教授・佐藤岳詩 

佐藤 岳詩先生
大事なもののはずだけど、よく考えてみるとなんだか分からなくなる「倫理」。
分かったような顔をしないで、じっくりとそもそものレベルまで遡って考えていきます。
佐藤 岳詩
教授



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教員データ

氏名・職位   佐藤岳詩(SATO TAKESHI) 教授
文学部開講科目  倫理学概論1
 倫理学概論2
 社会の哲学
 現代形而上学入門
 専修大学入門ゼミナール
 ゼミナール1・2・3 
大学院開講科目  哲学方法論特講
 哲学方法論特講演習
略歴  2010年 北海道大学大学院文学研究科博士課程修了
 2014年 熊本大学大学院社会文化科学研究科准教授
 2020年より 専修大学文学部 准教授
専門分野 現代英米倫理学
研究キーワード メタ倫理 R.M.ヘア 応用倫理 エンハンスメント
所属学会 日本倫理学会/日本哲学会/日本イギリス哲学会/関西哲学会/医学哲学・倫理学会

主要業績

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単行本(単著)

単行本(共著・編著・論文集・事典など)

翻訳

論文(雑誌・紀要・研究成果報告書など)

その他(学会発表・講演・座談会・インタビュー・書評・エッセイなど)

ゼミ紹介

 
現代倫理学研究
英米圏におけるメタ倫理学から応用倫理学までを縦断し、具体的な現実の問題と理論的なそもそもの問題を往復しながら、自分自身の問題として私たちの日常生活にかかわる倫理について考えていくことを目指します。今期は特に、正義論と徳倫理学という二つの大きな理論をベースに、現代社会が抱える問題にそれらを応用して、哲学・倫理学の観点から物事を考える態度、それらを演習発表を通じて表現する力を養います。

メッセージ

主にメタ倫理学と応用倫理学を専門にしています。
 メタ倫理学とは、倫理について一歩引いたところから、倫理の背景や前提について考えることです。たとえば、私たちは、「出生前診断をすることは正しい」「動物を食べるべきではない」などと価値判断を下したり、「不倫をする人は悪人なのだろうか」など倫理にかかわる議論をしたりすることがあります。メタ倫理学ではこうした実践から一歩下がって、そもそも「価値判断をするとは何だろう」「正しいとか、悪い、ってどういう意味なの」「倫理って本当に必要なの」など、そもそもの問題を改めて論じます。
 また、応用倫理学では、身体に様々な仕方で介入し、能力を高めるエンハンスメントの問題を中心に、私たちの生老病死にかかわる生命倫理学などの研究をしています。
具体的な現実の問題と理論的なそもそもの問題を往復しながら、倫理の問題を自分自身の問題として、みなさんと一緒に考えていければと思います。


大学院

           
    
       哲学方法論特講       
現代英米系の分析哲学・倫理学についての基本的な文献、および応用的な文献の読解を行う。