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上代文学ゼミナール[担当:大浦 誠士]

ゼミナール名称上代文学ゼミナール
研究テーマ日本の上代文学(奈良時代以前の文学)を中心として、広く古代日本の文学や文化について考察する。

文学作品としては、『万葉集』『古事記』『日本書紀』『風土記』『懐風藻』などが挙げられるが、それらの作品を成り立たせている時代の文化状況や、そこから流れ出た日本文化の特質など、上代文学に関係する様々な事象を研究テーマとしている。
ゼミナール所属文学部日本文学文化学科
学習内容上代文学を読み解くための基本的な手続きや方法をきちんと身につけた上で、自由な発想によって研究を進める。上代文学についての知識もさることながら、しっかりと足場を固めつつ、独創性を高めてゆく方法が身につくことの方が重要である。

授業は基本的に演習形式で、学生の調査・研究の発表の後、質疑応答を行う。自分の考えを分かりやすく提示する能力、発表者の考えを理解した上で、それを批評・批判する能力を高めてもらいたい。
ゼミ生の人数女性10人 男性2人 
開講日時など毎週火曜2限
卒業論文・卒業研究卒業論文のテーマは、各学生の興味関心に従って、上代文学に関係する範囲でかなり自由に設定可能。

『万葉集』や『古事記』を文学的に考察するテーマが望ましいが、過去には「成人儀礼」「異類婚姻譚」「異郷訪問譚」「鬼の研究」「信仰と建築」など、様々なテーマの卒業論文が提出されている。そうした文化的な広がりを持つテーマも、視野を広げるために重要である。
ゼミナール合宿他大学(5~6大学)との卒論合同合宿を行っている。4年生にとってはかなりハードルが高いが、これを乗り越えた学生は、飛躍的な成長を見せる。
OB・OGの進路出版関係・金融関係・旅行会社・外食産業・国語教員・公務員・大学院進学など、さまざま。
教員紹介1963年香川県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。博士(文学)。
名古屋の椙山女学園大学の教員を経て、現在、専修大学文学部教授。
『万葉集』の歌を中心に、古代和歌の表現、神話の表現などの仕組みを研究。
著書:『万葉集の様式と表現』(笠間書院、2008)、『万葉のこころ 四季・恋・旅』(中日新聞社、2008)など。
大浦 誠士[研究者情報データベースへ]
[2014年4月掲載]