文理融合学部の「理」に重点を置いたコース
ネットワーク情報学部は,2001年の開設以来,文理融合学部として,文系理系を問わず入学生を受け入れ,それぞれの特徴を活かした教育を行ってきました。「社会や人間の様々なニーズをとらえ,いかに 情報技術を活用しながら,そのニーズを満たす問題解決方法を見つけていくのか」というのが,この学部の基本的なテーマとなってます。在学生たちは,自分たちの得意な分野をベースとしながら,様々な分野を得意とする他の学生たちとチームを組み,このテーマにチャレンジし,成果をあげてきました。
これまでの3つのコースの中で,最も技術指向の強いネットワークシステムコースは,「技術を理解し,それを問題解決のために活用する」という学生を育ててきました。2006年にスタートした情報技術創造コースでは,「新しい技術を開発しながら問題解決をする」という,ネットワークシステムコースよりさらに技術開発色の要素をもった学生を育てていきます。
現代の技術者は,高度な技術への関心はもちろんのことですが,さらに,「社会への広い関心」,「コミュニケーション能力」,「デザイン能力」といった能力が不可欠です。ネットワーク情報学部は,技術+αを身につけるのに適切な学習環境を提供しています。
情報技術創造(ITC)コースとは
情報技術創造コースは,理工系情報学科卒業者と同等以上の専門能力を身につけ,卒業後に,情報系の大学院に進学したり,情報技術の専門家を目指す学生のために用意されています。本学部では,ネットワークシステムコースも情報技術を指向する学生のために用意されていますが,本コースではそれを基礎として,さらに数理的能力の基礎を身につけるための数学科目,国際的なコミュニケーション技術を身につけるための英語科目,情報システムの設計能力を身につける科目,新たな情報技術を創造していくための卒業制作が必修科目として指定されています。このように必修科目を多く用意しているのは,大学側が定めた学習・教育目標すべてを卒業時までに確実に身につけられるようにするためです。それに対し,ネットワークシステムコースは必修科目を,基本情報技術者レベルの基本的なものに絞っており,学生自らの指向により,自ら発展的な学習目標を決めることができます。
学習教育目標
このコースで設定している学習・教育目標は,以下の5つの能力を身につけることにあります。
- 問題を解決するための能力。諸科学を科用して問題を認識する能力,個別の問題を分析し解決するための技法を理解しそれらの技法を用いて問題解決プロセスを遂行する能力などが含まれる。
- 問題を解決するために,情報システムを構築したり活用する能力。
- コンピュータサイエンス能力。情報システムを構築するために,コンピュータやネットワーク技術を適切に利用したり改善したりする能力。
- 数理的能力をはじめとする自然科学の能力。問題解決能力やコンピュータサイエンス能力の基礎となる能力。
- コミュニケーション能力。自ら考えた問題解決案を他人に説明したり,他人が持っている問題を理解する能力。
演習科目の内容
ネットワークシステムコースの演習と同様にプログラミング基礎,アルゴリズムとデータ構造(基礎・発展),オブジェクト指向,データベース,ユーザインタフェースといった演習を行います。さらに,ネットワークプログラミングや組み込みシステム開発などへ発展させた内容のものを用意する予定です。産学連携型の演習を導入する予定です。
コース選択について
「情報技術創造コース」に行くためには,1年次の数的推理演習とプログラミング演習の特別クラスに入らなければなりません。入学後のガイダンス期間に,(入試方式にかかわらず)希望者を募ります。
これまでの実績について
以下には,ネットワークシステムコースの学生の実績の中で,今後,情報技術創造コースでも同様な成果が期待できそうなものをピックアップします。
- 大学院への進学実績(2004, 2005年度)
- レゴロボット走行コンテストETロボコンチャンピオンシップ大会で7位(2005年度)
- 国際大学対抗プログラミングコンテスト アジア地区予選台北大会で7位入賞(2005年度)
- 飛行船ロボットコンテストで2年連続モデリング部門最優秀賞(2005年度)
- 国際大学対抗プログラミングコンテストで2年連続国内予選を通過し,アジア地区予選 東京大会に進出(2005年度)
- 学生の研究成果を学会発表(2004年度)
- 飛行船ロボットコンテストでモデリング部門最優秀賞(2004年度)
学部パンフレット紹介記事(PDFファイル) - 国際大学対抗プログラミングコンテストで国内予選を通過し,アジア地区予選 愛媛大会に進出(2004年度)
講義科目(2006年入学生より)
全コース共通必修科目(32単位)
| 1年次 | 3年次 |
|---|---|
| 数的推理 | ネットワーク情報概論2 |
| 数的推理演習 | プロジェクト |
| アルゴリズム的思考法 | |
| プログラミング入門 | |
| コンピュータ概論 | |
| 情報システム概論 | |
| 情報処理概論 | |
| 情報戦略概論 | |
| ネットワーク情報概論1 | |
| 情報リテラシー演習1 | |
| 情報リテラシー演習2 | |
| プログラミング演習 | |
| 情報コンテンツ概論 |
コース必修科目(48単位)
| 2年次(30単位) | 3年次(18単位) | 4年次(6単位) | 情報技術創造基礎演習 情報技術創造総合演習 ユーザインタフェース データベース UNIXオペレーティングシステム アルゴリズムとデータ構造1 情報システム開発概論 オブジェクト指向技術 コンピュータシステム アルゴリズムとデータ構造2 基礎解析 線形代数 データ解析1 |
ネットワーク情報概論2 プロジェクト インターネット情報システム 計算理論 情報理論 情報と法 ネットワークイングリッシュ 情報システムモデリング演習 |
卒業制作 情報技術英語 |
|---|
専門科目(選択必修:12単位が必要)
| 2〜4年次配当 | 3〜4年次配当 |
|---|---|
| モデリングの基礎 企業情報システム データ解析2 ネットワークプロトコル 情報数学 シミュレーション テキスト処理 パソコンアーキテクチャ 応用確率統計 マーケティング ネットワークコミュニケーション 会計システム1 会計システム2 |
複雑システム マルチメディア情報処理 情報システム管理 情報システム監査 分散情報システム 知識情報処理 コンピュータ史 情報幾何学 幾何学概論 外国書講読 ネットワークとマーケティング 情報産業 データマイニング 流通と情報システム |
