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生理心理学ゼミナール[担当: 石金 浩史]

ゼミナール名称生理心理学ゼミナール
研究テーマ本ゼミナールでは、「心のはたらき」と「脳活動」との関係を解き明かすことを研究テーマとしています。人間が知覚処理や認知処理を行っている最中の脳活動を脳波計やNIRS(近赤外線を利用する脳機能イメージング)で記録したり、動物の脳から神経の活動を記録したりすることで、さらに一歩進んで「心のはたらき」の解明を目指す研究を行っています。また、被験者の抑うつ傾向や摂食障害傾向などの違いが認知情報処理に与える影響を人間の行動や脳活動を記録して分析し、研究成果を発表しています。
ゼミナール所属人間科学部心理学科
学習内容授業では「心のはたらき」を支える「脳活動」をゼミ生がデータによって見た目で直接的に理解し実感することを目標とします。まず、脳科学を取り入れた心理学の教科書を用い、基礎的な学力を身につけます。さらに高度な知識を学んでいきますが、専門的な内容の学習については、随時教員が視聴覚教材を用いて基礎的な事項から補足説明を行います。また、知識の獲得とともに実験実習も並行して実施します。実験は最初難しく感じるのですが、その意外な楽しさゆえに比較的短期間でやり方をマスターすることが可能です。3年次には自分で実験を行い、その成果をプレ卒として執筆することで卒業論文研究にむけて基礎的な研究力を養います。実験の具体的内容はゼミ生の各自の希望に合わせて決めます。認知課題遂行中の人間の脳活動を測定したり、動物を用いて刺激呈示中の脳の活動を記録したりする実験を選んで行います。これまでのゼミの卒業生は認知心理学実験、知覚心理学実験、脳波測定、動物のニューロン活動の測定、動物を用いた心理物理実験を行って卒業論文を執筆しました。
ゼミ生の人数女性7人、男性3人(3年生4人、4年生6人) 
開講日時など木曜4・5限
卒業論文・卒業研究卒業研究を行い、卒業論文を執筆します。研究内容は各ゼミ生が各自の興味に合わせて教員と相談しながら決めていきます。
ゼミナール合宿夏期にゼミナール合宿を行います。各ゼミ生は自分の研究計画や研究成果をプレゼンテーションし、よりよい研究になるよう全員でディスカッションを行います。大学院生等、卒業して活躍している先輩達の話をきく機会もあります。
OB・OGの進路心理学専攻の大学院・公務員・会社員(事務職)・会社員(営業職)等
教員紹介専門分野は視覚神経科学。神経細胞群による視覚情報の集団的符号化について、電気生理学的手法と行動実験を組み合わせて研究を行っている。東京大学大学院博士課程修了後、東京大学助手、(独)理化学研究所脳科学総合研究センター研究員を経て現職。博士(心理学)。日本基礎心理学会理事、日本心理学会地域別代議員、視覚科学フォーラム運営委員。代表的な研究成果は次の通り
Ishikane et al., 2005 Nature Neuroscience 8(8), 1087-1095.
リンク:http://www.nature.com/neuro/journal/v8/n8/abs/nn1497.html
Yoshida, Watanabe, Ishikane et al., 2001 Neuron 30(3), 771-780.
リンク:http://www.cell.com/neuron/abstract/S0896-6273(01)00316-6

石金 浩史[研究者情報データベースへ]
HPhttp://www3.psy.senshu-u.ac.jp/~ishikane/index.html
1573012921452
1573012921347

[2014年4月更新]