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日本経済と金融[担当:山中 尚]

ゼミナール名称日本経済と金融
研究テーマ日本の金融システムについての考察
ゼミナール所属経済学部経済学科
学修内容本ゼミナールは金融論を専攻するもので、その目的とするところは、マクロ経済学・ミクロ経済学を土台に、日本の金融システムを理論的かつ実証的に学ぶことです。
2年生は、まず金融論の基礎を修得するためスタンダードな金融論の入門テキストを輪読し、PPTを用いてプレゼンのトレーニングをしていきます。平成28年度は、2年生の輪読テキストとして中島著『入門企業金融論』(東洋経済)を学びながら、企業財務の理解を深めてきました。
また、3年生は進級論文、4年生は卒業論文完成に向けてそれぞれ各自が関心を持つ研究テーマの個人発表を行います。講義では得ることのできない、ゼミでの活発な討論を通じて、論理的思考能力の向上を目指します。さらに、経済学の理解を確かなものにするだけでなく、日経新聞を全員で読むことを通じて経済情勢の理解も深めていきます。英字新聞(Japan Times,FT,WSJなど)や英文雑誌(The Economist,TIMEなど)、TOEICの受験に挑戦するなどして、語学力を高めていきます。
ゼミ生の人数2016年度在籍するゼミ生は、4年生7名(内女子2名)、3年生8名(内女子2名)、2年生9名(内女子3名)となっています。
開講日時など木曜4時限(平成29年度から5時限も行う予定)
卒業論文・卒業研究近年の卒論のタイトルは次のようなものです。
・日本の財政維持可能性
・金融ビッグバン
・不動産とバブル経済
・アベノミクスの効果と課題
・証券業界におけるリテール営業
・金融危機と日本銀行
・日本の不動産業の展望
・家計による生命保険選択行動の変化
・サブプライム問題が与えた影響
OB・OGの進路ゼミ生の進路(就職先)は、金融業(銀行、地銀、信金)ばかりではなく、メーカー、流通など様々であり、最近は、この他に公務員(国家公務員II種、地方公務員など)や、公認会計士の合格者も出てきました。
教員紹介一橋大学経済学部卒業。同大学大学院経済学研究科理論経済学及び統計学部門博士課程単位修得。一橋大学経済学部助手を経て、本学専任講師に就任。現在、経済学部教授。大学院では、理論系の領域のうち開放経済におけるマクロ理論を主専攻とし、副専攻として金融論と国際経済学を学んでいました。本学では、金融論、企業金融論などを主に担当しています。

山中 尚[専修大学研究者情報システム]
その他大学は、自ら学ぶ姿勢を培う場です。ゼミでの討論や文献を深く読み込む作業は、大学という場で積極的かつ自主的に学ぶことの醍醐味を経験することであり、大学時代に、ゼミテン諸君と切磋琢磨しながら論理的思考能力を高める経験を積むことは、一生の宝になるものです。
ゼミで金融論を中心としながら、経済学を広くかつ深く学ぶことを通じて一人の人間としても成長し、飛躍してください。
[2016年12月掲載]