過去の取り組み

問題解決型チャレンジプログラム(旧・課題解決型インターンシップ)
20チームが成果発表

キャリアデザインセンターが主催する本学独自の就業体験プログラム「課題解決型インターンシップ」が、今年度から「問題解決型チャレンジプログラム」としてリニューアルした。
企業や団体から提示された課題の解決策を考え、実行することに重点を置いていた旧プログラムに対して、新プログラムは、問題の把握や原因の分析といった上流部分にも関わる点が大きな特長。そこから解決策の立案・実行までを一気通貫で行うことで、問題の根本的解決を目指す。

今年度は、事業企画やマーケティング、イベントの運営など、多種多様な20のプロジェクトが実施され、学生たちは学部・学年の垣根を超えた仲間と協力しながら奮闘した。約8カ月に及んだ活動の成果発表会が12月、ウェブで公開された。

20240112問題解決型チャレンジプログラム_01 ▲製薬業界の課題解決について考えた
アステラス製薬チーム
アステラス製薬チームは、欧米で承認済みの新薬が日本では使用できない「ドラッグ・ラグ、ドラッグ・ロス」の問題に着目した。問題解消に向けて啓発活動が必要と考え、高校生を対象にした出張授業を企画。メンバーの母校で計4回開き、講義やグループワークを行った。活動を振り返り、「前向きな感想が多く寄せられた。自分たちの思いを高校生たちに届けられた」と手応えを語った。
市の活性化を目的にした市民参加型コミュニティ「オープン川崎」と協働したチームは、ウィキペディアへの執筆・投稿を通じて、埋もれていた地域情報を世界に発信する活動に取り組んだ。生田キャンパスのある川崎市内の施設を選定し、文献・実地調査を実施。多摩区にある長念寺のページを新規作成したほか、日枝神社(中原区)など4件について大幅な加筆を行った。メンバーは、「デジタル化されていない情報やバラバラになっていた情報をまとめることができた」と成果を発表した。
20240112問題解決型チャレンジプログラム_02 ▲活動内容を紹介するオープン川崎チーム
20240112問題解決型チャレンジプログラム_03 ▲ブックフェアを開催した日本出版販売チーム
日本出版販売チームは書店併設型コンビニエンスストア「LAWSONマチの本屋さん」と協働し、向ヶ丘遊園駅近くのローソン向ヶ丘遊園南店で2つのブックフェアを開催した。10月は多摩区主催のまち歩きイベントとコラボし、区にゆかりのある本を集めたフェアを、11月は専修大学放送研究会AREAなど学内の個人・団体による選書の協力を得て、専大生をターゲットにしたフェアを開いた。どちらも売り上げ目標を大きくクリア。メンバーは自信に満ちた表情で、「大手ビジネスパートナーとの協業を通じて、プレゼン力、交渉力、問題解決力が身についた」と話した。

2022年度(令和4年度)成果発表会(当日の様子)

課題解決型インターンシップ
15プロジェクトが成果発表

20221223課題解決型インターンシップ成果発表会_川崎市岡本太郎美術館チーム01 ▲川崎市岡本太郎美術館チーム
2022年度 課題解決型チーム 過去の取り組み2▲川崎市多摩区役所チーム
キャリアデザインセンターが主催する課題解決型インターンシップの成果発表会が12月、ウェブで公開された。

同インターンシップは、地域の企業や団体から提示された課題に学生が主体となって取り組み、解決策を提案する本学独自のプログラム。17回目となる今年度は15のプロジェクトに約100人が参加し、仲間と協力しながらイベントの企画・運営や商品開発などに挑戦した。
読売ジャイアンツ2軍公式戦の集客企画の立案・実施に取り組んだチームは、「野球だけではない楽しみ方をつくる」ため「SDGsの目標:12 つくる責任 つかう責任」に視点を当て、野球、環境、ファミリーの3つの要素を掛け合わせたイベントを企画。9月に読売ジャイアンツ球場で「G球グリーンデー」と銘打ち、折れたバットの破片を再利用するオリジナルハーバリウム製作体験や、体を動かしながら環境について学ぶ「分別!ストラックアウト」などを行った。

