全国で活躍する約24万5千名の専修大学校友の皆さんにご挨拶申しあげます。
会長の重責を担いましたうえは、鋭意専心、校友会・育友会と両翼をなし、建学130年に向かって専修大学の価値を高め発展させるために、新役員ともども未来に輝ける校友会発展のために全力を注ぎたいと思います。
明治13(1880)年、新しい社会の要請に応えるべく、法律・経済の専門学校(専修学校)として開校した我が母校も、いまや伝統の上に個性を発揮し躍進する総合大学として、国内外に注目される存在となりました。本学の創立者たちの志に立ち返って、東京・神田校舎内に本部を置く校友会は、同窓の組織として母校への支援を推進していきたいと思います。
本学も高度情報化社会に適応し、さまざまな領域にまたがる問題を解決できる高度な職業人を育成し、社会の要請に応えるため、各学部・大学院の教育課程の個性化を進め、その一環として平成16年4月に法科大学院法務研究科が開講されました。17年度には法学部に政治学科(一部)を新設し、商学部商業学科はマーケティング学科(一部・二部)に名称が変更され、それらを基礎として学部の専門化が進んでいます。校友会も既成の概念を打ち破り、新たな時代の価値観を確立していくために、私たち専修人は、伝統ある報恩奉仕の建学精神を継承する者として、それぞれが自分の持ち場でなしえることを誠実に社会へ示していかなければなりません。
校友会も、国内はもとより海外を含め300を超す支部を有し、その各支部の組織力及び活動はさまざまに展開しております。また、これからは卒業生の親睦団体にとどまることなく、情報技術も積極的に活用し、効率的かつ効果的な組織運営・管理をもって、年齢や地域・職域を超えた校友のより深く、密接で豊かな交流を図るという発想にたち、環境整備を進め、あらゆる状況において母校への支援を推進していきたいと思います。
また、多くの校友は体育会の強化を挙げられています。体育会活動が躍進することは、大学の知名度を高め、校友の輪がさらに広がり、豊潤な知的創造や学術面での意気高揚など、さまざまな相乗効果を生むと考えるからに他なりません。特に、地方の校友にあっては、大学との接点を新聞等のスポーツ欄を通じて、専修大学人の気概を共有しているように見受けられます。しかし、昨今の体育会活動は士気を鼓舞する機会も少なく、まさに切歯扼腕の状況にあるといえます。
時代の流れは大きく変わろうとしています。少子化による18歳人口の減少、長期化する不況等、今後の大学運営に試練が加わることは避けられません。
21世紀は『心の世紀』と言われております。先駆者たちの築いた誇りある伝統の遺産を享受することにとどまらず、これからも継承し、学生・教職員・卒業生のすべてが一体となって協力し、さらに発展させていこうではありませんか。
終わりに、校友ならびに関係各位の皆様のご健康とさらなるご活躍を祈念いたします。