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日米の企業経営と人的資源管理の研究[担当:田中 和雄]

ゼミナール名称日米の企業経営と人的資源管理の研究
研究テーマ企業における経営・管理・労働をめぐる諸問題の研究
ゼミナール所属商学部マーケティング学科
学習内容企業において働く人(管理者、従業員あるいは労働者)に対する管理は、従来、人事管理あるいは労務管理と呼ばれてきた。近年、アメリカではそれをHuman Resource Management(ヒューマン・リソース・マネジメント=人的資源管理)と呼んでいる。もちろん、名称が変わるということは、内容の変化も伴っている。大きく異なることは、従来の管理が働く人を単なる労働力として扱っていたのに対し、働く人が経済的な価値を生み出すのだから、働く人を大切な資源(すなわち人的資源)として扱おうという理念の変化である。もちろんそうした理念がアメリカ社会で完全に実現できているわけではない。働く人は、まだまだ多くの困難な問題を抱えている。

ゼミナールでは、そうした問題(例えば、就職・転職・退職・失業・賃金・福利厚生・職業教育・業績評価・昇進・労働時間・労使関係・労働災害などをめぐる問題)をとくに管理的な側面から学習している。もちろん、こうした問題は日本の企業においても解決しなければならない重要な課題である。最近ではワーク・ライフ・バランスやダイバーシティ・マネジメントなどアメリカ企業で生起した課題が日本企業でも大きく取り上げられ、解決すべき喫緊の課題となっている。

ゼミナールで、こうしたことを学習・研究することは、経済のグローバル化がさらに進展するこれからの社会で活躍しようとする学生にとって非常に意義のあることだと考えている。
ゼミ生の人数2016年度、2017年度は募集していない。
開講日時など月曜日2限および3限
卒業論文・卒業研究卒業論文の執筆を前提に日常のゼミナール教育を行っている。2年次では専門領域の入門書を読むことから始め、各人の関心のある問題について報告することを重ねて卒業研究のテーマ設定の準備をしている。3年次、4年次では各自の設定したテーマに関する報告を頻繁に行い、論文を執筆している。
サブゼミナール卒業論文の報告や合宿・工場見学の企画などのためゼミ生が自主的に行っている。
ゼミナール合宿夏期休暇中に本学セミナーハウスなどを利用して2年次から4年次まで合同で行っている。合宿では、卒業研究の報告や議論が中心となる。合宿の日程に工場見学や企業などの訪問の機会を設けている。
対外活動などインナー大会などに機会があれば参加している。
OB・OGの進路製造業、金融業、専門商社、公務員など多様。
OB・OG会不定期に実施している。
教員紹介田中 和雄[研究者情報データベースへ]
[2017年2月掲載]