メンバーは「自ら課題を抽出し、原因分析を行ったうえで解決策を考える重要性を学んだ。 その結果、イベントを成功させることができた」と活動の手応えを語った。
20221223課題解決型インターンシップ成果発表会イ_イベント内容について説明する「読売ランド」チーム ▲読売巨人軍・よみうりランドチーム
2022年度 課題解決型チーム 過去の取り組み4▲福田商店チーム
福田商店チームは、同社が新たに始めたアロマ事業に協力。「アロマとZ世代をつなぐ」をコンセプトに「アロマは鼻(ノーズ)から0.2秒で脳に届くといわれる 」ことから命名した新ブランド「No.Z(ノーズ)」を立ち上げた。「学生に使ってもらいたい」とアロマペンなど3商品を考案、専大購買会やECサイトでの販売にこぎ着けた。

商品化に向けて、学内で試供品会を開き、ユーザーの声を商品の改善に役立てるなど、精力的に取り組んだ。 活動を振り返り、「新商品の開発を通じて、新たなことに挑戦することの意義を学んだ」と話した。
2021年度(令和3年度)チーム活動(岡本太郎美術館チーム)

課題解決型インターンシップ
「岡本太郎と過ごす2022」を企画


2021KKI oka1abm00037089▲オンラインコンテンツのカレンダー制作を企画した学生
専修大学独自の長期インターンシップである「課題解決型インターンシップ」は、地域の企業や団体などが抱えるさまざまな課題に学生が主体的に取り組み、解決策を提案するものだ。今年度は14のテーマ活動を行なっている。そのうちの一つ、「川崎市岡本太郎美術館チーム」はオンラインコンテンツの企画制作・広報を行なっている。

同館はコロナ禍での情報発信として、SNSやHPでワークショップなどを発信する「どこでもTAROアトリエ」を実施。学生3人はそのうちの企画の一つを担当した。
メンバーは経済学部、文学部、国際コミュニケーション学部の1、2年次生。国内外の美術館の状況を調べたり、アイデアを出し合ったりして、岡本太郎の名言と作品で作るカレンダー制作コンテンツを考案した。

メンバーはインターンシップ参加に当たって、岡本太郎の著作を読み込んだ。その中で繰り出される数々の熱い言葉に感銘を受け、「コロナ禍で人々を勇気づけられたらいいな」と思った。
同館所蔵の作品や、岡本太郎本人のポートレート、そして名言を集め、「岡本太郎と過ごす2022〜TAROカレンダーを作ろう」と題して同館のオンラインコンテンツで公開した。
2021KKI oka2abm00037089▲岡本太郎カレンダーの制作例
2021KKI oka3abm00037089▲学生がデザインしたポスター
「家にいる時間が長くなりストレスも溜まることもあるだろうが、何かを作ることがストレス発散や家族・友人とのコミュニケーションにもつながる。岡本太郎の作品や言葉でオリジナルのカレンダーを作って、生活の一部として寄り添ってもらえればうれしい。力強い言葉と作品にパワーをもらえるはず」とメンバーは話す。

「カレンダーを作ったらSNSで#岡本太郎と過ごす2022のハッシュタグをつけてぜひ公開してほしい」と呼びかける3人。PR用のポスターを学内にも掲示しており、「専大生もどんどん参加して」と語っている。
2020年度(令和2年度)チーム活動(たま音楽祭チーム)

課題解決型インターンシップ
たま音楽祭にて初の試み

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キャリアデザインセンターが主催する課題解決型インターンシップに参加する学生10人が、2月6日、7日に開催された第10回たま音楽祭の企画・運営に携わった。
新型コロナウイルスの影響で無観客開催、オンラインでの生配信となったが、視聴方法の動画作成やリクエスト企画など、これまでにない楽しみ方を提供した。

