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創立130年記念海外セミナーH 商学部マーケティング学科3年 大和久麻貴

 私が今回のツアーの渡航を決めたのは、昨年の夏頃のことだった。私は昨年の「ベトナムへ行こう」に続いて学生部のセミナーへ参加を決めた。その頃はまだ半年以上先のことだったので、なかなか実感がわかなかった。きっかけもとにかく簡単なもので、ニューヨークという、おそらく世界で1番有名な都市に一度行ってみたかったというのが一番大きな衝動だった。そして、もちろんかの有名なハーバードやイェール大学の視察という研修もなかなか面白そうだと感じた。ハーバード、イェール、コロンビア、ラトガース。この堂々たる大学が専修大学の創立者が勉強したのだと考えると改めて大変勇気のあることだったのではないかと感じる。

 

 昨年の企画では、ベトナム語講座などがあり渡航前に一緒に行くメンバーと色々と話をしたりしたものの、今回は周りのメンバーとほとんど話をしなかった。おかげで渡航の日まで連絡先やほとんどの名前すら知らない状態で渡航することになった。友達にそのことを話すと「大丈夫?」とか心配されたりもしたが、海外渡航でまったく話さないことは無いだろうと思い、何とかなるだろうと思っていた。実際、渡航の時になり行きの飛行機では誰だか分からなかったような人も3,4日目ぐらいからはお互いいろいろ話すようになり、一緒に出かけたりもした。

 

 大学では1番最初に行ったのは、コロンビア大学だった。ここは相馬永胤先生が行った大学ある。冬なのに薄着なガイドさんに連れられ、一同大学を巡る。他3つの大学はこれ以上に大きかったが、この大学もキャンパスはかなり広大で造りもとても古代ギリシャのような建築でかっこよかった。しかし、学費はというと年間約400ドルするらしく日本では到底考えられないものだった。後で調べると、この狭いニューヨークではコロンビア大学を除いて、大学といえばオフィスビルと区別が付かないものが多いらしいのを知った。確かにこの狭いニューヨークシティでこれだけの土地面積を持ってすれば高いはずである。

 

 そして、この日の夜はブロードウェイミュージカル「マンマミーア!」を鑑賞した。念願のブロードウェイを見に行ったものの、時差ボケと英語が理解できないということがあり、途中かなりの睡魔に襲われてしまった。しかし、最後のほうになると盛り上がってきて、ラストには一緒に踊りだす人も出てきて、劇場の雰囲気を楽しむことができた。
 翌日はラトガース大学へ見学に行った。このキャンパスもかなりの広さで移動には車が必要なほど広かった。こちらでは日本語が堪能な学生さんたちと交流した。1人は日本人で、1人はハーフ、他の学生も声だけ聞けば日本人と勘違いしそうなほど日本語が上手だった。英語を何年も勉強しているのに上手く喋れない日本人と比べてしまうとつくづく不思議である。

 

 翌日はイェール大学のあるニューヘブンへ向かった。ここは街全体が大学そのものという感じでまさに、街とイェールが一体化していた。本当に日本では考えられないような広大さであり、イェールの古きよき伝統を残している街である。ここは元男子校で中級以上の学生しかとらない保守的な大学であったそうだ。キャンパスの外観からもその雰囲気は十分漂わせている気がした。こちらは現地の学生のキャンパスツアーに一緒についていくという形をとった。50名弱はいるだろう聴衆を前に堂々と喋る姿はまるで演説をしているようだった。私も専修大学で学生スタッフという団体に入っており、同じようなことを高校生に向けてやっているので少しでも見習わなくてはと感じてしまった。通訳の方の話では、一部の学生だけではなく、全ての学生がこのようなことができるのだそうでアメリカとの文化の違いをここでも感じた気がした。ここで一番印象に残ったのは図書館である。歴史の残るかなり古い本からデジタル保存されたもの、最新の本までありとあらゆる本が並ぶ。毎年35万冊もの本を購入するという。また、図書館内には1人部屋も用意されており整った学習環境もきちんと用意されていた。確かに授業料や施設費はかなりのものかもしれないが、それに値するだろう学習環境が確かに整っていると思わせられる大学だった。

 

 そして、最後に行ったのがおそらく日本でも知らない人は数少ないであろうハーバード大学だ。この大学は目賀田種太郎先生が学んだ大学である。卒業生はオバマさんをはじめとした歴代大統領が名を連ねる。ハーバードの学生はほとんどがキャンパス内のドミトリーに住んでいるそうだ。ハーバードを卒業した学生のうちノンネイティブでは日本が一番多いという。しかしながら、ちょうど私たちが渡航中の読売新聞の記事を後で見てみると「ハーバード大学日本人学生存在感薄い」と大きく載っていた。それもそのはずで、現在中国人463人、韓国314人に比べ日本人は5人に過ぎないという。あまりにもタイムリーな記事でありながら、少し残念な記事だったのでビックリした。これは日本人の意欲の問題もさることながら、教育問題が大きな壁ではないのかと思う。日本人がアメリカに長期留学することがさほど珍しくない世の中になって欲しいと思った。

 

 最後に行った自由時間ではボストン美術館へ行った。この美術館は世界各国の歴史的絵画、彫刻、工芸などが展示されている。日本ものも数多くあった。友人4人とともに現地へ行って、分かれて見て周っていたのだが2階に行ったところで監視員に時間を聞かれ答えたところ、色々案内してあげると言われ一緒に回った。しかし、途中から名前や自分の個人情報をいろいろと聞かれ、挙句には夕食まで誘われてしまった。胸にバッジがあったので確かに監視員のはずなのに、こんなことがあるのだろうかと不思議でならなかった。結局最後まで、彼から連絡が来ることは無かったが、最後の最後に少しヒヤッとした体験をした。

 

 

 

 



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