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日本経済、労働の実証分析[担当:櫻井 宏二郎]

ゼミナール名称日本経済、労働の実証分析
研究テーマ日本経済、労働の様々な問題を、経済学とデータを用いて分析する
ゼミナール所属経済学部経済学科
学修内容経済学は学ぶのが難しいという印象があります。教科書を独りで読んでもピンときません。かといって新聞を穴のあくほど読んでも経済の本質はわかりません。そこでこのゼミでは、経済学と現実の両方を行き来しながら学ぶことを心掛け、経済学の使い方、経済分析の仕方などを段階的、体系的に学んでいきます。主な分析対象は日本経済、労働です。3年間のプログラムは以下のとおりです。

(1)2年生前期では、基礎的な経済学などのテキストを輪読し、基礎的な知識を習得します。2年生後期では、いくつかのグループに分かれて、日本経済の問題や最近の経済動向などについて分析し、論文集にまとめます。近年は、景気・金融、財政、労働の3つのグループに分けています。

(2)3年生前期では、入門的な統計学・計量経済学のテキストの輪読とパソコンを使った簡単な回帰分析の実習を行い、データ分析の仕方を学びます。3年生後期では、グループに分かれて、専大の他のゼミとのインターゼミに参加します。研究テーマは自由です。準備の過程でプレゼンテーションを練習し、発表後は研究を論文集にまとめます。

(3)4年生は、就活時以外は、3年時の研究論文をベースに、あるいは新しいテーマで、各人が卒論を完成させます。

(4)また、2年生、3年生のゼミでは毎回20分くらいを使い、担当者が選んだ新聞記事を題材に時事的な経済問題について短い討論を行い、経済学的考え方の現実問題への適用を錬成します。
ゼミ生の人数4年生17名、3年生12名、2年生11名(合計40名、男32名、女8名)(2023年9月現在)
開講日時など毎週月曜3限目(3年生、4年生)、毎週月曜4限目(2年生)
卒業論文・卒業研究4年次に卒論(ゼミナール研究論文)を作成します。テーマは自由です。最近のテーマとして以下があります。
・アベノミクスの功罪
・アベノミクス期における雇用の実態
・コロナショックの国際比較
・コロナ下の日本の財政
・コロナが労働市場に与えた影響
・日本的雇用システムの再検討
・女性の就業と子育てから見た日本の出生率
・マイクロデータによるプロ野球年俸の計量分析
サブゼミナール原則ありません。
ゼミナール合宿現在はコロナ感染リスクを考慮して、行っていません。
対外活動など毎年秋に、専修大学の他のゼミとインターゼミを開催し、3年生がグループに分かれて研究を発表しています。
OB・OGの進路公務員、金融機関、専門商社、IT系企業、メーカー、教員、大学院など。
OB・OG会不定期。
教員紹介1980年一橋大学経済学部卒業後、日本開発銀行(現日本政策投資銀行)入行。
融資セクション、調査研究セクションを経て、2007年より専修大学教授。
担当科目は、日本経済論、労働経済学。米国エール大学修士、一橋大学博士。
主な著書に、『東アジアの開発経済学』(共著)有斐閣、1997年、『市場の力と日本の労働経済-技術進歩、グローバル化と格差』東京大学出版会、2011年(第35回労働関係図書優秀賞)、『日本経済論-史実と経済学で学ぶ』日本評論社、2018年。

櫻井 宏二郎[専修大学研究者情報システム]
ゼミナール紹介_経済学部_櫻井-宏二郎ゼミ01▲ゼミの風景
ゼミナール紹介_経済学部_櫻井-宏二郎ゼミ02▲インターゼミでの発表
ゼミナール紹介_経済学部_櫻井-宏二郎ゼミ03▲ゼミを終えて
ゼミナール紹介_経済学部_櫻井-宏二郎ゼミ04▲ゼミ合宿
ゼミナール紹介_経済学部_櫻井-宏二郎ゼミ05▲ゼミの論文集
ゼミナール紹介_経済学部_櫻井-宏二郎ゼミ06▲都心のツアー
[2023年9月更新]