「離れていても音楽は必ずとどく」をテーマに開催された今回のたま音楽祭。インターンシップ生は、視聴者がどこからでも快適に、楽しく視聴するためにYou Tubeライブ、Zoom配信を企画・運営。オンライン視聴の操作に不慣れな人でも分かりやすい解説動画を作り、ホームページで公開した。
また、参加アーティストに演奏して欲しい曲を視聴者が投票できるリクエスト企画を初めて行い、好評を得た。
音楽祭当日の6日、参加アーティストの演奏の合間に司会者に呼ばれ、3人のインターンシップ生がステージに上がった。
リクエスト企画を考えた星野僚介さん(法学部2年)は「今回はたま音楽祭が10周年の節目なので、新しい企画としてリクエスト企画を考案した。せっかくの機会なので、多くの人にたま音楽祭を知ってほしいという思いがあった。出演者の方々の協力がなければこの企画を実現することはできなかったので、出演者の方々に感謝している」と、今回の企画にかけた思いを語った。
動画作成に尽力した小野寺菜菜さん(文学部1年)は「視聴方法の動画作成についてメンバーとの打合せはすべてオンラインで行ったため、イメージ共有に苦労した。マスコットキャラクターのミュートンを登場させて柔らかい雰囲気のものに仕上がった」と話した。
abm00029521▲左から星野さん、小野寺さん、江川さん
abm00029520▲オンラインでの視聴方法をまとめた資料
たま音楽祭への参加が小学生以来と話す江川靜衣さん(商学部3年)は「初めての試みもあり不安な点が多かったが、出演者や実行委員の方々が親身に対応してくれ、素敵なものになった」と、感謝の気持ちを述べた。

同インターンシップは行政や企業などから提示された課題に、学部・学年の垣根を超えたチームで挑む本学独自の取り組み。15回目となる今年度は、8プロジェクトに約60人が参加した。

課題解決型インターンシップは2021年度も開講。募集説明会は4月13日(火)にオンライン(Google Meet)にて開催予定。
2020年度(令和2年度)成果発表会(当日の様子)

~地域の企業や団体、商店街が抱える課題を学生が解決~
課題解決型インターンシップ成果発表会(オンライン)

2020年度 課題解決型インターンシップ 成果発表会1▲公開中の動画を上映した同友会チームキャリアデザインセンターが主催する課題解決型インターンシップの成果発表会が12月19日、オンラインで行われた。
同インターンシップは、行政や企業などから提示された課題に、学部・学年の垣根を超えたチームで挑む本学独自の取り組みだ。15回目となる今年度は、8プロジェクトに約60人が参加した。コロナ禍により、9月から約4カ月間、オンラインでの活動となったが、学生たちは仲間と協力しながら、イベントの企画・運営、新規事業の提案、商品開発などに携わった。

神奈川県中小企業家同友会からの課題に取り組んだチームは「中小企業の魅力発信」を目的に活動した。協力企業27社のインタビュー動画をYoutube「かながわJobWay」で公開。同時にTwitterでの広報活動にも取り組み、「視聴者が興味を持つように、SNSの特性を活かして、短いハイライト的な動画を載せるなどの工夫を凝らした。活動を通して自分たちも中小企業について理解を深めることができた」と振り返った。



2020年度 課題解決型インターンシップ 成果発表会2マスクケースの販売に協力したのはICELaboチーム(㈱松本製作所、㈲シブヤ、ヘッドライナー㈱の3社合同体)。扱ったのは㈱松本製作所が開発したマスククリップとケース。クリップは芳香チップが入っており、マスクに好きな香りをつけることができる。
メンバーは、販売価格に関するアンケートと価格の提案、インスタグラムを利用した認知度向上に取り組んだ。12月中の販売目標500個に対し、約250個を達成した。「チーム活動では、個々の積極性が重要だと分かった」と語った。



2019年度(令和元年度)成果発表会(当日の様子)

~地域の企業や団体、商店街が抱える課題を学生が解決~
課題解決型インターンシップ成果発表会

【キャリア】課題解決型インターンシップ 成果発表会2019-1▲受け入れ先団体関係者や学生を前に活動概要をスピーチ
専修大学独自の長期インターンシップである「課題解決型インターンシップ」は、地域の企業やNPO法人などと連携し、その団体が抱えるさまざまな課題に学生が挑戦。主体的に取り組むことで課題解決力やコミュニケーション能力を培う。

