟が高校の隣にあったこともあり、高校時代から干潟を保全する活動を行ってきました。伊豆沼の生態系は地元の方々の生活に深く関わっていることを知り、今後、湿地の有効活用法を考えたいと思いました。人間がどうにかしないと消えていく生き物がいるので、人工的な保全は必要だと感じています。環境を保全するためには生物学の知識だけでなく、自然の法則や化学、物理などの知識も重要となりますので、様々な分野に視野を広げ学んでいきたいです。