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労働法の現代的課題の検討[担当:長谷川 聡]

ゼミナール名称長谷川聡ゼミナール
研究テーマ労働法の現代的課題の検討
ゼミナール所属法学部法律学科
学習内容私たちのほとんどは、働くことによって生活を維持し、多くの時間を働くことに費やします。働いていると、自分が成長したり人間関係ができたりするなど、嬉しいことも数多くありますが、望まない働き方を強いられ、ときに職を失うこともあります。このゼミナールでは、こうした様々な労働関係の諸問題、例えば、労働条件の不利益変更や、パートや派遣労働者などの労働条件に関する問題、セクシュアルハラスメント、整理解雇(リストラ)などの問題を、法的な観点から分析し、解決のあり方を研究しています。

報告担当のゼミ生が、そのテーマに関する法条や裁判例、統計などを収集して報告資料を作成した上で報告し、これに対して他のゼミ生が問題提起や質問を投げかけることによってゼミは進められます。様々な問題の中から何をゼミナールで取り上げるかは、ゼミ生達の興味・ディスカッションで決められます。就活を間近に控えて内定取消問題が議論されたり、アルバイトの時給の計算をきっかけに労働時間規制のあり方が議論されたりするなど、問題意識は様々です。

また、教科書には現れにくい「現場」の問題状況も視野に入れるため、労働相談担当者や労働組合などへのインタビュー・調査も実施しています。
ゼミ生の人数4年生11人(男性7人、女性4人)、3年生10人(男性8人、女性2人)
開講日時など毎週月曜4限
卒業論文・卒業研究3年生の間にいくつかのテーマについて報告した後、自分が今後特に詳しく取り組むテーマを一つに絞り込みます。このテーマについて4年生の1年間をかけて研究し、卒業研究としています。現在の4年生は、職場いじめ、雇用における男女平等、長時間労働に対する法的規制といったテーマで研究を行っています。
ゼミナール合宿夏に合宿を行います。その時期に注目される論点を選び、その論点をさまざまな角度から集中的に議論します。
OB・OGの進路小売や製造等様々です。
教員紹介私は、労働法を専攻し、なかでも性差別や障害差別といった雇用の場における差別・平等をテーマに研究を進めています。学生当時、どうやったら雇い主に自分が言いたいことを言える環境を作れるだろう、同じ大学、学年の男女学生の間にどうして届く就活資料に差があるのだろう、などの素朴な問題意識を持ち、これを深めていくうちに、研究の道に入っていました。

労働法が取り扱う問題の多くは、仕事をした経験がある人は肌で感じていると思いますが、大きくは社会全体を取り巻く経済状態から雇い主や同僚との間の微妙な人間関係まで様々な要素が複雑に絡み合って発生しています。学生がこうした問題の特性を意識しつつ、現実に即した法的思考ができることを目標に、授業を進めています。
長谷川 聡[研究者情報データベースへ]
1572947612060
[2014年4月更新]