14回目となる本年度は17プロジェクトに約100人が参加した。イベント実施や宣伝・マーケティングなどに携わり、地域社会の方々に支えられながら、仲間同士協力しあい課題を克服していった。

11月30日、生田キャンパスで成果発表会があり、各チームがポスターセッションを行った。
それぞれのプロジェクトの概要、取り組んだ課題やその成果、反省点などをまとめ、来場者に説明した。参加学生は「自分の思いを押し付けるのではなく、周囲の声を取り入れることが大事」「長期的な視点で計画的に考えるようになった」と成果を語っていた。
【キャリア】課題解決型インターンシップ 成果発表会2019-2
【キャリア】課題解決型インターンシップ 成果発表会2019-3
【キャリア】課題解決型インターンシップ 成果発表会2019-4▲小林守インターンシップオフィス長から修了証が贈られた
2019年度(令和元年度)チーム活動(株式会社エヌアセットチーム)

初めての一人暮らしを支援する冊子 作成

【キャリア】課題解決型インターンシップ エヌアセット(2019-1)▲ 左から佐藤さん、半沢さん、矢ケ崎さん、高杉さん
課題解決型インターンシップの参加学生が、初めて一人暮らしをする学生や新社会人の不安を解消する冊子「M-Style」を株式会社エヌアセットと協力して作成した。

エヌアセットでは2014年度より課題解決型インターンシップの受け入れを開始し、2019年度は「地域密着型不動産会社の新ツール開発」が課題。4人の学生が中心となり、同級生や友人を対象にアンケートを実施し、1番投票が多く一人暮らしにニーズがあった「生活費の参考資料」を冊子のテーマとした。作成にあたっては、エヌアセットの協力のもと、インタビューなどを行った。
「M-Style」では、「食費」「水道代」「ガス代」「電気代」の1カ月にかかる費用の概算を紹介。少しでも不安を解消できるように、食材の保存方法や節水方法なども記載されている。
高杉洋輝さん(経営1)は「チームで何度も話し合いを重ね、施行錯誤を繰り返すことで、冊子を完成させることができた。ただ、学生だけでは完成できず、エヌアセットの社員の方々の協力が大きかった。今回学んだ知識やスキルを今後の学生生活や将来に生かしていきたい」と振り返る。
半沢奈津葉さん(文3)は「学生生活では社会人と関わる機会が少なかったため、当初はビジネスマナーや社会人とのコミュニケーションが大変だった。そのほかにもさまざまな苦労はあったが、これまでの努力が形になり、会社や社会にとって少しでも役に立つツールを作り出すことができて嬉しい」と語る。
【キャリア】課題解決型インターンシップ エヌアセット(2019-2)▲デザイナーとの打ち合わせ
【キャリア】課題解決型インターンシップ エヌアセット(2019-3)▲冊子を紹介する参加学生とエヌアセットご担当者様(右)
課題解決型インターンシップは、地域の企業や商店街などが抱えるさまざまな課題について、学生が学部学年の枠を超えたチームを組み、解決策を提案する専修大学独自の長期インターンシップ。専修大学キャリアデザインセンターが主催。

「M-Style」はエヌアセットの各店舗で無料配付される。
2019年度(令和元年度)チーム活動(川崎市岡本太郎美術館チーム)
川崎市岡本太郎美術館でワークショップ開催

