4年間の学びとコース紹介

1年次の学修

大学での学修に必要なアカデミックスキルを修得するための転換・導入科目を中心に学びます。
転換・導入科目の「専修大学入門ゼミナール」「データ分析入門」「キャリア入門」「あなたと自然科学」の他、5科目の専門科目が政治学科の必履修科目です。
1年次の学修

1年次で学ぶ主な専門科目

政治学全般についての基礎を学修する「政治学の世界」のほか、「政治理論の基礎」「日本政治の基礎」「国際政治の基礎」「基礎文献講読」を必履修科目として設けています。
2年次から選択する「政治理論・歴史コース」「国際政治・地域コース」「日本政治・政策コース」の各コースに即した科目です。コースの特徴を理解しながら各分野の基礎を身につけられるように構成されているため、学生はコース選択を主体的に行うことができます。

PICK UP授業──基礎文献講読

専門性を深めていく2年次以降の学びに必要な基礎を修得してもらう授業です。
本の読み方、発表用資料の作り方、学問的な文章の書き方といった技術に加え、他者の意見を踏まえて考えた自分自身の意見を、文章と発言によって他者に伝える技法を学びます。事前に読んできた課題図書について学生同士でやり取りする討論こそがこの授業の醍醐味ですが、課題図書を1冊読み終えた後にはレポート課題が課されます。
提出されたレポートは、「てにをは」や一語一語の言葉選びにまで及ぶ添削に加え、文章の構成、論理展開についてのアドバイスによって真っ赤になった状態で返却、一人ひとりに応じた丁寧な指導を行っています。
基礎文献講読

2年次の学修

「政治理論・歴史コース」「国際政治・地域コース」「日本政治・政策コース」の3つのコースの中から、学生は各自が興味・関心のある分野のコースを1つ選択して学ぶことになります。
3つのコースは、それぞれの専門分野を体系的に学べるよう構成されているため、所属したコースの選択必修科目を中心に履修することで、その分野を掘り下げて学んでいくことが可能です。
もちろん、所属コース以外の科目や、法律学科の科目を履修することもできます。さまざまな分野を横断した学びは、学生の興味や関心をより深め、視野を広げることにもつながります。政治学科では、学生自身の幅広い知識欲に応えるカリキュラムをめざしています。
2年次の学修

PICK UP授業──基礎演習

担当教員がそれぞれ設定したテーマに基づいて授業が行われます。
「民衆にとっての「近代」」「近現代の歴史の中で日本政治を考える」「グローバリゼーションのなかの国家」など多彩なテーマの基礎演習が開講され、学生たちはテーマに基づいてプレゼンテーションやディベート、フィールドワークなどに取り組み、最終的にレポートとしてまとめます。
調査力や情報収集力、発表技法や自身の意見を他者に伝える表現力といった、社会でも通用するスキルを高めるとともに、自身の関心が深いテーマについて考察し、知識を深めていきます。
基礎演習

3・4年次の学修

興味のあるテーマに沿って選択した専門ゼミナール(ゼミ)に所属して学びます。
合宿を行って集中的に研究発表・討論をしたり論集を作成したりして、さらにテーマを突き詰めていきます。ゼミのメンバーはレポートや面接などの選抜で決定され、少人数クラスの適正規模を確保してます。
1〜2年次の基礎文献講読や基礎演習で培った実力が試されます。
3・4年次の学修

ゼミナール合宿と論集

ゼミナール合宿と論集1
ゼミ合宿で研究発表する学生
ゼミナール合宿と論集2
ゼミ合宿時の草むしりボランティア活動

コース紹介

政治理論・歴史コース

コースの特徴
人間社会のあらゆる現象(国家の政治から家族のあり方まで)を、根本にまで遡って理解することをめざします。そのために材料となるのは、人類の歴史と、過去の思想家・哲学者達が残してくれた考察の軌跡です。歴史と理論とを踏まえ、人間や社会を公共的な視点で捉え直し、あるべき社会を構想していきます。
政治理論・歴史コース

卒業生たちの進路

物事を深く掘り下げていくことを追求するコースなので、新聞記者や出版社などのジャーナリストになる先輩たちも多くいます。
国際政治・地域コース

コースの特徴
めまぐるしく変化する国際情勢を理解するために必要な「知識」と、それを分析する「方法」を学びます。日本以外の諸外国・諸地域を研究対象に、個別の歴史的視点や政治形態について考察し、分析を試みます。国際的に展開する企業、さまざまな国際機関など、国際的な舞台で要求される能力を養成します。
国際政治・地域コース

卒業生たちの進路

「国際」に関心を持つ学生が選択するコースなので、国際的に展開する企業やさまざまな国際機関で活躍する先輩たちを輩出しています。
日本政治・政策コース

コースの特徴
総合政策能力を育てるとともに、国内外のさまざまな分野の現場で問題解決を図る人材を育てます。学問的な基盤に立脚し、状況をリアルに分析するとともに、現実の政策提言に貢献し、規範的展望を与えられるような政治学的知見の育成をめざします。それは公共団体のみならず、あらゆる組織で求められる素養です。
日本政治・政策コース

卒業生たちの進路

現状についての具体的な分析や解決策を学び考えるコースなので、国家公務員、地方自治体職員になる先輩たちも少なくありません。