【キャリア】課題解決型インターンシップ 岡本太郎美術館(2019-1)▲ワークショップの説明をする池田さん(左)と釜さん(右)
子ども向けワークショップ「顔は宇宙だ!キャンバスだ!」が11月17日、川崎市岡本太郎美術館で開催された。課題解決型インターンシップに取り組む学生3人が、子どもたちに岡本太郎の芸術にふれてもらおうと美術館側と話し合いを重ね、企画から準備、運営を行った。
当日は、幼稚園児や小学生と保護者ら合計26人が参加。学生がガイドを務める岡本太郎美術館の常設展を巡るツアーで作品の理解を深めたうえで、画用紙に思い思いに岡本太郎の顔を描き、太郎作品の模型と組み合わせて作品を制作した。午前と午後の各2回実施した。
チームのリーダーを務めた池田舞香さん(文1)は「美術館で主催している過去のイベントを参考に、子どもでも楽しめるような分かりやすいワークショップをチームで考案した」と話す。イベント中も子どもたちに積極的に話しかけ、親子連れの笑顔に達成感を得た様子だ。「ただ、イベントを開催するまでの道は平坦ではなかった。イベントを開催するためには、チームの人数が少ない中で、ポスター制作やチラシ配布、インターネット上の予約ページ作成など、さまざまな活動に取り組んだ。初めてのことが多かったが、美術館の職員の方々に支えられながら、一人一人が責任を持って仕事に取り組んだことで開催することができた。お互いの得意分野を生かし、苦手な分野を補い合うことで、少ない人数でもチーム活動を円滑に進められた」と振り返った。
【キャリア】課題解決型インターンシップ 岡本太郎美術館(2019-2)▲河北大輔さん(経済1)
【キャリア】課題解決型インターンシップ 岡本太郎美術館(2019-3)▲岡本太郎の作品を紹介する釜さん
釜しおりさん(経営1)は「半年間の活動を通して、社会人に対して積極的に意見を発言できるようになった。また、長期間にわたる活動を投げ出さず、最後まで責任を持ってやり遂げたことで、チームでの活動に自信を持てるようになった。3年次から始まるゼミナールやサークル活動などに生かしていきたい」と語る。
2019年度(令和元年度)チーム活動(MIRADORチーム)

2019年度(令和元年度)チーム活動(MIRADORチーム) ペルー移住120周年記念事業をPR
MIRADORプロジェクト

課題解決型インターンシップ MIRADOR(2019-1)課題解決型インターンシップのMIRADOR(ミラドール)プロジェクトは今年度「ペルー移住120周年記念事業の企画」に取り組んでいる。8月11日には都内で開催された関連イベントに参加し、プロジェクトリーダーの小川ほのかさん(文2)と片岡耕大さん(文2)が、食と文化をテーマに実施する120周年企画のPRを行った。
課題解決型インターンシップ MIRADOR(2019-2)▲記念事業について説明する小川さん(右)
と片岡さん同プロジェクトはこれまで、ペルーにある世界遺産・ナスカの地上絵の保護を進める㈱ミラドールを経営する田島陽志さん(平16経済)の下で活動してきた。成果の一つとして新観測塔「ミラドール」が昨年末に完成した。
今年は1899年に初めて日本人移民がペルーに渡ってちょうど120年になる。田島さんはペルー移住120周年記念事業実行委員会の実行委員長を務めており、課題解決型インターンシップの学生5人はさまざまな企画に携わっている。
その中の一つが「GPSアート」。ウオーキングやランニング用のGPSアプリのルート記録機能を利用して走行経路を地図上に描く。記念事業ではペルーに関連する地上絵のGPSアートを一般から募集する。課題解決型インターンシップのメンバーも実際に歩いて試作した。今後はウェブサイトの制作やPR活動を行う予定。小川さんは「多くの方に楽しく参加してもらえる企画にしたい」と話した。
課題解決型インターンシップ MIRADOR(2019-3)▲「GPSアート制作を通じてペルーに興味を持ってもらいたい」と語る片岡さん
課題解決型インターンシップ MIRADOR(2019-4)▲ペルー移住120周年記念事業実行委員会委員長を務める田島さん
2018年度(平成30年度)チーム活動(MIRADORチーム)

課題解決型インターンシップ「MIRADOR」
チームナスカ地上絵の保護に協力

課題解決型インターンシップ MIRADOR-1▲贈呈式に参加した関係者

ペルーの世界遺産「ナスカの地上絵」の保護を目的とした本学の課題解決型インターシップ「MIRADOR(ミラドール)プロジェクト」に参加した学生5人が3月20日、在日ペルー大使館で行われた観測塔「ミラドール」の贈呈式に出席した。8年にわたり、多くの専大生がつないできたプロジェクトの成果であり、出席した学生は文化財保護への思いを新たにした。
課題解決型インターンシップ MIRADOR-2▲ペルー大使に観測塔のパネルを手渡す瀬戸夏帆さん(文4)と福田さん(右から)
プロジェクトの中心は田島陽志さん(平16経済)。在学中、ナスカの地上絵を訪れた田島さんは、環境変化で数年後には消失してしまうかもしれないという現地の声を聞き、保護活動を決意した。2011年、当時本学キャリアデザインセンター長を務めていた池本正純名誉教授と有志の学生によりプロジェクトがスタート。翌年には田島さんが株式会社MIRADORを設立した。地上絵を展望できる観測塔は現地にあるが老朽化しており、ペルー文化省、現地の日系人団体、そしてMIRADORが出資して新たな観測塔を作ることで合意。専大生らと田島さんはこれまで、地上絵をモチーフにした製品開発や広報活動を行い、資金を募ってきた。18年度は8人の学生が参加し、建設資金の一部に充てるためクラウドファンディングの準備を進めると同時に、日本とペルーの政府機関などとの協議に携わった。
観測塔は地上18メートルから地上絵を展望できる。昨年6月から建設が開始され年末に完成した。田島さんは「専大生と一緒にプロジェクトを続けているが、前向きに取り組む姿が印象的だ」と話す。
贈呈式にはハロルド・フォルサイト駐日ペルー大使ら約20人が参加。福田杏子さん(文3)が活動について説明し、「専大生がこれまで行ってきたさまざまな活動の一つの成果として観測塔が完成し、とてもうれしい」と話した。宝井ちなみさん(文2)は「遠い国だったペルーが、身近に感じられるようになった。国を超え文化を守ることの大切さを実感できた」と振り返る。

19年度の課題解決型インターンシップでは、日本人のペルー移住120周年を記念したイベントの企画運営を行う予定だ。田島さんは「ペルー大使館や民間団体の会議などでいろいろな人たちと関わり、社会性を身につけてほしい」と話している。
課題解決型インターンシップ MIRADOR-3▲現地に完成したナスカ地上絵観測塔「ミラドール」
2018年度(平成30年度)成果発表会(当日の様子)

~地域の企業や団体、商店街が抱える課題を学生が解決~
課題解決型インターンシップ成果発表会

課題解決型インターンシップ 成果発表会-3▲受け入れ先団体関係者や学生を前に活動概要をスピーチした
地域の企業やNPO法人などと連携し、その団体が抱えるさまざまな課題に学生が挑戦する課題解決型インターンシップ。専修大学独自の長期インターンシップとして長年取り組んでいる。本年度は19プロジェクトに116人が参加した。イベント実施、宣伝・マーケティングなどに携わり、春から8カ月にわたって、地域社会の方々に支えられながら、仲間同士協力しあい課題を克服していった。

12月8日、生田キャンパスで成果発表会があり、各チームがポスターセッションを行った。
それぞれのプロジェクトの概要、取り組んだ課題やその成果、反省点などをまとめ、来場者に説明した。武蔵小杉カレーフェスティバルの企画運営に携わった経営学部2年次の男性は「人をまとめる大変さはあったが、多くの方と接して社会を知ることができた」と充実した表情で語った。
課題解決型インターンシップ 成果発表会-1▲「地元ゆかりの作家&地域に関連する出版物の広報活動」 駅前の書店で、絵本作家かこさとしさんの企画展や出版物に関する4つのイベントを実施
課題解決型インターンシップ 成果発表会-2▲「民家園通り商店会の更なる活性化を目指して!」 商店会のインバウンド対策で外国人向けのイベントを行った
2018年度(平成30年度)成果発表会(ご案内)

~地域の企業や団体、商店街が抱える課題を学生が解決~
課題解決型インターンシップ成果発表会

課題解決型インターンシップ 成果発表会(H28)
平成30年度は19プロジェクト、約110人が参加し、今年5月に活動スタート。半年以上に及ぶ長期インターンシップで、時に壁にぶつかりながらも、地域の人々や多くの社会人に支えられながら、仲間とともに目標に向かってチャレンジし続けてきました。一般の方にも公開しておりますので、学生たちの発表をぜひお聞きください。無料にてご観覧いただけます。
日 時: 平成30年12月8日(土)<終了しました。ご来場いただき、ありがとうございました。>    
◆第1部 成果発表概要スピーチ 12:50~13:30
        全19チームの代表学生が活動概要について1分間スピーチを行います。
    ◆第2部 成果発表ポスターセッション 13:30~15:00(入退場自由)
        プログラムに参加した学生が各ブースに分かれて、ポスターにまとめた
        活動の成果を来場者の方々と直接対話しながら発表します。

場 所: 専修大学生田キャンパス 川崎市多摩区東三田2-1-1
    ◆第1部 生田校舎2号館1階 LEARNING STUDIO211
    ◆第2部 生田校舎2号館2階ゼミ室

※成果発表会の様子※
<観覧のお申し込みについて>

お手数ですが観覧希望の方はお名前と人数をメール(宛先:career(a)acc.senshu-u.ac.jp)にてお知らせください。
イベント実施の5日前までを目途にお願いいたします。教室収容定員の都合上、人数を把握いたします。
※迷惑メール防止のため、@を(a)と表記しています。送信の際はお手数ですが(a)を@にしてお送りください。
2017年度(平成29年度)成果発表会(ご案内)

~地域の企業や団体、商店街が抱える課題を学生が解決~
課題解決型インターンシップ成果発表会

課題解決型インターンシップ 成果発表会
平成29年度は23プロジェクト、約160人が参加し、今年5月に活動スタート。半年以上に及ぶ長期インターンシップで、時に壁にぶつかりながらも、地域の人々や多くの社会人に支えられながら、仲間とともに目標に向かってチャレンジし続けてきました。一般の方にも公開しておりますので、学生たちの発表をぜひお聞きください。無料にてご観覧いただけます。
※終了いたしました。ご観覧いただき、ありがとうございました。
日 時: 平成29年12月2日(土)
    ◆第1部 成果発表概要スピーチ 12:50~13:30
        全23チームの代表学生が活動概要について1分間スピーチを行います。
    ◆第2部 成果発表ポスターセッション 13:30~15:00(入退場自由)
        プログラムに参加した学生が各ブースに分かれて、ポスターにまとめた
        活動の成果を来場者の方々と直接対話しながら発表します。

場 所: 専修大学生田キャンパス 川崎市多摩区東三田2-1-1
    ◆第1部 生田校舎2号館地下1階 LEARNING THEATER201
    ◆第2部 生田校舎2号館2階ゼミ室

<観覧のお申し込みについて>
お手数ですが観覧希望の方はお名前と人数をメール(宛先:career(a)acc.senshu-u.ac.jp)にてお知らせください。
イベント実施の5日前までを目途にお願いいたします。教室収容定員の都合上、人数を把握いたします。
※迷惑メール防止のため、@を(a)と表記しています。送信の際はお手数ですが(a)を@にしてお送りください。
専修大学 キャリアデザインセンター インターンシップオフィス
〒214-8580 神奈川県川崎市多摩区東三田2-1-1
電話:044-911-1269
E-mail:career-p(a) acc.senshu-u.ac.jp
※迷惑メール対策のため、@を(a)と表記しています。送信の際はお手数ですが(a)を@にしてお送りください。
日本出版販売チームは書店併設型コンビニエンスストア「LAWSONマチの本屋さん」と協働し、向ヶ丘遊園駅近くのローソン向ヶ丘遊園南店で2つのブックフェアを開催した。10月は多摩区主催のまち歩きイベントとコラボし、区にゆかりのある本を集めたフェアを、11月は専修大学放送研究会AREAなど学内の個人・団体による選書の協力を得て、専大生をターゲットにしたフェアを開いた。どちらも売り上げ目標を大きくクリア。メンバーは自信に満ちた表情で、「大手ビジネスパートナーとの協業を通じて、プレゼン力、交渉力、問題解決力が身についた」と話した。